Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

1月度月報

2008-01-31 00:28:45 | 読書
今月も2冊。両方とも、とても面白い。
おすすめです。近年で一番面白い本だった。


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1.ネット未来地図
ポスト・グーグル時代 20の論点
佐々木俊尚さん
文春新書

これ、おすすめです。
現状認識の整理として最適ですね。
インターネットとケータイとテレビと雑誌のビジネス上の接点という視点でみると面白いです。
bambooは特に以下の3点が気になりました。
 論点6のPlatformで述べられている、通信キャリアのビジネスモデルの変化。
 論点10の動画で述べられている、著作権者への資金還流の仕組み。
 論点18のRespectで述べられている、無料経済の収益化について。
就職活動する人、投資する人、起業したい人、みんなにヒントを提供してくれるでしょうね。


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2.イノベーションの達人
発想する会社をつくる10の人材
トム・ケリー&ジョナサン・リットマン 鈴木主税さん訳
早川書房

これもおすすめですね。非常におもしろい。

以下本書より引用==

イノベーションはチームプレーだ。
必要なのは一人の天才ではなく、あなたの周りのこんな10人

情報収集をするキャラクター
1 人類学者 観察する人
2 実験者 プロトタイプを作成し改善点を見つける人
3 花粉の運び手 異なる分野の要素を導入する人

土台をつくるキャラクター
4 ハードル選手 障害物を乗り越える人
5 コラボレーター 横断的な解決法を目指す人
6 監督 人材を集め、調整する人

イノベーションを実現するキャラクター
7 経験デザイナー 説得力のある顧客体験を提供する人
8 舞台装置家 最高の環境を整える人
9 介護人 理想的なサービスを提供する人
10 語り部 ブランドを培う人

徹底した情報収集、迅速なプロトタイプの作成、効果的なブレイン・ストーミング・・・
前作「発想する会社!」で公開されたデザインファームIDEOの「イノベーションの技法」は世間を驚かせた。何よりも、クリエイティブな刺激に満ちた企業文化はすべてのビジネスマンにとって羨望に値するものだったに違いない。
本作では、その企業文化を支えるヒューマン・ファクターに注目し、ホットなチームに必要とされる要素に10の顔を与えている。これらすべてを備えたチームこそがイノベーションを実現し、そしてそれを継続することのできる柔軟な企業文化をつくるのだ。(以下略)

ここまで==

どうですか、おもしろそうでしょ。
スーパーマンでなくてよいのよ。こういう要素を一人ひとりがUpさせて、チームとしての総和で勝負できればいいのだから。
成果主義とかに頼らないでも、組織の活性化は可能でないかい?

今後ひとつひとつ特集していきたいな。
コメント
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