【「何でもズバッ!」と単純に割り切る「二分割思考」が広まっている。これが「儲かれば何をやっても許される」という拝金主義へとつながり、日本の知的レベルを引き下げ、社会を幼児化させていく。榊原英資氏が昨今の経済・社会現象を独自の視点で分析。】
多くの成人のふるまいを見ていると、まるで子ども(幼児)だなあ、と思うことがよくあります。あらゆる事件の原因は、事件を起こした人の幼児のような考え方や感情をコントロールする能力の欠如なんじゃないかな、と思います。
と言うと、純真な子どもや幼児に失礼ですね。つまり、”無知”。
ようは、心が成長してないということです。幼稚な(主観的)考え方なので自分の問題を自分で解決できず、人のせいにする。なぜ解決できないかというと、「二分割思考」をしてしまうというのも大きいでしょうね。
「敵か味方か」、「いいか悪いか」、または養老孟司さんが言う「ああすればこうなる」という考え方しかできない。
「敵も味方もない」(敵や味方をつくると余計事態は悪くなる。敵、味方という考え方自体がおかしい。)、「物事にはいいも悪いも両面ある」(見方や立場次第で変わる)、「ああしてもこうなるとは限らない、物事はもっと複雑。人間はあべこべばかりやってるし、自然を人間の思い通りにすることはできない。」(因果法則。100%の縁、条件を見つけ管理することはできない)という事実を受け入れられない。
昔が大人の社会だったかどうかは、昔に生きてないので解りません。きっと、昔も困った人はたくさんいて、問題もたくさんあって、大変だったはずです。
いつだって生きてれば苦しいのは当たり前。問題はあって当たり前。それを、どうにかうまくやっていくしかないんですよね。誰が?自分が。
自分がうまくやっていくために社会をどれだけ客観的にありのままに見るか、どうふるまっていけばいいか、どういう政策を掲げる人に投票したらいいか、どの政策に賛成していけばいいかなど、の参考にはなると思います(なかなか国民の意見は届きませんが。聞く耳持たない人を政治家にしちゃダメだね^^;)
今の社会の問題点の数々が指摘されてます。まあ、その通りでしょう。
>ものごとはいろいろな角度から光を当てれば、違った姿が見えてくるものです。世のなかのできごとを一方的に白だ黒だと決めつけて、黒を痛めつけたり、単純な犯人探しをするーーこうした二分割的発想は思考の退化であり、人間の幼児化です。日本社会にこのような退行現象が起きていることに、私たちは本当に気がついているのでしょうか。
気がついてる人は気がついてるけど、資本主義、拝金主義、市場原理の社会の中でマスメディアに洗脳され続け、親も子も「お金を出せば神様」気分でわがままに生きてれば、なかなか自分を反省したり変えようと思ってもついついできなかったり、そもそも気づいてなくて、自分は正しいと信じてたりするんだろうね。
(とりあえず、医療と教育は規制緩和してみたらいいと思うよ。教員免許廃止して誰でも先生になれて、塾も学校にして、学問を教えるだけの学校にしたらいい。学校は勉強を教えるところで、家庭で道徳やしつけができてなければ、親が叱られたらいい。国は口を突っ込みすぎだと思うね。道徳を教科にするなんて、とんでもないね。)
とにかく、柔軟な思考を心がけたいと思います。
やさしい社会になるといいですね。
星4つ
そんな教育を受けてきた人間にとっては、なかなか難しいんじゃないでしょうか。
物事に正解か不正解かでは理解できないことが多すぎることを学んでこなかった人たちの考え方は幼稚になっているのかもしれません。
自分で考えることをせず、教えられた答えだけを覚えるなんて何の役にも立ちません。
そういうことじゃないんでしょうか^^
したっけ。
しかも自分の考えが正解であると決めて、自分と違う意見の人を徹底的に叩く、みたいな人が多い。
敵味方なんですね・・・^^;
自分も(あなたも)完璧なんかじゃないんだから、一緒によりよい意見を作っていきましょう、という姿勢が必要だと思います。
意見がAとBに分かれたら、一緒によりよいC(A'、B'でもいいけど)という意見を生み出すようにすればいいのにね。