ずいぶんご無沙汰しております。
こりすの成長に伴い、ことらもこじかも振り回されてまして、てんてこ舞いしております。
情操教育?も兼ねて色んな所に連れ回してるんで、ネタの蓄積はあるんですけどね。
それを記事にする時間が全く無いという。
なにしろ、こりすは「寝たら負け」と考えてるフシがあり、ほとんど昼寝もしないんです。
夜もなかなか寝ないので、おかげで、特にこじかの自由時間は全くありませぬ。
5歳になれば落ち着くと聞いてるので、それを今か今かと待っている状態です。
近況はそんな感じですが、さすがにこれでは煮詰まってしまうので、2回程預けて映画に行きました。
その内の1回はトム・クルーズの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。
何も考えなくていい作品を観に行こうということで選びました。
実際、観たこと忘れてたくらい、なにも印象残ってません。
さてさて「蜩の記」ですが、「美しい映画だな~」というのが、率直な感想。
絵的にもそうなんだけど、やっぱ物語が良かったなと。
覚悟を決めた人達の生き様が、なんとも清々しいんです。
10年後に切腹を言い付けられてる戸田秋谷はもとより、それを受け止めている妻の織江、娘の薫。
それを知らずにいた息子の郁太郎、知ってからは、それに加えて友の敵を取るという覚悟も。
その仇討ちに付き合った檀野庄三郎も大した物。
もしかしたら、そのおかげで自身も切腹になるかもしれないのに。
悪役である、家老・中根兵右衛門。
ある意味一番おいしい役柄でしたね。
「これ以上、恥をかかせるな!」の台詞で全部持っていたな~と。
本作の小泉堯史監督は黒澤明監督の愛弟子だった人。
実は黒澤映画は観たこと無いんだけど、伝統的な作品を観せられたという印象です。
間の取り方や、構図とか。
色んな場面が、すごく印象に残ってるんですよね。
庄三郎が剣の素振りをするシーンとか。
一番は、ラストの、秋谷が切腹に向かうシーンですね。
それほど抑揚が無く静かに観せる作品なので、観る時は体調を万全にして観ましょう。
最近は官兵衛というか如水のおかげで、岡田准一といえば坊主頭で髭面で悪人顔というイメージになってるんで、庄三郎の場面写真見ると、大変違和感っ。
…本格的な悪役を見てみたいと思う、今日この頃。
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