バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

緊急!!広めてください!!「平針の里山」

2010-10-28 19:27:09 | 原発/環境/基地/貧困/政治
10/25(月)から工事が始まった「平針の里山」、本日のレポートです。
転送、転載お願いします。
多くの方にこの問題を知って欲しいです。

平針の里山保全協議会
http://www.wa.commufa.jp/~hirabari/

今、自然豊かな里山5ヘクタールが開発されようとしている。
しかし、近隣住民に充分な説明はいまだされておらず、工事に対する不信・不安が募るばかり。

この問題、あまり知られてません。
よって、阻止行動する人もまばらな状態。

10:00前に到着すると、パトカーが止まっていた。


阻止行動してる子がバリケードの中に入ったら、業者が警察を呼んだらしい。

平針の里山は、農家のおじいちゃんが区画整理を断り続け、最後まで守ってきた場所。
里山の中には、田んぼと柿畑、 梅林、ため池4つ、林、竹林などや、名古屋ではもうほとんど見ることができない草花や生き物たちが住んでいる。
「買収、保全」を望む署名が3万人集まっている「平針の里山」問題の経緯はこちら。

以前、ここは多くのお百姓さんの所有する土地だった。
     ↓
しかし、持ち主が亡くなり、遺産相続をする必要が出てくると、
(株)シィールズに土地を売った。
     ↓
2008年5月
(株)シィールズは土地を開発したいと、名古屋市に「開発申請」を出す。
     ↓
2009年4月
河村名古屋市長が就任し、「この里山を残したい」と開発にSTOPをかけた。
     ↓
2009年10月
業者は市長に「25億円」での買収提示。
     ↓
市長は「20億円」が適正価格だと言うことで、「20億円」での買い取りを表明。
     ↓
2009年12月
市長、買い取りを断念し、開発許可を出す。

普通、申請を出して1ヶ月で許可がおりるところ半年もズルズルと長引いたことで、業者は「損失益を保証しろ」と名古屋市を訴えた。
(「毎月500万円利子を払っている」と)

工事の看板。







………………………………

株式会社「シィールズ」…土地の所有権の3分の2
株式会社「菊和」   …土地の所有権の3分の1

開発許可を出したのは「(株)シィールズ」
     ↓
「(株)シィールズ」は「(株)菊和」に工事を発注。
     ↓
「(株)菊和」は「(有)ダイワ」に伐採を依頼。
     ↓
「(有)ダイワ」は「三光林業」に依頼。

これは今日(10/28)分かったこと。
本来は、どの工事をどこの会社がするのか、元の施行会社がどこで、そこがどこに頼んだのかを、すべて分かるように説明してから工事にかかるべきだそう。
でも、この工事、とりきめもルールもなく「説明して欲しい」と言っても
「もうやっちゃった」
「俺の勝手でやる」
「法令の中でやるから」
と逆ギレ。

………………………………

私が到着する前に起こったこと。

女の子が、「三光林業(孫請け会社)」の人と話したとき
「本当はこんなことはしたくない」「工事をやってくれと頼まれた時、断ろうと思って2割増の金額を提示したがそれでもやってくれと言われたからやるしかない」というようなことを言っていたらしい。

しかし、阻止しようとしたら、「(株)菊和」(の人)が
「どけー!!」
と言い、「三光林業」(の人)に
「何やってんだ!入れ!入れ!」と怒鳴った。
「話し合いましょう」と言うと
「おい!クラクションを鳴らせ!」「鳴らし続けろ!!」
と2台の車でクラクションを鳴らし続けた。
(目の前にアパートがあるのに)
それでも体を張っていたら
「車置いて、荷物運べ!!」と「(株)菊和」が指揮し
「三光林業」が、女の子に体当たりして、草刈り機とチェンソーを押し付けてきた。
(傷はできなかったものの、午後になっても体が痛むと言っていた)

その様子は、「(株)菊和」が兵隊の指揮官で、「三光林業」は兵隊のようだったそうだ。
「(株)菊和」が権力を握っており、「三光林業」は言いなり。

「(株)菊和」は警察が来るまではヤクザみたいな態度で、警察が来てからはガラリと変わった。

↑ここまでは私が到着する前のできごと。

↓ここからは私が見ていたこと。

こちらが話し合おうと思っても、
「話合わんでいい」
「会話しないの、会話しないの」
「うちの敷地なんだから出てけ」
「ビデオも撮れたし、材料が撮れたでえーよ」
「法律的に問題ない」
と、笑いながら「(株)菊和」はビデオを撮っている(写真左)。


その間も、大きな木がバサリバサリと倒れる様子が視界に入る。
チェンソーの音が響いている。

裏から里山の様子を見る。






昨日の段階では、細い木しか切ってなかったそうだが、今日は大きい木も切り倒していた。

ここが全て宅地になる予定の場所。


これが「トトロの木」


業者に話しかけるが、無視。
(作業の邪魔をしない、という約束で中に入れてもらっているため、静かに見守るしかない)







木が倒れていくところ。




昨日に比べてずいぶん伐採が進んでいるらしい。
急がないと、どんどん切り倒されてしまう。

「マエキタミヤコさんのツイッター」
http://ow.ly/i/4Xw3 今朝8時、平針の里山。切り倒されたばかりの木。生々しい。何のための里山イニシアチブか。途上国への1260億円支援は大いにけっこう。その発表をしている会場から12km離れたタヌキの出る里山では3億円の差が埋まらないために里山が消えていく。(今日)

菅直人首相が「いのちの共生イニシアチブ」2010年から3年間で20億ドルの途上国里山支援を発表(1ドル80円だと1600億円)。とってもいいこと。でも国内の里山にはいくらかけているのかな。会場脇のタヌキのいる里山、平針(ひらばり)はあと3億円が出せなくて切られようとしている。(昨日)

生物多様性COP10会場から12kmの平針の里山に着きました。伐採業者三光林業が木を切っています。昨日だけでも100本以上切った様子。施工業者は株式会社菊和(きくわ)、代表は菊池清(きくちきよし)氏とのこと。今日も今もまだ切っています。全く、なんのための「里山イニシアチブ」か。(一昨日)

「jpmoose2010さんのツイッター」
COP10の閣僚級会合で菅総理は、かつてない速度で生物多様性が失われている、大量絶滅は、人間活動によるもの。自然の恵みが永久に失われる。人類の生存も危うい。大絶滅を止めて生物多様性を責任を持って引き継いでいくことが重要と発言。

↑だったら、管さん、会場すぐ近くで破壊されている「平針の里山」どうにかして下さい。
きれいごと言うのはやめて欲しい。


行政訴訟の訴状
http://www.wa.commufa.jp/~hirabari/PDF/Sojyo_20100803.pdf

宮崎駿監督からの、直筆応援メッセージ。
http://www.wa.commufa.jp/~hirabari/image/miyazaki_message.jpg

平針里山ブログ
http://blog.goo.ne.jp/satohirabari

遠方の方!
ネット署名でご協力お願いします(すぐ終わります)。
http://www.shomei.tv/project-1631.html

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