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「『自分』の壁」 養老孟司

2015年01月05日 | 読書

正月のテレビ(クイズ)番組でこの本からの出題があって、読んだ覚えがあるなあと本箱を見たらある(付箋も線も引いてる)。でも読書記録してなかったので、再読しました。面白かった。

   

【「自分探し」なんてムダなこと。「本当の自分」を探すよりも、「本物の自信」を育てたほうがいい。脳、人生、医療、死、情報、仕事など、あらゆるテーマについて、頭の中にある「壁」を超えたときに、新たな思考の次元が見えてくる。「自分とは地図の中の矢印である」「自分以外の存在を意識せよ」「仕事とは厄介な状況ごと背負うこと」―『バカの壁』から十一年、最初から最後まで目からウロコの指摘が詰まった一冊。】

自我(エゴ)、自分をなくす?こと(無我)、絆・縁・つながりの中で生きていること(ネットワーク)、共生・・・

さすがの養老先生です。読んでると、スマナサーラ長老が書いてる仏教法話と重なる。エゴが強い人は反発したくなるのかもしれないけど、ホント納得できて大事なことだと思うんですよね~。

人間は頭の中(意識)で、自分という壁を作ってしまうんですね。そこが問題なのです。(この壁があるからバカになる。「バカの壁」ね^^)

情報過多、メタメッセージ(すりこみ?)、妄想思いこみ、勝手に一般化・・・あるよね~

新聞の構成(一面が政治欄)も「政治が最重要」というメタメッセージ。ほんまか?日によって構成を変えたっていいんじゃないの?

で、ニュースも事故ばかりでなく・・・
>「今日も300万人がハンドルを握りましたが、さいわいほとんど皆無事でした」・・・「・・・とはいえ全部済んでしまったことです」と締めくくってみてはどうでしょうか。
・・・いいねえ 

あと、単純なあれかこれか、良い悪い、という”対立”にもっていくのは止めよう。物事すべて、良い面と悪い面、表と裏がある。一面だけを見て決めつけるのは物事をきちんと見てない証拠。思考停止です。

参勤交代、これもいいかもね。
>都市に住む人に、年間数ヶ月は田舎に住むことを義務づける。まずは官僚から実践させる。そうすれば日本は確実に変わります。 

賛成~。文科省の役人も机の上だけで勝手なこと言ってないで、3年に1度くらい現場の先生をやってみたらいい。農林水産省は田んぼや畑で働く。山の中に入って環境を実感する。

閉塞感の強い今の社会、解決するには全体としての「内需拡大」をしなくてはいけない。とにかく、動こう。活動しよう。とりあえず参勤交代だね。

自分とは、(人生の)地図の中の「現在位置」を示す矢印にすぎない。「今自分はどこにいるのかを示す矢印」くらいのもの。・・・・だって、「無常」だからね。変わり続けているんだから。
本当の自分は、今ここにいるこの一瞬間の自分でしかないのです。次の瞬間にはもうちがう自分がいる。だから、「本当の自分」なんか探したって意味がない。てか、自分を探してるという今ここにいるあなたは誰??個性なんてもともともってるものだし、あまり発揮しすぎると”病院に入れられます”。(こんな人間になりたい、という夢はあるけどね) 

とてもいい本でした。オススメ

星5つ 

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