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『苦の見方 「生命の法則」を理解し「苦しみ」を乗り越える』 A.スマナサーラ

2015年08月06日 | 読書

   

【「苦(dukkha)」は、お釈迦様が発見した「生命に関する真理」です。それは、日本人がイメージする「苦しみ」とは、ニュアンスが異なります。
「苦しみ」も「楽しみ」も含めて、「命」そのものが「苦(dukkha)」なのです。
私たちは「楽しい」と感じるときもありますが、「楽しみ」には限界があります。そして、「ある苦しみ」を「別の苦しみ」に変えることが、「生きること」の正体です。この「苦(dukkha)」の真意を理解し、苦を滅する道を歩むことが仏道なのです。
――「無常」「無我」と並ぶ仏教の最重要語「苦(dukkha)」を、既存のイメージを覆しながら、正しく理解するための一冊!】

「人生は楽である」これはただの希望的観測で、実際はそうでないことは明かです。
でも「人生は苦しみである」「生きるのは苦しみばかり」というのも違います。苦しいだけなら生きていけません。そんな人生は嫌ですよね?

「人生楽ありゃ苦もあるさ~」というのが私たちの感覚ですが、でもこれもちょっと違う。苦があったりなかったりではなく、人生は「いつでも苦」なんです。では、「苦」とは何?

ある苦しみを別の苦しみに変えるときに、楽を感じる。
苦しいので息を吸う。息を吸うことは「楽」かといえば、そうではない。なぜなら、ずっと吸い続けるとものすごく苦しくなる。吸うことは楽ではなくて、苦しみに変わるのです。なので、息を吐く。すると、楽になる。楽を感じる。では、息を吐くことは「楽」かといえばそうではない。楽なら吐き続けられる。でも、吐き続けるとものすごい苦しみを感じるのです。なので息を吸う。すると・・・・(ずっとつづく)

とまあ、私たちは苦しみがベースにあって、それを別の苦しみに変えるときに楽を感じるけど、また別の苦しみがやってくる…そうやって生きているということなんですね。

私たちは苦だから食べる、苦だから歩く、苦だから座る、苦だから動く、・・・生きることは「苦」なんです。

なので、「苦」を知れば生きるのが楽になります。楽しいことに執着しすぎると苦しくなりますから、執着しない。すると、楽に楽しめます。苦しいことがあっても「苦しい・・・?そりゃそうだ。当たり前だ。」「なら楽になるために工夫しましょ」なんて、気楽に対処できるようになります。

いつの頃からか「人生はプラスマイナス、ゼロ」と、自分に言い聞かせて生きてましたが、実際は「人生はプラスマイナス、、、ちょっとマイナス?」くらいかも知れません。いいことばかりもないし、悪いことばかりもない。
でも、マイナスをプラスに変えようと思えば、いつでもできます。心、考え方をちょっと変えればいい。物事をありのままに見ればいい。「生命の法則」、人生は「苦」だとわかれば、明るく前向きに生きていけると思います。

「苦」の見方が、わかりやすく優しくていねいに説明してある、いい本でした。
「無常の見方」「無我の見方」合わせて読むと、理解が深まると思います。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私にはどんな「苦」か分かりかねます。(苦笑) (masamikeitas)
2015-08-06 10:59:54
まるちゃん、おはようございます。

「苦」が私が考えている「苦」と違うということですので、私にはどんな「苦」か分かりかねます。(苦笑)

>実際は「人生はプラスマイナス、、、ちょっとマイナス?」くらいかも知れません。いいことばかりもないし、悪いことばかりもない。

そうとも言えますね。
私は人生は景気の波と同じかな?と思ったりします。
いい時は良いことが続きます。
悪くなるとどういう訳か悪いことばかりが続きます。
この波を切り替えるにはじっと耐える以外ないのかなと思ったりします。
いつか波が変わると思うのですが、それが何年続くのかが分からないのが人生ですかね。(苦笑)
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苦という字 (都月満夫)
2015-08-06 15:03:57
草が干からびてにがくなる意味だそうです。
干からびないように生きていけばいいんじゃないですか^^
したっけ。
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masamikeitasさん、こんばんは (まる)
2015-08-06 18:31:47
お釈迦様の言われる「苦」とは単に「苦しみ」という意味ではなくて、無常(変化していくもの)なのです。
苦しみも永遠じゃないということですね。^^

苦しみの波は耐えることも必要(対処の仕方が間違ってたらよけいに悪化するから)だけど、智慧でもって乗り越えることもできますよ。^^
あきらめずに学ぶことかな?
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都月さん、こんばんは (まる)
2015-08-06 18:36:25
漢字はけっこう深いですね^^
心が干からびた状態(もっと欲しいという状態)が苦しいということなんですね。
足るを知って、心を満足で潤せば苦しみは少なくなるでしょうね。
まあ、老化したお肌は干からびてきてますけど^^;
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