バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

転載★「有明海の海苔」(アンティマキさんブログ)

2013-02-02 23:29:51 | 

私が毎年、仲間と共同購入してる、有明海の海苔。

今回、グリーンママンでお世話になってるマンティマキさんにお声をかけたところ、こんなステキなブログを書いてくださいましたので紹介します。

http://blog.goo.ne.jp/nihonkamoshika/e/6118b8ae496c1fdd4b01f7a47a325d6f

「海苔の農薬って?」って思う方、ぜひ、ご一読を。

………………………………………

知人の呼びかけがあったので、有明産の海苔の共同購入に参加しました。

農薬などを使っていない海苔だそうで、知人の話では、一般に売られている海苔だと食べられない、化学物質過敏症のひとが、こちらの海苔だと反応を起こさず食べられるとのこと。

薬剤漬けの海苔についてはいささか気になっていたので、二つ返事で購入をお願いしました。



   

届いたのがこちらです。

封をあけると、磯のいい香りが漂います。

色も黒くて上等。

それにバリバリに焼けています。

晩御飯を待たずにすぐに口の中に。

香りも味もいい。おいしい!


知人から連絡があったとき、友人達に「無農薬の海苔を一緒に買わない?」と誘ったら、みんな一様に「海苔に農薬を使っているなんて知らなかった!」という反応でした。

私も、「美味しんぼ」101巻で、鹿児島県出水市の海苔養殖業者の話を読むまでは、海苔の農薬のことなど、気にしていませんでした。

昔から、海苔の養殖は、海中に立てた柱の間に、海苔の胞子を植えつけた網を張って行ないます。

潮が満ちると網は海中に沈み、潮が引くと海面に出て、海苔の胞子は日光を浴びます。

これを、「干出」というそうですが、この「干出」によって海苔の病気が予防できて質のいい品になるのだそうです。

ところが、海苔は海水につかっている間に成長するので、「干出」の工程を経ると、その分だけ成長が遅れます。

つまり生産量があがらない。

「そこで、浮き流し養殖法が開発されたんです。海苔の養殖網に浮きをつけて、引き潮になっても海苔が海に漬かりっぱなしになるようにする。(中略)しかし海苔が直射日光に当たることがないので、病気にかかりやすい。そこで始まったのが酸処理です」

酸処理とは、酸の溶液の入った箱舟に海苔の網を浸して再び海に戻す方法です。

「リンゴ酸などの有機弱酸の使用が業界で決められているが、特に罰則がないので、効き目の強い塩酸、硫酸、リン酸などの無機強酸を使用する者が後を絶たず(中略)、さらに、その酸をそのまま海に捨てる生産者がいるので、海が汚染され、周囲の生態系が破壊される」

ぞっとする話です。

農薬まみれの野菜と同じです。

考えてみれば、板海苔は、たくさんの段階を経てできあがる素晴らしい保存食品です。

海苔を育てるだけでなく、そのあと、どろどろの海苔を紙梳きのように木箱に掬い上げ、そして乾燥させてはじめてできあがり。安い値段でできるはずがない、と思います。

安い品を手に入れようと思うほうが、身勝手なのかもしれません。身勝手の代償は、高くつくようです。
         


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