WRCの2006年シーズンが終了しました。
ことらはSUBARUが好きでIMPREZAが好きなので、いつもこっそり応援してるのですが…。
とうとう今年は1勝も出来ずじまい。
SWRT的には1992年以来の勝ち星無し。
IMPREZAで言うと、1994年から続いてた「毎年必ず1勝してるぞ」記録がついに途切れました。
「バランスマシン」「誰が乗っても扱いやすい」と言われたIMPREZA WRC。
他チームのエンジニアからも、ベースマシンの素性の良さから、憧れの目で見られてたって事なんだけど、それだけ賞賛されてたマシンがなぜこんなことになったんだろね?
相当ハンドリングが酷かったと言われるWRC2005。
RALLY JAPAN前にVO行使してサスペンションジオメトリーを変更した途端、劇的にハンドリングが向上。
それを受け継ぐWRC2006の巻き返しに期待していたのですが…。
ペター・ソルベルグが2005年末にテストしたWRC2006の開発最終バージョンはかなり良い感じだったらしいです。
このマシンは、ちゃんと良くなったWRC2005の足回りが受け継がれていたのでしょう。
ところが開幕してみると、マシンは全然違う動きをする。
当時SWRT(SUBARU WORLD RALLY TEAM)のトップで、技術部門のトップでもあったデビット・ラップワースが、最終バージョンに”ひとさじ”加えたと言われています。
これは勝手な想像なんだけど、WRC2005の時にペターがラップワース飛び越して日本サイドに助け求めて、それが功を奏したのがおもしろくなかったんじゃないでしょうか?
自分の考え通りに作ったマシンの方が速いというのを、日本側に見せ付けたかったんじゃないかと。
結果はボロボロ。
ラップワースは更迭されちゃった。。
ペターはWRC2000~WRC2006を乗り継いでるんだけど、一番いいマシンはWRC2003だそうです。
そりゃあ、チャンピオン獲ったときのマシンだしなぁ。
そこからは年々悪くなっていったと。WRC2006は最悪のマシンだったんだろな…。
ペターがSWRTに加入して、初めてWRC2000に乗ったときは相当衝撃だったようです。
おそろしくテールハッピーだったと。
当時のエースドライバーはリチャード・バーンズ。
「踊るように走る」と言われたように、華麗なドリフト走行が彼のドライビングスタイルでした。
対するペターは繊細なグリップ走行がドライビングスタイル。(今はこれが主流ですな)
WRC2000はバーンズのためのマシン。
相当なドリフトセッティングだったんでしょうね。
2002年にはトミ・マキネンがSWRTに加入。
「クルッと回って、ドカン」が彼のドライビングスタイルだったと思うんだけど、IMPREZAでこれは難しかったんじゃないかな…。
ドライビングの主流もドリフトからグリップに移っていった頃だし。
ともあれ、WRC2003でようやくペター好みのマシンに仕上がったんでしょう。
結果、ドライバーズチャンピオン獲得。
2005年はバーンズがSWRTに復帰することが決まっていました。
ペターとバーンズの組み合わせに「コンストラクターズチャンピオンも夢じゃない!」とワクワクしたもんです。
ところがバーンズは病に倒れ、そのまま還らぬ人に…。好きなドライバーの一人がまた去っちゃった…。
おそらくSWRTもバーンズに相当期待したんでしょう。
これまた勝手な想像なんだけど、ラップワースはWRC2005をバーンズのために作ったんじゃないでしょうか?
ペターには全く合わないセッティング。
裏を返せば、バーンズには合ったのかもしれない。
もしかしたらドリフトセッティングだったのかも?
今となっては確認のしようもないですが…。
更に勝手な想像なんだけど、もしかしたらラップワースはドリフトマシンしか作れないなんてことは…ないか。
WRC2003でチャンピオン獲ったもんな。
でもコリン・マクレー、リチャード・バーンズと、長年SWRTに所属したドライバーはみんなドリフト走行だし。
マクレーがWRC2006に乗ったら速かった~…なんて妄想しすぎ?
WRC2006は、アクティブデフからパッシブデフに変わったのも痛かったようで。
セッティングに相当苦労したみたいです。
そしてグダグダな足回り。
「コーナー入口でアンダーステア、出口でオーバーステア」って、ホンマ最悪やな…。
ボンネットのエアアウトレットもダメだったみたい。
大量の砂埃を吐き出して視界が奪われるそうで。
WRC2007はボンネットデザインかなり変わるだろな。
でも、そのおかげでWRC2001以来寂しかったボンネットのマーキングが、また賑やかになるかも?
マーキング的には'95Gr.Aが一番好きなのです。まぁ、このマーキングはGD型には合わないだろうけど。
それにタバコ広告も禁止になるしねぇ。
来年は、それまでさんざ悩まされたタイヤも替わるし、スバルも本気で巻き返しを図るでしょう。
シトロエンがニューマシンになるから、今までほどローブも突っ走れないと期待。
でもフォードが強いなぁ~。
しかし来年はGD型WRカーの最終年。
なんとか花道飾ってもらいたいです。
WRC2008は5ドアハッチバックになるのかな?
みんな同じ形になったらつまらないと思うのはことらだけでしょうか…?
唯一のセダンタイプで周りをぶっちぎって欲しい~!!
カーモデラー的に言うと、WRC2006はかなり作りたいマシンのひとつです。
「釣り目」インプレッサを初めて見たときも「意外とカッコイイ?」と思ったくらいで。
…当時、世間は非難囂々だったけども…。
WRカー向きのデザインだな、とも思ったんですよね。
フジミがすごくいいインプレッサのキットを出してくれたんで、これとハセガワWRC2005を合わせれば、形は作れるなと。
というか、フジミがWRカー出してくれることに期待してるんですが。。。もうタミヤには期待できん。
改造で作る場合、問題はデカールなんですよね。
六連星のデザイン変わったから…。
蛍光色はパソコンで自作できないし、やるなら蛍光デカールを切り出すしか。
万が一WRC2007が発売されたら、それから改造できるかな?とちょっと期待。
でも、今のタミヤからは出て欲しくないな。
ダイキャストシャシーなんぞいらん。
フジミに期待大。
もしくはハセガワか?
ハセガワの難点はウィンドウの合いなんだよな~。
メッキパーツ付けろとまでは言わないから、これなんとかして~!!
…ちなみに今回が、記念すべき100回目の記事でした。
2人で書いてるとはいえ、よくここまで続いたな~。
やっぱ、続けてると楽しいしね。
これからもガンバリまっす。
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