森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

水源林歩き その2 蝶&鳥

2024-08-24 08:50:51 | 登山

 さて昨日の続きです。
きのこを撮りながら山道を歩いていくとガビチョウに似た
鳥が採餌していた。
こんなとこまで、ガビチョウが来ているのかと、がっかりしつつ
見ていると、ちょっと模様が違っていた。
初見のマミジロの♀だったのだ。

地表で採餌中のマミジロ♀

ゴジュウカラも多かった。

防鹿対策ネットにとまるゴジュウカラ


ハサミムシを捕らえた。

久しぶりにゴイシシジミにも出会えた。
かっては、近くの里山でよく見られたのだがここ数年まったく出会えず。

笹の葉に静止するゴイシシジミ

山小屋とトイレ周辺にはキベリタテハが多かった。
ミネラル補給なのだろう、トイレに来るところは同じタテハチョウ科
のオオイチモンジやオオムラサキと似ている。

開翅するキベリタテハ

シーズンは過ぎたのか、材にはカミキリムシの仲間は見られずだった。
気温高く暑い日が続いているけれど、山の方はそれなりに
秋に向かっているようだった。

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水源林歩き その1 きのこ

2024-08-23 17:35:57 | 登山

朝から気温と湿度共に高く、外出が億劫になる暑さが続いている。
こういう時には、標高の高いところへ行くのが良さそうだねと
朝から車を飛ばして水源林を歩いてみた。
登山道を歩いていくと、雨に触発されたのだろう色々なきのこを
見ることができた。
腐朽木から出ていたロクショウグサレキン
青色のきのこはあまり見られないので珍しい。

サンコタケサンコ
和名の謂れは密教で使用する煩悩を払うとされる仏具(三鈷)
臭気を発するグレバに惹かれてきたハエ
ハエは胞子を拡散する役目を持つ。

食用茸も色々見られた。

ハナビラタケ
針葉樹の腐朽木から出るきのこ

ウスヒラタケ
春~夏にブナ帯でよく見られる。

ミズナラの倒木から出たシイタケ

その2 昆虫と野鳥へ続きます。

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久々にカワラバッタ

2024-08-17 16:33:47 | 川辺

昨日は大型台風が近くを通過した。
近年、東京都下で大きな台風被害があったのは2019年(19号)で
奥多摩の登山道や林道は未だに通行止め箇所が多く
多摩川中流域は水位上昇で決壊寸前となり、日野橋の橋脚が
欠損する等の被害があった。
その後の河川改修で
河畔林が切られて、大きな工事も行われている。
今日、紹介するカワラバッタも産卵場所の砂礫が流されて
絶滅したかと思っていたのだ。(見つけ方が悪かったのかもだが・・)

砂地にいたカワラバッタ
保護色となる砂礫にいることが多いのだが
水位上昇で移動してきたのだろう。

這いつくばって正面から撮ってみた。
仮面ライダーは子供のヒーローだったけれどバッタ類の顔はユーモラスだ。

探し方が悪かったのか、ここ数年は河原に行っても出会えずだった。
台風後の様子見に行って、久々に見られて嬉しい。
しぶとく生き残っていたのだ。

コメント (2)
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樹液のコムラサキと池のトンボ

2024-08-08 15:21:38 | チョウ

久しぶり川辺の池を歩いてみた。
前月6日に行った際にヒメビシが駆除されてしまい
トンボの種類も少なかったことから意気消沈して
ほぼ1カ月空いてしまったのだ。
再訪してみると、やはりチョウトンボは去年と比べると
少なく、キイトトンボも産卵する場所が減ったせいなのか
あまり見ることができなかった。
池に棲息するウシガエルやブラックバスには障壁となっていた
ヒメビシが無くなったことで、池の上を飛ぶトンボを
捕まえやすくなったのも一つの原因かもしれない。

クヌギの樹液を吸うコムラサキ♂とシロテンハナムグリ
駆除が効いているのか、クビアカツヤカミキリは見られず。
コムラサキ♂の翅の紫色(幻光)を日陰で出すのは
ストロボの当て方が難しい。

池畔の藪陰に潜むカトリヤンマ♂

複眼の色がまだ出ない、未成熟な個体

オベリスク体勢のチョウトンボ♂
今回見られたのは、♂×4、♀×2と前年比で、大分減となってしまった。

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裏山のノコギリクワガタ♂♀

2024-08-07 15:34:12 | 甲虫

先日のオオクワガタ♀には吃驚させられたが
我が裏山でよく観察できるのは、コクワガタとノコギリクワガタで
たまにスジクワガタとヒラタクワガタが見られるくらいだ。
遭遇確率が高いのは夜の樹液場になるが日中でも子供達から
見つかりにくい場所にいたりすることもある。
ノコギリクワガタ♂♀
株元に染み出ていたコナラの樹液に来ていた。
♂は小型(原歯型)、♀も小さかったので採集に来た子供には
見つけられなかったようだ。

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