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うちらのひとりごと。

酒と映画をこよなく愛する、多趣味な男(ことら)ときまぐれ女(こじか)のブログです。

オーシャンズ13

2007-08-19 01:17:12 | 映画
※当ブログは基本的にネタバレありで書いてるので注意してください。



オーシャンズ11」「オーシャンズ12」と、バッチリ予習してから観てきました「オーシャンズ13」!!
結論から言ってしまうと、11、12共に面白いと思ってるうちらにとっては、かなりツボな作品でした。
逆に言うと、11、12共に面白くない、あるいは11は面白かったけど12は…って人にはダメかも?とも思いましたね~。
ひょっとすると、11、12両方とも観ていないって人の方が楽しめるかも??
結構、観る人を選ぶ気がします。
ま、何も考えずに、俳優陣の豪華さ華麗さカッコ良さを楽しむのが、この作品の楽しみ方かもしれません。
なにしろ、一番楽しんでるのは出演者達なんだから。
楽しそうな雰囲気が、画面からひしひしと感じられます。
そういう意味においては「木更津キャッツアイ」的だな~。

それにしても、やっぱりテス=ジュリア・ロバーツは出てなかったですね~。
ラスティ(ブラッド・ピット)がオーシャン(ジョージ・クルーニー)に「テスは?」と尋ねるシーンがあるんだけど、「テスは関係ない。関係ない。」だけで終わっちゃいました。
監督のスティーブン・ソダーバーグが「(これだけの大スター達をまとめるのは)”性格の悪い奴はお断り。”で、すべて解決だよ。」とおっしゃってるんだけど、それって、やっぱ、ジュ(自主規制)

今回、オーシャンズは全然儲けてないんです。
というより、もしかしたら赤字か、良くて5分5分?
自分達はマークされてるから、他人を儲けさせて、バンク(アル・パチーノ)に大損をさせるという計画。
その計画が半端じゃない。
なにしろオーシャンが立てるんだから、やることは徹底してます。
人工的に地震まで引き起こすんだから。
計画にいくらつぎ込んでるんだよ?って感じ。
ついには資金が尽きて”一番避けたかった方法”テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)に資金提供を持ち掛けます。

何故そこまでしてバンクに仕返しをしたいか?
話の発端はルーベン(エリオット・グールド)がバンクに騙されて財産の一切合切を奪われ、そのショックで心筋梗塞を起こして廃人寸前になったって事。
「オーシャンズ12」で「”オーシャンズ”ってなんだよ?!俺はあんたの部下かよ!」「対等だと思ってたのに!!」等々、さんざブー垂れてた連中が、今度は「ルーベンのために!!」と、鉄の結束力見せます。
なんだかんだ言いながらも、仲間意識は非常に強い。
こういうの見るとうらやましく思いますね~。
今の世の中、こういうことってほとんどないもんねぇ。。

ところがまぁ、結束力こそあれど、元々がクセの強すぎる連中だから、そうそううまく事は運びません。
傑作だったのがダイスへの細工。
カジノで使われるダイスっていうのは、検査が非常にシビアなんで、細工をしたければ製造工程で仕掛けるしかない。
それで、バンクのカジノで使われるダイスの製造元であるメキシコの工場に、バージル(ケイシー・アフレック)が潜り込む。
ところが、そのあまりの労働環境の悪さに、従業員を煽動してストライキを起こします。
カジノオープンの日は刻々と近づいてるのに、未だダイスが出来上がってこない。
なにやってるんだって事で、ターク(スコット・カーン)を送り込むもんの、今度はタークまでが「まずは経営陣を倒す!!」と連絡を寄こす始末。
オーシャンの「好きにしてください」って表情は大爆笑でしたね~。
それにしても、シリーズ3作目にして、初めて兄弟結束したなぁ。。

そんな訳で、オーシャンズシリーズ伝統のトンデモ機械。
今回は豪華に3つも出てきます。
1つ目はラスティが使おうとした、モニターになる巻物。
ホントにあるなら欲しいぞ。すごく便利そう。
2つ目は、前述のダイス。
特殊樹脂を混ぜて、磁石入りダイスと同じように、好きな目を出せます。
どんな樹脂やねん。
3つ目。バンクがカジノに導入してるイカサマ発見器「グレコ」。
こいつの演算速度って、ひょっとして地球シミュレータどころじゃないんでない??
まさか3つも来るとは思わなかったなぁ…。

その辺りも含めて、11、12を観ていると、ニヤリとできる小ネタが満載です。
11でオーシャンを殴る役をやってた彼は、12でフランク(バーニー・マック)の弁護士やってたけど、13ではボロ儲けする上客の1人になってました。
12ではお母さんが出てきたライナス(マット・デイモン)。
今回はお父さんが出てきます。
家族総出かよ~。
他にも色々あったハズなんだけど、失念…。


延々仕込みをやってる前半は、正直言ってちょっと長いです。
でも、ベネディクトが出てきてからは一気に盛り上がっていくし、全体的な雰囲気は「オーシャンズ11」に戻ったなって感じ。
「オーシャンズ12」でなりを潜めた痛快さが帰ってきました。
良くも悪くも直球勝負で、ものすごくベタな感じ。
ルーレットの賭けで、11、12ときて、当たりが13とかね。
セキュリティシステムの名前が”グレコ”、開発者が”ローマン”とか。
オーシャン、ラスティ、ライナスの、めちゃめちゃ胡散臭い変装とか。
そういうベタさがいいんだよな~。
最高にベタなのは、ホテルの格付け審査員だな。
とにかくバンクにホテルの最高勲章”5つのダイヤ”を与えない為に、オーシャン達がホテルの格付け審査員にとことん悪さをする訳です。
ベットに細菌仕掛けて身体中発疹だらけにするとかね。
この作中、一人で全員分の不幸を背負い込んだってくらい可哀想な目に遭うんだけど、最後の最後に報われます。
空港にあるスロットにラスティが仕掛けして「この台、出るぜ。」と言って大当たりさせるんです。
その額1100万ドル!
オーシャンズからの「ごめんね。」のお詫びなんだろうね。
笑けるけど、いいシーンでした。



リベンジ計画の結末がどうなったか?までは映画で触れられてないんだけど、”グレコ”を3分停止させて、その間にイカサマし放題で儲けまくり。バンクに5億ドルも損させて、5つ星ダイヤも奪って、いつの間にやら土地の権利書まで奪って、それをルーベンに返したってことは…。
ま、いわずもがなですね。

「オーシャンズのひとりを嵌めたら、全員を敵に回すと思え。」



3人の(゜д゜)ポカーン。

予告でよく使われてるこのシーンですが、実は抱腹絶倒って言うくらいの大爆笑シーンです。
劇場で御確認あれ。





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