うちらのひとりごと。

酒と映画をこよなく愛する、多趣味な男(ことら)ときまぐれ女(こじか)のブログです。

IMPREZA WRX Gr.N 02 AUSTRALIA

2009-01-19 00:30:00 | クルマ・WRC・模型


スバルWRC撤退」に合わせた訳じゃないんだけど、期せずしてSUBARUです。インプレッサです。
でもWRカーじゃなく、Gr.N。
新井選手が'02年のオーストラリアで駆ったマシン「IMPREZA WRX Gr.N '02 AUSTRALIA」です。
これ、実に6年越しで完成させたんですよ。
こつこつ6年間作り続けた訳ではありません。実質は5ヶ月くらいかな…?
カラーリングが面白いということで、ST27からデカール発売されてすぐに作り出したんです。
当時はエアブラシ使わず缶スプレーで塗装してたんだけど、あまりに塗膜が分厚くなりすぎてモールド埋まってしまってモチベーション下がり、そのうち仕事が忙しくなり、デートに忙しくなり、結婚して~、って感じで、研ぎ出し途中で放置されたのでした。
一時は完成諦めたんだけど、「艶消しクリアを研ぎ出せるか?」というおバカな実験に引っ張り出したのをきっかけに「やっぱ、カラーリング面白いなー。完成させないともったいないなー。」ということで、シンナー風呂→再塗装で、完成させたのです。
ちなみに、艶消しクリアの研ぎ出しは、見るも無惨な結果と相成りました。
艶消しクリアは白濁してるので、研ぎ出し以前の問題です。真似しないように。

車体は、GD丸目型公道バージョンに、GD型WRカーのシャシーを組み合わせてます。
おかげでステアリングも切れるー。
シャシーは意外とすんなりはまるんだけど、WRカーはトレッドが広いんで、そのままではタイヤがはみ出てしまいます。
これを簡単に解消するにはどうするか。
ブレーキディスクのパーツを抜けば、ぴったりなんですよねー。
どうせ、ほとんどディスクの見えないホイールだし。
もうひとつこの作品の欠点を言うと、そのホイールが実車とは違うんです。
新井選手はSPEEDLINEのホイールを使ってたんだけど、今回はWRカーのホイールであるO・Zの物をそのまま使ってます。
よく似たホイールだしね。
ホイールの改造は大変だしね。
言わなきゃ気付くまい。
代わりに、ヘッドライトは実車を再現しました。
WRXで装着されてるHID型でなく、ワゴンに装着されてるバルブタイプの物が使われてるんですよね。
これは、おそらくは大径バルブを使用するためだと思われます。
インプレッサが丸目にモデルチェンジした時に、プロドライブが一番文句言ったのが「デカイバルブが使えん!」だったとか。
そう言ってたくせに、小径四つ目に収まったってのが解せないんだけど…。
ちなみに、ライト基部の、反射率上げるための格子模様は省略しました。
再現したかったけど、それやると、途中で嫌になって完成しなくなりそうだったので…。

今回使ったST27製デカールはカルトグラフ製。
最近タミヤデカールに泣かされまくってるんで、神懸かりなくらい貼りやすく感じましたよ。
ホント、よく馴染むし、マークソフターに強いし、シンナーにも負けないし。
ただ、ルーフベンチレーター上のSUMMYマークが抜け落ちてるんですよねぇ。
ST27らしいというか、なんというか…。
ここは2002型WRカーのデカールを流用してます。
強くて貼りやすいカルトデカールだけど、その代わりに分厚いのがやっかいでした。
中研ぎしながら研ぎ出していったんだけど、なかなか段差が消えない。
結局、中研ぎ4回、仕上げ研ぎ1回で、よーやくキレイな面が出せました。
思ったほど塗膜分厚くならなかったんで、まぁ満足。
でも、クリアパーツはかなり擦り合わせなきゃならなかったけどね…。



ボンネットピンと、トランクのスプリングフックは、さかつう製を使うつもりでした。
ところが、どうも生産止めたっぽい。ボンネットピンは原型紛失したなんて話もあったねぇ。
その後再販されたから、安定供給されると思ったんだけど…。
だったら自作しかないです。
前々から挑戦してみたかったんで、ちょうどいい機会。
それに丸目GD型は、ボンピンを少し曲げないと、ボディに馴染みません。
じゃあ、モデラーズ製のエッチングは?と思うんだけど、ピン部分もエッチングのため、ちょっと立体感に欠けるんですよね。
おまけに組みにくい。何回折ったことか…。
というわけで、ベース部分を使いつつ、ピンは洋白線なんかで自作することにしました。
0.23mmニクロム線を適当な棒に巻き付けて輪っか作って、0.3mm洋白線の先を潰して、そこに輪っか巻き付け、0.6mmアルミパイプに0.3mmの穴開けて、洋白線通して、ベースに組み付けて完成。
思った以上にイイ感じになりました。
作ってる最中は、あまりに細かくて目が痛くなりましたが…。
パーツ組み合わせて作ってるだけに、一体成形のさかつう製よりもいいかも?と自画自賛。
これを今後のスタンダードにしようと思ったら…、なんと、モデラーズが倒産。
再販は望めなくなって、市場の在庫が消えたらおしまいって事態に…。
焦って店頭在庫探しまくって、なんとか今後の製作予定分の数量は確保。
不況のあおりというよりも、そもそも模型人口が減ってるから、そのせいでしょうかねぇ?
困るなぁ。エッチングも自作出来るようにならなきゃならんのかなぁ…。
とりあえず、ウェーブが引き継いでくれればいいんだけど…。

スプリングフックは、0.3mm洋白線でフック部分の形作って、そこにハンダ盛り。
ダイヤモンドヤスリで形整えて、0.23mmニクロム線巻き付け。
受け側は、潰した洋白線です。
受け側のベース部分をアルミテープで再現しようと思ったんだけど、イマイチだったんでオミット。
ここは考察の余地有りですねー。

アンテナはM&Aの基部に、0.3mmステンレス線と、極細リード線の皮膜。
この皮膜を使うってこと知るまでは「アンテナの先端どうやって作るんだ??」と、謎に思ってました。
色んな方法があるもんだ。
基部は、アンテナセット1-Bの基部。
きっと実車と形違うだろうけど、今回は気にしません。
M&A miniatures-Rも、すっかりラリーモデルから手を引いたみたいで…。
アンテナセット重宝してるのになぁ…。不足分は、手持ちのを原型にして複製ですかねぇ…。
まぁ、新キットも発売されないし、そもそもラリー関連は売り上げ悪いってウワサだったし。
寒い時代だと思わんか…。




ともあれ、6年前には、ボンピンやスプリングフックの自作なんて考えもしなかったんで、ことらの中では非常に面白い作品となりました。
金属素材って便利だなぁ。もっとうまく活用できるようにならんとなぁ。と、思ってる今日この頃です。
しかしまぁ、いざ完成すると「なんでやる気無くしたんだろ?」って思うくらいカッコイイなと。
おかげで、またインプレッサ作りたくなってきたぞ。
とりあえず、WRC2006をトランスキット無しで作れないかと画策中。
造形は出来ると思うのよね。
問題はデカール…。RENAISSANCEのスペアデカール手に入らんかなぁ。。


それにしても、今年のWRCはどうなるんだろうねぇ?
日本メーカー居なくなったし、追っかける理由も無くなったなぁ…と、熱冷め気味なのでした。。
とりあえずSUBARUさん、去年「BOXER SOUND」発刊しなかったんだから、代わりに19年間の活動記録みたいの発行してください。

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