バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

皮むき間伐ツアー報告「1日目~きらめ樹体験~」

2010-04-19 14:47:37 | 遊び/旅行/キャンプ/ツアー
………転載大歓迎………

さて、集合場所は東京駅、朝6:50でした。
この日の東京は、4月の半ばというのに、なんとみぞれが降ってました。

さて、バスに乗り込み

わくわくの2日間のスタートでございます。

バスのお隣に座った方とお話すると、な、なんと、私がおもちゃを仕入れしている「おもちゃ箱」が経営しているシュタイナー幼稚園のN先生でした。
初っぱなからすごい出会い

さて、バス移動の3時間で、自己紹介や、今回のツアーに関するレクチャー。
優さん、相根さん、栗駒木材の白鳥さん、アミタの熊野さんなどなどのお話。
今まで、優さんのブログや講演会や、ネット上でしか知らなかった噂の方々が、目の前に(私、バスの席が前から2列目でしたので、ホント、触れる距離。笑)。
そう、全国からすンごい人たちが集まって来るツアーだったのであります。

ですが、私が気がかりなのは、足がつらないかどうか
こんな時に、泣きそう。

東京出る時はあんなに悪天候だったのに、山梨に近づくにつれ晴天に


途中寄ったパーキングで、富士山!
きれーい


さぁ、各地から来た参加者たちと合流です。


相根さん、着てる服が全部お洒落だった。



「きらめ樹」というのは、間伐することによって、森が蘇ってくる(森に光が入り、下草が生え、植林しなくても光が入ると木の実から芽が出て来る、動物たちが戻ってくる)ことから「間伐する=きらめ樹する」という意味だそうです。

この日のために看板までできてた。


今回は、「天然住宅」と「てんつくマン」のコラボ。総勢200人(?)規模の参加だったらしい。
そんな大人数を迎え入れてくれたボランティアスタッフさんが、私たちご一行を大歓迎してくれていることが伝わって来て、ここに居た人たち全員が嬉しくて楽しくてキラキラしてたー。
お昼には、手づくり味噌を使ったお味噌汁と、おにぎりを用意していてくれたよ。

この方が、「NPO法人 森の蘇り」の大西さん。
森を愛しているとっても素敵な方でした。熱い想いがこころに響いて来た。
大西さんの活動が天然住宅やてんつくマンたちと繋がることによって全国的に広がっていくことが、きっと大西さんはとっても嬉しいんだろうな、って思いました。
(私も嬉しい)

熱い男、大西義治。エエ男や。

ここで、「皮むき間伐」の説明をしまーす。

今、森が荒れているということをご存知の方は多くないのかもしれない。
日本は80%の木材を輸入していて、国産材の使用はたったの20%。
先進国の中で2番目に森林面積率の高い森林大国なのに…。
昔、スギ、ヒノキが大量に植えられたのに、人工林を手入れしなかったため、放置林となってしまった。
間伐をしないために木がやせ細り、森に光が入らないために下草も生えない。
私にとっての「森」は「暗くて怖い」イメージだもんなぁ。

ではなぜ国産材を使わないのか?
1964年に木材の完全輸入自由化によって安い外材が入るようなり、今や日本のスギは世界一安い「大根並みの価格」になった。
林業は体力仕事な上に危険も伴う。その上、大根並みの価格だったら、息子に跡を継がせようと思う親はいない。

その森の救世主とも言えるしくみが、皮むき間伐だと思う。
普通の木は倒してから乾燥させるまでに、伐採の危険も伴うし、チェンソーで切るにも運び出すにも燃料を使う。運び出した木を乾燥させるためのスペースも必要。
でも、皮むき間伐は、皮を剥くことで木の成長が止まり(木の細胞は周囲だけしか生きていない)立ち枯れし、葉が落ちて行く。
葉が落ちるので山に光が入る。
1~2年経つと水分は30%以下になるから重量も軽くなって、チェンソーを使わなくてものこぎりでも簡単に切れるし、女の人にも運び出せる。
立ったまま乾燥するので、乾燥スペースも要らない。
こんな素晴らしい方法を広めないわけにはいかない。

では、予習したところで、写真と共に手順を追っていきましょう。

さて、山に入る前に、木の神様にお祈りします。



さて、デモンストレーションはこうちゃん。
みなさんに見守られ、めっちゃ緊張してます。


こうして、のこぎりで傷をつけていきます。
白い粉が出て来るくらいの深さに。


あれ?一周したらずれてた。


竹と木を使って皮をめくっていきます。

緊張のあまり、手にガンガン打ち付けてます(笑)。

めくれると見てるこっちまで気持ち良い。

こうちゃん、めっちゃ良いキャラだった。
(もっといじりたかった)

まいどハッピー♪

歓迎のダンスをしてくれたのはもちろん!

てんつくご一行。
しかし、てんつくマンはこの日、肺炎のため(汗)、泣く泣く皮むき間伐には来てませんでした。
てんつくマン、悔しかっただろーな。

さ~て!
皮むき間伐は、6~7人に分かれたグループで行います。

私がいた2班は、
◯「天然住宅http://tennen.org/」代表、相根さん
◯「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」のYさん
◯職業カメラマンで、高尾山でボランティアをしているTさん
ピースバンクいしかわのYさん
イラストレーターのtamiさん
「ファブフォー」の代表、Yさん

濃ゆいメンバーです。

さて、まず、一定の高さで、木の円周を計っていきます。

決まった計算があり(私、担当じゃなかったので説明できない)どの木を「きらめ樹」するのか決めます。

私が担当したのは、
直径21cmの木。


のこぎりで傷をつけて剥いていきます。

めっちゃ気持ちよく、するする~っと剥けます。
こりゃ快感だ

なぜこんなにきれいに剥けるのか。
4月~8月(9月?)頃までの成長期は、水を吸い上げているそうです。
(10月から3月までは休眠期。休んでいる間に年輪ができる)

ひゃっほ~い


私がきらめいちゃってる様子を、相根さんが撮ってくれました。

いえいいえ~い。

今度は、相根さんがきらめいちゃってる様子を激写。



お、優さんもきらめいてます。
この時点で3本目。



お、4本目に挑戦してる。

子どもみたいに楽しそう。

あいみ、がんばれー!

いい調子。


皮むき間伐で大事なことは、上の方まで皮を剥くこと。
なぜか?
昔から、「巻き枯らし」って方法があって、それも同じく木を乾燥させるために行われる手法だったんだけど、一部分の皮しか剥かなかったんだよね。
皮がついているところは虫が入ってしまうから、美しい製品にならない。
美しい製品じゃなきゃきちんと使えない…という理由で、なるべく上の方まで皮を向いていきます。

皮を向いた木をなめてみたら、うっすら甘くて美味しかった。


どうしても気になってたビールくん(てんつくチーム)に声かけてみました。

かぶりもの見ると、心がわさわさする。

がちゃぴんも。


1日目の前半イベント、皮むき間伐はこれにておしまい。
あの快感を味わうと、皮見りゃ剥きたくなります。
この際、かさぶた、日焼け肌でもなんでもいい。

そうそう、私、このツアーで、こむらがえり予備軍の私をずっと気遣ってくれた相根さんの優しさを感じて(さすが「こむらがえり」仲間)めっちゃ嬉しかった。
途中で足の痛みがなくなったので「森林効果!?」って優さんに聞いたら「ただの運動不足だったんじゃない?」って(笑)。

…ですね

この後は、温泉へ♪

続く。

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