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森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

意外な場所でオオムラサキ

2023-06-28 14:52:34 | 昆虫

運が良ければオオムラサキが見られるかもと、里山へ行ってみた。
実績のある雑木林を歩いてみたところ、ナラ枯れ病で衰弱している
クヌギが多く、その殆どが樹液を出している。
以前は樹液を出す木がほぼ決まっていて、その前で
『来るまで待とうホトトギス』でいれば、出会えていたのだが
そんなのは通用しなくなってきた。
 何も見られず、やたらと暑く健康面の危険を感じてきたので
引き返す途中、何かいないかと道脇を見ながら歩いていると
オオムラサキ♂が獣糞からミネラル補給していた。

開翅した♂
羽化してからそれほど経過していないようだ。
ちょっと様にならない場所だけど今年も運良く出会うことができた。

 


シデの老木伐採

2023-06-27 18:42:22 | 昆虫

先月初めに、裏山の神社にあるシデの老木が伐採された。
積まれた材に何か現れないかと散歩の都度、覗いていたところ
今日になってルリボシカミキリが4匹、集まっていた。
個人的にこのカミキリは、子供の頃には全く見たことが無い。
かっては、奥山のブナ林に棲息する割と珍しい種だったようだが
今では、初夏になると材置き場で出会う頻度が多い。

材上を這うルリボシカミキリ
出会うことが多くなっても、見ると嬉しくなる。

トラノオの花にはキアゲハ

菜園のキュウリにはヒメカメノコテントウ(斑紋が喪失個体)がいた。
アブラムシ退治に活躍してくれ!


オオムラサキ羽化

2023-06-25 14:28:25 | 昆虫

30年も昔の話になるが町田の里山で、オオムラサキの羽化を観察したことがあった。
蛹化後は、5時起きで出勤前に見に行くという毎日だった。
自然の状態で羽化まで見るのは、相当に運が良くなければできないだろう。

前回と同じく所要があって、出かけた隣県に国蝶オオムラサキの保護施設があり
ちょうど時期的に羽化直後のを観察できそうなので空き時間に訪問してみた。

羽化後の♂


熟したバナナに集まる♂成虫
♀は一頭もいなかった。

産卵行動中のモノサシトンボ♂♀
施設内の池には、ショウジョウトンボ、ハラビロトンボ、クロイトトンボ
モノサシトンボ(写真)、が飛び交っていた。

材置き場があったので、気になって寄ってみたら
宿主の動向を窺うムツバセイボウ♀が見られた。


アカバナユウゲショウとルリクチブトカメムシ

2023-06-13 19:47:59 | 昆虫

 裏山の農道脇でアカバナユウゲショウが満開になった。
この花、明治時代にアメリカから鑑賞用として持ち込まれたのだが
野生化して分布が広がっているという。
和名からだと、夕方に開花するのかなと思うけれどここでは
早朝から花開いて午後には閉じている。
華奢で弱弱しい感じもするけれど、農家では邪魔になるため
除草しても根が残って無くならないと不人気だ。
逆に虫達には大変な人気で、吸蜜したり葉を食べたりと色々集まる。
そんな中でも葉を食べるアカバナカミナリハムシを狙って来る
ルリクチブト
カメムシは、瑠璃色の綺麗な肉食の亀虫だ。
昨年は、見られなかったので2年ぶりに出会えた。

アカバナユウゲショウの花

ルリクチブトカメムシ
昨年は発生時期に除草とタイミング悪く見られなかった。
アカバナカミナリハムシ幼虫に口吻を刺す。

この瑠璃色は見事だと思う。


裏山便り

2023-06-10 18:01:12 | 昆虫

目新しい生き物に出会えることは、少なくなってきたけれど
裏山の
散歩道で季節になるとお出ましになる面々と会うのは楽しい。
草食系の虫は特定の木の葉、実、野菜に肉食系の虫は野菜に集まる

ハムシの幼虫やアブラムシを狙ってやって来る。

ホタルブクロが法面で満開

卵を守るエサキモンキツノカメムシ

アスパラガスの花にアカスジカメムシ

アーティチョークにハラグロオオテントウ