Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

9月度月報

2011-09-29 21:47:16 | 読書
9月度月報

今月は2冊。
DIYと収納状況改善に夢中になっていたので(少ない)。

===

1.ローマ世界の終焉(上) 塩野七生さん 新潮文庫

ローマ人の物語の最後になります。
塩野さん、お疲れ様です。

滅亡とか落城とか崩壊を食い止めようとして
それができなかった人達の物語は悲しい。

統一ローマ最後の皇帝テオドシウスは、
死に際して長男と次男に国を継がせ、
有能な将軍スティリコに後見を頼んだ。

しかし、スティリコ一人だけのがんばりではもう支えきれない。
一生懸命、能力を最大に発揮し、ローマ人の誇りをもって
職務を遂行しているのに、
その共同体自体が腐りかけているので、
彼の努力はまったく報われない。

滅亡にいたる時期は、ほかにもそういう人が多いんだろう。
がんばっても、がんばっても、報われない。そういう社会には、したくない。
なので、(自分たちの世代で)今ある問題を先に延ばすことなく
解決していく気概をもちたいものだ。



2.強運の持ち主 瀬尾まいこさん 文春文庫

人付き合いが嫌いで会社をやめた元OL・ルイーズ吉田が
占い師に転職する。
占いに来たカップルをその達者な口で別れさせてから
今同棲している彼氏をゲットしたそうだ。

ルイーズは、まともに占うのではなく、
その人の心理状態を察し、その人の心を押す。若くても人生相談の達人なのだ。
悪い言い方をすると口八丁手八丁だ。結構ひどいやつかもしれない。

しかし、そんな最強のルイーズであっても、一筋縄ではいかない相談者が現れ、
ルイーズも相談者もじたばたどたばたする。
どたばたの中で、相談者もだんだん心がほぐれていくし、
ルイーズもルイーズなりに世界を広げていくところが、結構面白い。

肩に力を入れて生きている人は、
この本をよんだらすこしほわっとするのではないのだろうか。
相談者といっしょに、自分の心もほぐれていくように感じた。



以上です
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DIY(後日譚)

2011-09-28 21:43:26 | しらべもの
材料を集めた。


工作用の厚紙(購入したものとリサイクルもの)
製本用テープ(新規)
接着剤(アクリル用とエポキシと。)
透明蝶番
アクリル板
取っ手(つまみ)
木箱

作った。いい感じにできた


厚紙を十字型に切り、まわりをぐるりと製本用テープで巻くと、しっかりした紙箱ができる。
それをしきつめてみた。いい感じ。

でも、コストがあんまりだ。


これは製品化失敗。
ここまでお金をかけるのだったら、蝶番をはめこむ部分を掘り下げておいて、木箱とアクリルがびったりあわさるようにしておけばよかった。
おかあさんに中途半端と言われた(涙)
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ボーリング。

2011-09-27 21:19:59 | こども・教育
そういえば、夏休みに面白いことをしていた。
クイズボックスに算数や理科の問題が入れてあり、解くとポイントがもらえて、3ポイントあつめるとくじ(はずれなし)をひける。
そのくじに「ボーリング」と書いてあったので、とある休日に、ちび1号とガチで勝負してきた。

ちび1号はスロースターターである。
1ゲーム目はたいていダメで、2ゲーム以降で調子が上がってくるタイプである。
いつだったか、北の国でおばあちゃんと遊んだときは、3ゲーム目に120だか出していた。(それいらい、100超えはない(*_*))

いっぽうbambooだが、昔は170だか180だか出してちょっと威張っていたが、いまはもうだめだめである。
筋力が退化しており、3ゲーム目以降は見るも哀れである。

さて、1ゲーム目2ゲーム目はおやじの圧勝。
3ゲーム目は筋力0でよれよれになったおやじがミス連発(スペアのあと一投目ガーター)に対し、ちび1号はいいボールが右側からカーブで入るようになり、お互い低レベルなりにいい勝負になる。
結果、10フレームの第3投までもつれて92対91。bambooの逆転勝ち。
地団駄踏んで悔しがる1号、しかし「泣かない怒らない」と約束していたのでそれ以上は辛抱していた。えらいぞ。

どーせあと1~2年で、いろんなもので勝てなくなるだろうけど、どんどんかかってこいや。(笑)


※夏休みに負けたもの
将棋(完敗)、チェス(完敗)、立体四目並べ(bamboo家の名人戦、王位戦)、8×8でない円形のオセロ、ペントミノ、ダイヤモンドゲーム(ずる)。
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ニュースになっていないようだけど。

2011-09-26 21:39:52 | マネー
日経平均が8400円を割れているのは実は大変なことだったりしないのだろうか。

底値のような気がするが、bambooの予想はあたったためしがない。

昔は週末の日経平均価格などExcelでグラフにしていたが、そのときの記憶では、年末は比較的高かった気がする。
何の根拠もないアノマリーだが。

以下アノマリーのまとめ。
すばらしい。筆者に感謝。
http://plaza.rakuten.co.jp/shiroutokabu/4003

相場の格言で、「ウサギは跳ねる」というそうだが、まだ跳ねていないぞ。
どうなったウサギさん。冬眠か。

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おしろいばな。

2011-09-25 01:15:50 | おもしろい・すき
ちび2号のおしろいばな。夕方から夜にかけて咲いています。


よくお世話をがんばりましたね。きれいに咲いてよかったね。
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最近のおもしろ間違い

2011-09-22 23:01:50 | こども・教育
いろんな言い間違いや勘違いをして私を笑わせてくれるちび1号ですが、最近のおもしろ間違いをいくつか紹介。

・地理で、日本の南側を流れている海流はなんと呼ばれているか、って問いで
ちび1号曰く
「黒塩」

しお?
海の水は、しょっぱいからね。じゃ、もうひとつは「親塩」か。


・木の葉がチる
=>飛る

ん???
雰囲気はわかる気がするが。


・都市名を漢字で書きなさいという問いで
ちび1号
「横洪市」

おまえは誤認識してるOCRソフトか?
なんとなく、似てる字書いてみました、って感じやろ。


・おなじく
「名後や市」

もう爆笑するしかないやん。MS-IMEの変換ミス並み(笑)


・たまに東南アジアで作られた製品のパッケージみたいに、
漢字のへんとつくりが逆になってたり、上下になっていたり。

たのむわ、おまえ日本人だろ。
漢字は書いて覚えろ。
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アクリル板とプラスチック製蝶番と木を組み合わせる

2011-09-20 01:12:34 | しらべもの
実店舗にいったり、ネット上でいろいろ調べたので、忘れないようにメモ。

アクリル板と、プラスチック製(アクリルもしくはポリカーボネートもしくはABS製)蝶番を接着するためには、アクリサンデーという接着剤がよいようだ。
アクリル板を溶かして接着するタイプなので、だらだら出してはいけないそうだ。はみ出したら、ふき取らないとアクリルが溶けるらしい。また、空気が入ったらまずいらしい。
テープで仮止めして、隙間に流しこむだけでくっついてしまうそうだ。やりかたはここもしくはYoutubeあたりにいろいろありそう。

一方、プラスチック製蝶番と木を接着するには、エポキシ樹脂のセメダインが良いらしい。比較はこちら
A液とB液を混合すると化学反応で接着するタイプで、その硬化が始まる時間にいろいろなタイプがあるようだ。

アクリル版の通販は
はざい屋さん
POPおまかせ.comさん
あたりが、切ったり穴をあけたりなどの細かい注文にも答えてくれそう。

きったりする工具穴あけをする工具もあるが、値段もそこそこするし、それなりの手間もかかりそうなところで思案のしどころ。

アクリル板をふたにする場合のつまみや取っ手は、アクリル板に穴をあけてねじで取り付けるべきだろう。
そのタイプはホームセンターに行けば家具用の補修部品として結構見つかりそうな感じがする。ネット上でも安いものは100円未満からせいぜい数百円といったところ。
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理科展

2011-09-18 01:47:15 | おもしろい・すき
理科展にちび1号の作品が出展されたので、とある日に見に行ってきました。

 なぜ、その研究をするのか、
 どういう仮説をたてたかその説明
 それを調べるのにどういうやり方をするか(追試可能であること)
 実際の(定量的)実験データや(定性的)観察データ
 データの分析の結果
 まとめ(仮説は正しかったかどうか)

こういう実証的な流れの自由研究がいくつもあって、とても感動しちゃいました。ミニ科学者だね。

ある程度専門的に学んだ経験があるかたは、自然科学って仮説検証の繰り返しで進んできたことを知っていらっしゃるとおもうんですが、小学生の自由研究で、この仮説検証が丁寧になされているものがあることに驚き、感動しました。

そのときに撮影したデジカメデータを整理していて、当時の感動が蘇ってきたので、以下理科展の感想をまとめておきます。

===

生物系の話は多いですね。身近だしね。
定番ともいえる生物の観察日記や、特定地域にしぼった昆虫や植物の採集と分類。
この手の話は、最後に環境問題とからめた考察なんてあったりするところが今風に感じます。

いろんな物質の性質をしらべるためのリトマス液をつかった化学実験も定番でしょうか。みんなデジカメの使い方がうまくて、色変化なんか一目瞭然。
みょうばんの結晶成長記録とかも、うまくデジカメをつかっていて素晴らしい。
こういうのは、昔はスケッチだったんだけどね。デジカメをうまく使うと本当に楽になりますね。

食物の加熱温度、加熱時間とできぐあいの話は家庭科との融合で面白かったです。
温度と時間、結果というデータをうまく取り扱っていたのに感動しました。この子は製品開発の担当ができるね。
家庭科との融合では、クールビスで服の色と温度の関係を測ったのも面白かった。
おもしろいものでは、物理系、工学系で音響の実験ものがありました。
見えない音波を眼に見えるように工夫しているところがすばらしかった。
また、トンネルの形がどれがいいか、という実験をしていた子もいたよ。
こういうオリジナルな視点で題材を選べる子はすばらしいと思う。

夏休みの理科教室の内容を一生懸命まとめた子もいてて、ちょっと微笑んでしまいました。
がんばったんだね。

調べ学習では、地学系・工学系がめだちました。
太陽や惑星、天気と雲、小惑星探査機はやぶさ、発電など。
視覚に訴えかけるような、模型をうまく利用したものがいくつかありました。
プレゼン慣れしてるなあ。大人との差は、パワーポイントつかっているかつかってないかの差だけかも(笑)

すごい工作もいくつかあったのですが、仮説とデータとまとめがついていないので、仮説検証のサイクルがまわせていないのが残念でした。

===

この中から、ぜひ、あしたの技術立国日本を背負って立つ人材が育ってほしい、と勝手に盛り上がっていたbambooさんでした。
コメント (4)
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DIY

2011-09-15 23:49:29 | しらべもの
ちび2号のきらきらのヘアアクセサリーがぺこちゃんの缶に入っているのだが、底が深いので下のほうが取り出しにくい。
なにかいい方法がないか、ない知恵を絞って考えた。

そのものずばり格納するケースは値段が高い。
無印良品あたりのアクリル箱と収納ポケットを組み合わせることもできるが、これも高い。
ネットでも、なかなかぴんと来るものがない。

ならば、いっそ自作してしまおうか。

昔と違って、一から木材を切り出したりガラスを切ったり釘を打ったりしなくても、いろんな半製品の組み合わせで手軽にオリジナルのものを作れそうだ。
いろんな工夫をしたものがネット上で検索できるし、あとはホームセンターや文房具店などこまめに回れば、一通りの材料がそろえられる。

ということで、

先日紹介したひのきの木箱と、厚紙、製本テープ、アクリル板、接着剤、紙やすりなどを使って、ヘアアクセサリー箱を自作する予定。
ちび2号も楽しみにしていることだし、つぎの3連休はがんばろう。ついでに1号のコレクション箱もつくっちゃおうかな。

うまくいったら、どや顔しながら、自慢したいと思います。
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楽しみながら(なんとなく勉強も)

2011-09-13 00:24:25 | こども・教育
というコンセプトで、Amazonのリストマニアのリストの内容を変更しました。
以前のリスト作成時から、いろいろ本を読んだりおもちゃを購入してみて、考えが変わった部分を反映させました。

小学校中~高学年向け:理科への興味がわく本(ビジュアル重視)
こちらはほぼ従来通りですが、題名通りビジュアル重視で選んでいます。

はじめに読む偉人伝は、万遍ない分野の偉人というよりは、子どもが興味を持ちやすい分野の偉人で充分と思います。
また、子どもが想像がつきやすい、という意味で、写真とかきれいなイラストとかわかりやすい図がとても有効だと思います。
そういう本を物理・化学・生物・地学に偏らず選んでみました。

小学校中~高学年向け:楽しみながら算数(教科書プラスα)を学ぶ。
中学受験ほどばりばりやらないが、算数・数学のセンスを磨きたいとか、先々中学にいったときにスムーズに数学に移行したいと思ったときに、小学校段階で何が必要なのでしょう。

教科書の一歩先の世界を知っておく、のはいいことでしょう。
特に割合、速さ時間距離、比と図形、分数計算などは小学校段階での問題演習量の絶対量が足りない気がします。
これらを少しケアできれば、中学になって急に難しくなる部分が幾分軽減・緩和できるように思います。

また、立体感覚や図形感覚を鍛えるパズル教室なんていうのも随分あります。
そのようなところでは立体四目とかタングラムとかルービックキューブを使っているようです。
変な話、そういうのができるから算数ができる、というよりは、
算数や数学ができる連中はいろんなパズルがすき、というところのように感じます。


理科好きな小学校高学年向け:楽しみながらさらに興味を深める
遊びから入ってうまく興味を持たすことができれば面白いなと思い、どういうものが適切なのか考えてみました。

小学校の理科と中学校の理科の大きな違いは、ひとつは物質の性質を説明するために原子モデルを導入する部分でしょう。ここをスムーズに入るためには、水素とか酸素とか二酸化炭素とかを身近にかんじた経験が必要かと思いますが、それのひとつとしてエレメントハンターの漫画でもいいとおもいますし、リストマニアのリストに入れた、元素トランプみたいな遊びでも充分に心に残るのではないかと思いました。

また、理科が範囲が広いため、横から串刺しして見てみると、新たなつながりがみえてさらに楽しくなると思います。
その良いテーマのひとつが進化の話であり、もうひとつは単位の話であり、ってところでしょうか。

テクノロジーのベースは理科であり、中でも電気は大変身近なものです、ラジオキットとか、ソーラーカーキットとかは、そういう応用技術の世界を感じるには一番よい教材だと思います。
モンスターを倒すのとは違う世界もあるんだよ、って言うところを早めに伝えておきたい。


あと、自由研究のやりかたは、一回きちんとしたものを教えたほうがいいとおもいます。
自分はこのあたりは仕事のやり方と同じだと考えているので、それを自由研究にアレンジして教えました。これからも子どもが何回か自由研究をする機会があるとおもいますが、そういうときに子どもが今回のことを思い出してくれれば最高ですね。
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