goo blog サービス終了のお知らせ 

うちらのひとりごと。

酒と映画をこよなく愛する、多趣味な男(ことら)ときまぐれ女(こじか)のブログです。

シティボーイズミックスPRESENTS 『動かない蟻』

2011-10-09 10:07:50 | ライブ・舞台

今年も行ってきました。
シティボーイズライブ。
昨年は諸事情により、大阪公演がありませんでしたので、2年ぶりのライブ鑑賞となりました。
演出が細川徹氏から天久聖一さんに変わったとのことで、どんな内容になるかと期待しておりました。

梅芸会員のため、前から3列目の真ん中という幸運な席をゲット。
今年は荒川良々と辺見えみりがゲストですので、それも楽しみの一つです。


さて肝心の内容はというと、いつもよりかなりお芝居仕立てな感じでしたね。
コントライブというよりは、お芝居。
もう少し毒が欲しかったような。。

あと、斉木さんの大ネタや大竹さんイジリも、もう少し欲しかったところ。


それにしても、荒川良々は存在感ありますね~。
大人計画の舞台を観た時にも思ったのですが、変にオーラがあって、辺見えみりは完全に食われていましたね。

まあ、とにかく還暦すぎたオジさま達の元気な姿を見ることができて、大満足でした。

個人的には昨年の方が、出来が良かったように思います。

『10月突然大豆のごとく』


母を逃がす

2010-12-29 23:45:25 | ライブ・舞台


久々に舞台を観に行ってきました。
大人計画の「母を逃がす」
大人計画の舞台は、是非一度観に行きたいと思っていたんです。
大阪ではほとんどやってくれないんで、なかなかチャンス無かったんだけどね。
今回よーやくです。
キャストは、大人計画オールスターズと言っていいくらいのメンバー。
これはお得だし、期待も高まるってもんです。
脚本が松尾スズキなんで、「七人は僕の恋人」みたいなことにはならないでしょう。

で、開演。
…なんと言ったらいいんでしょう…。
言葉が出ないってこの事かなぁ…。
ものすごく感動したとかじゃないんです。
ものすごく考えさせられたというか。
ものすごく哲学的なストーリーなんですよね。
様々な人間の内面を「これでもかっ」ってくらい描いてて。
正直、真っ暗なお話です。
でも、そこは大人計画。
みんながはっちゃけてるんで、かなり笑える舞台ではありました。
クドカンと阿部サダヲが酒酌み交わすシーンは最高でしたよ。
まず酒をテーブルにぶちまけて、お手ふきで拭いて、お手ふきから滴る酒飲んだり、グラスにわずかに残ったお酒すすったり。
これを延々繰り返すんで、大爆笑でした。
それはともかく、真っ暗なお話を、ものすごくお馬鹿に演じてると言ったらいいのかな?
観終わった後、しばらくこじかと目合わせて、二人とも全く言葉が出なかったって事で、ご理解くださいませ。
出来の悪い舞台じゃないんですよ。ものすごく出来が良くて、良いが故に、テーマが重くて下手な言葉が出ないという。

内容と違うところで面白かったのが、「名のある人(売れてる人)」と、「普段あまり見かけない人」の声の違い。
やっぱね、名のある人のセリフははっきり聞き取れるんですよ。
そうでない人のセリフは「?なんつった??」って事が多くて。
えらいもんやなぁ~って思いましたね。
阿部サダヲの声が一番聞き取りやすい。
でも、もごもご喋り系の、荒川良々や宮藤官九郎のセリフもちゃんと聞き取れる。
逆に、高めの声でありながら聞き取りにくい人も居たりで、「こういうところで実力って出るのね。」と変に感心したのでした。
あれ、うちらは前の方に座ってたからよかったけど、後方の席の人は何言ってるか全然分からなかったんじゃなかろうか…?

今回は「カーテンコールショー」がありました。
やっぱ、これはどの舞台でもやって欲しい。
下ネタ飛び交いまくりは、ちょっと閉口だったけども…。
松尾スズキがこの時に「一番綺麗な私を」を歌って、全員で合唱。
宮藤官九郎が(・∀・)ニヤニヤしてましたねぇ。

正直なところ、感想書くのに難儀してるんだけど、良い物観せてもらったのは間違いないです。
他の大人計画の舞台も観たいと思う、今日この頃。

シティボーイズのFilm noir

2010-06-03 12:39:24 | ライブ・舞台

毎年恒例のシティボーイズライブ。
今年は諸事情により、フィルムノワールということで、短編映画上映&トークショーでした。
平日だったので、ことらさんは不参加。
お友達との鑑賞となりました。

まずは、お3人さん登場で、だらだらとトーク。
そして上映→トーク→上映→トークの繰り返しです。

一本目「俺の切腹」監督○沖田修一
これは正直ツボに、はまりませんでした。
つっこみどころが多すぎて。
私好みでは無かったデス。

続いて、「遠き少年の日々」監督○福田雄一
これは、いいですね。
シティボーイズらしいです。
きたろうさんのダメサラリーマンぶりが、いい。
素直に面白い作品です。

おまけ「ドキュメント中村有志」監督○きたろう
コレは。。
ゆうじさん、係争中らしい。
電撃の南部さんやら、田代まさしやら。
懐かしい人が出てました。
ま、おまけにしては、出来が良かったです。

ラストは「ダークオンダーク」監督○大竹まこと
これは、撮ってみたかったんだろうなって感じ。
正直、苦手な部類の作品。
男の人向け?かしら。
荻原博子やら大久保佳代子やらの出演は、ツボでしたが。


まあ、途中から中村有志さんもトークに参加されましたし、最後には恒例の斉木さんのステージが観れて、全体的には満足でした。
コントライブは秋にやるらしいので、そちらに期待ですね。



09年のコントライブ。
そこで黄金のキッス
斉木さんの、ヤク中の総理大臣が最高です。

ANJIN イングリッシュサムライ

2010-01-31 21:26:37 | ライブ・舞台


久しぶりに観劇に行ってきました。
ホリプロ50周年記念公演「ANJIN」です。
実を言うと、観たかったのは「ムサシ」だったんです。
ところが、小栗旬人気か、チケットが全然取れず。
腹いせ?で、同じく藤原竜也が出演してる「ANJIN」のチケットを確保したのでした。
市村正親も出てるしね。
でも、結論から言うと、「ANJIN」は大当たりでした。
「ムサシ」観れなくてもよかったかも??

何の予備知識も無かったんだけど、ひとつだけ。台詞は半分以上が英語らしいとのこと。
「何やってるか分からなくなるかな?まぁ、雰囲気で分かるか。」
なんて思ってたら、どうやら字幕が出るらしい、と。
舞台で字幕って、なんか不思議な感じ。どうやって出すのか興味津々でした。
そう考えながら劇場入りすると、縦に2列の電光掲示板が、舞台の左右にそびえ立ってました。なるほどね。
ただ、これだと前の方の席の人は、字幕が見えないでしょうね。
うちらは真ん中の方に座っていたので、舞台全体が見渡せてベストポジションでした。
それでも、字幕読もうと思うと若干視界移動が大きかったんだけども。
演技を取るか、字幕を取るか。
映画みたいに下段横向きで出してくれたら良かったんだけどね。設備的に難しいのかな?

作品の内容は、実在した人物、三浦按針ことウィリアム・アダムスの日本でのエピソードが描かれています。
藤原竜也は彼を助ける宣教師・ドメニコ役。市村正親は徳川家康役。
主役は按針と家康、ドメニコはストーリーを進めるための語り部という感じでした。
何より印象的だったのは、徳川家康の葛藤。
この時はすでに天下人。
目指すは、豊臣家を滅ぼしての、完全なる天下。
でも、豊臣秀吉へは最期まで忠義を貫こうとする。
その矛盾からくる葛藤に悩まされる姿には、戦国時代の悲哀を感じ、なんとも感動しました。

舞台の演出はグレゴリー・ドーラン。
それこそ、今まで見たこと無いってくらい、美しい舞台でした。
セットもめちゃめちゃ凝ってて。
ちょっと、これは日本人には無い感性なんだろな~と感じましたね。
家康の最期のシーンで雪が舞うところなんて、ホントに幻想的で。
あと、映画ではよくあるカット割り。
それを舞台で見せられたんで、かなり驚きました。
同じ時間軸で3つの場面が進むんだもん。しかも生の演技で。
戦国時代の鎧って、舞台衣装として見ると、とても華やか?で綺麗なんですね。
まぁ、上位の武士だけが綺麗な鎧着てたんだろうけども。
衣装も、日本人から”エゲレス”人、オランダ人等々、みんなとても上品に見えて。
華やかな舞台セットと合わせて、なんとも豪華絢爛でした。

反面、いかんせん戦国時代ですから、生首がゴロゴロ出てきます。
こじかは声上げそうになったそうで。
ことらも「あの包みは首だろうな…」と思っていたもんの、その包みほどかれて生首出て来たときはギョッとしました。
もちろん舞台セットなんだけど、リアリズムってヤツですかねぇ…。

前半は「おいっ、お前通訳をせいっ。」みたいな感じで、劇中に通訳が居る状態なんだけど、後半になると、家康は日本語で、按針は英語で、それで2人が会話するというシーンが増えてきます。
それでちゃんと会話が成り立っているように見えるから不思議。
これに幻想的なセットが合わさって、とても美しい場面が出来上がるんですよね。

登場人物はかなり多いです。
覚えられなくて「この人誰や?」って事が何回か。
実際、キャストは18人も居ます。
舞台ではかなり多い方では?
でも、登場人物はもっと多い。
実は主要3キャスト以外は、みんな一人何役も演じていて。
よく混乱しないなと感心です。
それより、衣装さんが戦争だろな。
そうでなくてもあの時代の服って重ね着でややこしいし。鎧なんて着た日にゃ。

繰り返しますが、本当に美しい舞台でした。
もう公演は終わったけど、観れるもんならもう1回観たい。
ほんと「ええもん観せてもろた~。」でした。



…内容はシリアスなんだけど、意外と笑いどころが用意されていて。
個人的には「ブランデー」を「べらんめぇ」と呼んでるのがツボでした。

シティボーイズミックスPRESENTS 『そこで黄金のキッス』

2009-06-03 21:09:57 | ライブ・舞台

行って参りました。
毎年恒例のシティボーイズライブ。
今年はなんと、前から2列目という幸運な席をゲットできました。
梅芸さん、ありがとう。
だんだんイイ席になってます。
来年はついに最前列かしら?

さて全体的な印象として、昨年より面白かった!!
というか、好みでした。
演出の細川氏もパンフレットに書いてましたが、今年は勝負の年と。
まさに大成功でしたね。

ちなみにこのパンフレット、完全に文庫本サイズです。1800円~。
内容はかなりニヤリとできる仕上がりとなっていました。


さて舞台の方は、のっけから「共産主義の会社」など、かなり危ないネタでしたが、ちゃんと笑える作りにしてくれていました。
ゲストも細川徹氏をはじめ、ふじきみつ彦、春山優と地味(失礼)なメンバーでちょうどよかった。
クスっと笑えるネタから、大ネタまで、バランスよく構成されていたと思います。


「ジジイの投げ飛ばし」のネタは、毎年恒例の大竹さんいじりと言うか、これがないとね~。
「夜中に思いついたノート」も面白かったし、個人的には「行方不明の息子を待つ家族」が最高にツボでした。
”中華じゃなくてもイイすか?”ってオイ!!
”帰れー!!”

そして、なんといっても「ヤク中の総理大臣」
斉木ワールド全開です。
何回観ても、斉木さんって変なおじさんですね。
いや、愛すべきおじさんです。
というか、ファンです。
ホント、お茶目なんですよ。


マトリョーシカや、練炭タンなど、コスプレもたっぷりあって大満足。
なんと、「大丈~夫」の復活まで!!
「モーゴの人々」でもやっていた通り「大きな芝居をしたいんです。」と大竹さん。
そこできたろうさん
通天閣ーっ!!!
今年の関西ネタでした。
このネタの時に出演していた細川氏。
ボソッと「いい歳した大人がよくやるなーと思って。」って、
それを言っちゃダメでしょ~


あっという間の2時間。
最後のフリートークまで、きっちりと笑わせてくれるのはさすがです。


毎年少しずつチケットが値上がりしているのが、気になるところですが、、。
60歳を過ぎたシティボーイズさんたちを観るのが年に一度の楽しみなので、
「また来年お会いしたい」ですね。

七人は僕の恋人

2008-12-17 21:35:33 | ライブ・舞台


関西在住のうちらですが、こちらではなかなか大人計画の舞台を観る機会はありません。
関東地方だと、しょっちゅうやってるんだけどねぇ。
でも、今回念願かなって、大人計画というか宮藤官九郎の舞台を観に行くことが出来たのです。
でも、何故か大阪じゃなくて兵庫。クドカン曰く「あえて兵庫。」だそうで。
ちょうど、「西宮ガーデンズ」に行きたかったんで、逆に都合良かったんだけどね。

その「西宮ガーデンズ」。オープンしたてって事もあって、もんのすんごい人出でした。
でも、とにかく施設がバカでかいんで、そんなにギュウギュウ感は無く。
とはいえ、食べ物にありつくには絶望的な努力が必要そう…。
お茶するところはどこも行列。
うちらは運良くフードコートで席が空いたんで、そこで食べたんだけど、さながらスキー場の食堂状態でしたねー。
4階レストラン街はどうなってたことやら…。

全体の雰囲気は、北花田ダイヤモンドシティ…ならぬ、イオンモールに近いです。
あそこに、なんばパークス系のお店を詰め込んだ感じ。
規模がデカイんで、見て回るには1日掛かりですねぇ。
もっとも、その前に人酔いしそうだけど…。
人出が落ち着くまで待つのが吉か??



さてさて、今回は「兵庫県立芸術文化センター」。
いつ頃出来た劇場なんでしょ?めちゃめちゃキレイでしたが。
というより、この一帯は街そのものがキレイ。すごく整備されてて。なんかのプロジェクトで一気にキレイにしたのかなぁ?
客席はきつめの傾斜。おかげで、ほぼ前の人の頭が気になりません。これは好感度高い。某シアターBRAVAとえらい違いだわ。

開演前、BGMで80年代アイドルの曲がずっと流れてたんですよ。
懐かしく思いながらも「なんじゃこりゃ?」だったんだけど、考えてみりゃ、これも演出の一環だったのよね。
斜陽期のアイドルのネタがあったもんで。ただこのネタは…長かった…。

肝心の内容は…下ネタのオンパレードでーす。
もう、これでもかっていうくらい。こりゃTVじゃ出来んわ~。
一歩間違えれば失笑っていう、ギリギリのネタが多かったような。
でも、お若い娘さんで、かーなりウケてる方も居らして。
なんか( ̄ー ̄)ニヤリ

意外なことに客層は老若男女で、結構お歳の方もいらしたんだけど、あの方々はこのネタどう思ったんでしょうねぇ??
というよりも、どうしてここに居るんだろう…?という素朴な疑問が。。クドカンファン??
「ウーマンリブ」が今回で11回目というから、単純に考えて11年目…昔から観てる方達と考えても不思議じゃないか…謎。
しかし…もうちょっと普通のネタもやって欲しかったにゃあ…。

一連のクドカンドラマをよく見てる身としては、お馴染みの顔ぶれが一同に観れるのは、かなり楽しかったです。
荒川良々って、意外とスターの貫禄あるのね。変にオーラ感じたよ。「ブラックレイン」のネタはアドリブかな?ホントにセリフ考え込んでるようにも見えたんだけど。
平岩紙も芸達者で。鳥居みゆきにそっくりなキャラも演じてたんだけど、これが一番存在感あったような。
阿部サダヲを見たかったな~。


こういうお笑い系舞台は、最後に出演者が全員揃ってお喋りがあるモンだと思ってました。
シティボーイズしかり、イッセーさんしかり。
でも、無かったのよね。
期待してただけに寂しい…。
パンフレットも無かったしなぁ~。


実は、舞台観終わってからずっと、なーんか違和感感じてました。
で、ふと気付いたのが「クドカン物を観た。」って感じじゃないって事なんですよね。
御本人曰く「ドラマを何本も見るよりも、この舞台を1回観てもらえば宮藤官九郎が分かる。」って事だったんだけど、何本もドラマを見てる者としては、逆に「?」でした。
ドラマでのクドカン物って「すっごくバカばかりしてるんだけど、押さえるところは押さえてる。」だと勝手に思ってるんだけど、この舞台は「バカ。以上!」でした。(注:たぶん褒めてます)
下ネタが多いのはクドカンらしいんだけど、ほぼ全て下ネタだったしなぁ…。
個人的には、一番クドカンが分かるのは「舞妓Haaaan!!!」だと思ってます。
すっごいバカ映画だけど、ちゃんとポイントは押さえてるぞっていう。
まぁ、人によっては「そのポイントの部分はいらん。」なんて意見もあるようですが…。
舞台をずっと観てる人は、そう思うのかもしれないですね。

次の宮藤官九郎作の舞台は「メカロックオペラR2C2」。
出演者はかなり豪華で、阿部サダヲ、森山未來、平岩紙、松田龍平も出てるー。
普通なら飛び付くトコだけど、劇場がシアターBRAVA・・・
パス。

かもめ

2008-08-18 21:20:07 | ライブ・舞台


藤原竜也と鹿賀丈史の夜神親子共演ということで”期待して”観てきました。
鹿賀丈史の舞台を観るのは初めて。
しかもデスノート以来の共演となれば、そりゃもぉ、ねぇ。

うちはシアタードラマシティの会員になってるんだけど、「かもめ」大阪公演はシアターBRAVA。
チケット取れるかどうか危うかったんだけど、なんとか確保。
行ってみてびっくり。
なんとこの劇場、傾斜が緩~い。
前に普通の女の人座っただけで、もぉ前が見えません。
こじかなんてちっこいから、体ひねりまくってなんとか隙間から覗き込んでる始末。
ライブのアリーナ席とかなら仕方ないけど、劇場でこれはないよねぇ…。
なんでこんな作りにしたんだ??
あまりに観にくかったんで「2度と行かない劇場」に認定です。
…まぁ、よっぽど魅力ある公演があれば、前言撤回するかもしれないけど…。

さて、内容だけど、藤原竜也演じるトレープレフのキャラが、身毒丸のキャラそのまんまなんですよ。
マザコンで。
おかげで、ちょっと…って印象でした。
これ、うちらが「身毒丸」観てなかったら、全然印象違ったかも。
とにかく「身毒丸」はイメージが強烈だったんで、これが舞台の基準になってしまってるんですよね。
で、その基準からいくと、今回の舞台はなんともあっさり。全体的にそんなに凝ってないし。
でも「このキャラ…身毒丸?」なので、舞台とキャラのギャップで、なんとも物足りないんです。

一番残念だったのは鹿賀丈史と藤原竜也がほとんど絡まない。
もっと掛け合いを期待してたので「あらららら~」でした。
いや、出てる俳優さん達はみんなすごくよかったんですよ。
鹿賀丈史は結構笑わせてくれたし。
「俺には自分の意見など無い!」は、名台詞やな~。

ラストも惜しい気がするのよねぇ。
ここからドロドロの愛憎劇になるのか?って矢先に、「バンッ!」って大音響(ホントにびっくりした)と共にトレープレフが自殺して幕引き。
「え?」でしたよ。

まぁ、言ってしまえば「可もなく、不可もなく。」だったんだけど、舞台ってお高いからねぇ…。
これじゃ困るんだけど。。
なにがダメだったんだろ?
期待しすぎ?
「身毒丸」観てたから?


不思議だったのがカーテンコール。
都合5回あったんだけど、5回目が終わったらみんな一斉に帰り始めて。
なんか合図あったっけ?って思ったくらい。
これまでのは、いつまでも拍手が止まないで、終演の場内アナウンスがあって、初めて帰りだした気がするんだけど…?

ハズレとは言いませんが、リベンジに鹿賀丈史主演の「ミュージカル ラカージュ・オ・フォール」に狙い定めてるうちらなのでした。

シティボーイズミックスPRESENTS 『オペレッタ ロータスとピエーレ』

2008-05-25 18:39:09 | ライブ・舞台


行って参りました。
毎年恒例のシティボーイズミックスライブ。
ことらさんは、昨年に続いて2度目。
うちらは梅芸の会員なので、8列目をゲット。
大阪の楽日でした。 

今年は子育てが一段落した、こじかのお友達も復活。
3人での観劇となりました。
 

正直な印象として、昨年の方が面白かったなぁ。
『雁首クラブ』や『大丈~夫』
などの大ネタがなかったし、セットも今ひとつだったような。


みすぼらしいの『阪和線』は笑えたけど。

なんか、きたろうさんが元気なかった。
ピエールと斉木さんが仲良くて、大竹さんと中村有志が仲良くて、ヤキモチ?
あの人子供っぽい所、あるからな~。

『かすかすクラブ』も、あまり。。

ピエール瀧が馴染み過ぎてたような。
ゲスト感が薄かった。

中村有志がメチャだまされやすい人って言うのは笑えた。
人が良さそうだもんね。
こじかは、中村有志さん大好き。
これからも頑張ってください。

それと、斉木さんちょっと痩せた?ような。
鼻歌最高でしたよ。
でも、『底知れない男となりふりかまわない男』
は、もう少し引っ張ってほしかったな。
もったいない。



ちなみに今年のパンフレット、かなり読みにくいです。
昨年は内容が薄くて、あっという間に読み終わったけど。
今年のは、未だに読み終わりません。

あ、チケット代200円値上がりしましたね。
昨年は生バンドだったし、『大丈~夫』などの大ネタもあったので、6500円はお安く感じたけどね。

細川氏、ネタ切れなんかな。
仮面トークのネタは、若干引いたかも。
う~む。

なんか会場に変な笑い方の男の人がいて、キモカッタ。
笑うとこじゃないのに、ず~と笑ってて、キモカッタ。


とにかく、、『殺伐としてな~い?』
など、使えるネタが少ないのが淋しかったですね。
ことらさんが嘆いてました。
リベンジ含めて、『また来年お会いしたい。』ですね。 

身毒丸 復活

2008-02-24 22:12:16 | ライブ・舞台


ついに観劇してきました「身毒丸」 in 名古屋!!
もちろん当初は大阪で観るつもりだったんだけど、まーったくチケットが取れなかったんですよ。
第一次プレオーダー、第二次プレオーダー、一般販売と、ことごとく外れ「こらアカン…」と、いったんは諦めたのです。
この事をきっかけにシアタードラマシティの会員になった…というのは内緒です。
ところが後日、こじかが名古屋公演のチケット状況を見てみると、なんとまだまだ席がある!!
とはいえ、さすがに余ってるのは平日のみ。
それに名古屋というのは…と判断に困ったこじかさん。
ことらと相談と思ったもんの、その時は所用で出掛けていて連絡付かず。
もたもたしてる間にチケット無くなるのも困るんで、「なんとかなるさ!」と申し込んだのでした。
そしてその話に目をまるまるしたことらさん。

…確かこの件が去年の11月か12月だったかな?
正直なトコ、その時点での仕事の様子なんてさっぱり分からなかったんだけど、やはり生・藤原竜也は観なければなりますまい!というのと、早めに「ここ休む!」と宣言しておけば何とかなるだろうということで、早々に名古屋行きを決めたのでした。


名古屋での様子は、後日またUPします。
もはや「身毒丸」が目的か、食べ歩きが目的か分からなくなりましたが…


まぁ、行ってみて驚いたのは、会場の99%が女性!
一方で、一人で来てるオヂさまも居たりしたんで、そんなに孤独感は無かったですけどね~。
それと、意外と関西弁の人が多かったこと。
うちらみたいに大阪公演取れなかった人が流れたんだろか??

さてさて、肝心の舞台。
オープニングからしてかなり独特の世界です。
こじか曰く「実写版千と千尋」というのがすごく的を射てましたね。
千と千尋をもっとダークにした感じ。
作品の歴史としては身毒丸の方が古いんで、ひょっとすると千と千尋は影響を受けてるんでは…というのは考えすぎ??

蜷川幸雄演出作品は「オセロー」に次いで2回目だったんだけど、「ホントに同じ人が演出してるのか??」と思うくらい、違う作品でした。
やっぱ、あちらは有名な戯曲だし、なかなか個性は出しにくいんだろか?
「身毒丸」も、前身である説経節「しんとく丸」というのがあるそうなんだけど、歌舞伎になったり文学小説になったりしてるおかげで、よりアレンジしやすく、オリジナル性を出しやすいような気がします。
どちらかというと、ストーリーよりもイメージで観せる感じ。
もちろんしっかりしたストーリーはあるんだけど、それを上回る舞台イメージがあります。
もともと「身毒丸 復活」は米国からの強い要望で復活したらしく、その際セリフはどうなるんだ??と、観劇前は考えていました。
ところが、舞台で紡ぎ出されるイメージが圧倒的なんで、これならセリフは分からなくても、その世界観は伝わるなぁと感じましたね。
それくらい凄い迫力。
そして、舞台の隅から隅まで手抜きがない。
端の方に居て、ライトの当たらない役者さんでさえ、ずっと演技をしている。
音楽もすごくて、半ミュージカル的なところもある。
そういうのが総じて、圧倒的なイメージの創作に成功している。
そして、役者さん達も本当にプロ。
…いや、裸になることを厭わないってところにプロ根性感じたんだけどね。
藤原竜也もすっぽんぽんになるし、おっぱい丸出しで踊り狂う女優さんも居たし。
羞恥心なんて言ってると出来ない仕事なんだなぁ…と、変なところで感心していました。

そんな藤原竜也。
「オセロー」の時の蒼井優もそうだったけど、やはり舞台モードでした。
セリフの話し方、発声とかが、映画の時とは全然違う。
生で観てるせいもあるだろうけど、舞台の方が遙かに真に迫っていて「彼にとっては映画の撮影ってすごく楽なんじゃなかろうか??」と考えたりしました。
軽く本気出したであろう「デスノート the Last name」のラストシーン。
それが「身毒丸」では100分間ずーっと続くんです。
そりゃもぉ、演じる本人も、観てるこちらもヘトヘトですよー。
母役の白石加代子の存在も圧倒的。
舞台ではなんとも怖い母の役を好演してたけど、カーテンコールの様子を見てると、すごくいい人みたい。
失礼ながら、全然名前を知らない人だったんで、これからは注意しておこうと思いました。


今回はより舞台をしっかり観たい!ってことで、ついに小型の双眼鏡を購入したんだけど、これって良し悪しだねぇ…。
たしかに役者はしっかり見えるんだけど、双眼鏡覗いてると、ふと我に返るんですよね~。
多少役者は小さくとも、全体を見渡せてる方がいいかもしれないと、ちょっと思いました。
そう言いながらも、ことらもこじかも何回も双眼鏡覗いてましたが。
そりゃあ、やっと見れた生・藤原竜也だし~

イッセー尾形 2008新春公演

2008-01-29 20:59:05 | ライブ・舞台

行って参りました。
『イッセー尾形 2008新春公演』
@シアタードラマシティ 1/26(土)15:00~

昨年ついに、シアタードラマシティの会員になったので、前から3列目!!のド真ん中。
という幸運な席をゲットいたしました。 
イッセーさんの舞台鑑賞は今回で2度目。前回は7,8年前だったかな~。
ちなみにことらさんは初めて。

舞台袖での生着替えというスタイルは変わっていませんでしたね。
こんな大きな劇場での公演ってたぶん珍しいですよね。
もちろん満席でした。


15時ぴったり。定刻にスタート。



・定年退職後のおじさんのウンチク。おーい、くげくん。
お茶に誘うも、そこまでの時間はないと。
ロングヘアーが印象的でした。イッセーさん、変わってないな~。
相変わらず、クスっと笑える、そんな感じです。


・喫茶店の店番をするおばあちゃん。頼まれて臨時で~。
やる気のなさが最高ですね。
ジェスチャーや、おじいちゃんとの張り合いも笑える~。
さすが、芸達者。

・おじいちゃんの山登り。ジグザグ。
ジグザグ、が最高でした。ジグザグ。

・キャンプ場レストランの女。蝋人形ネタがかなりツボでした。 
後を引く笑いなんですよね。
イマジネーション無駄使~い。おもしろすぎ。
 
・神戸弁の古本屋。砂丘~。
これは神戸弁がすごくイイ感じでした。関西弁ネタをもっとやってほしいな。

・大家族の親父。甲冑。気に入った訳じゃないぞ。
って気に入ってるし~。

・ギター弾きのニート。かまいすぎの家族。
だから自立できな~い。

・琵琶琵琶、お局様。
琵琶を弾きながら、グチるOL。
トリにふさわしい大ネタでしたね。
琵琶琵琶。さ、お風呂入ろ!!

どんな楽器も器用に弾きこなすイッセーさん。
まさに七変化でしたね。
たっぷり2時間。堪能しました。
ことらさんも気に入った様子。
また大阪公演があったら、行きたいな。