森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

奥山きのこ便り

2023-09-30 15:45:37 | きのこ

早いもので9月も最終日
きのこを観察しながら奥山を歩いてみた。

今回は今まで歩いたことのないブナ・ミズナラ林を選んだ。
登山地図に載っていない道を歩くのは、かなり経験を踏んでいても
現在位置を確認するのが難しい場合がある。
2.5万分の1地形図とコンパスは必携となる。(GPSナビは高いしね)

生木の腐朽部分や朽木からは、木材腐朽菌が色々出ていた。

群生するヒメカバイロタケ

ミズナラの枯れ枝にヤマブシタケ

ウラジロモミの枯れ木にサンゴハリタケモドキ
近縁のサンゴハリタケは広葉樹から発生する。

大ミズナラの脇にはマイタケの大株
木から離れた位置に出ることもある。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河畔で鳥見

2023-09-28 17:53:31 | 野鳥

そろそろカトリヤンマ♂が水辺でホバリングする頃合いかなと
河畔の池に行ってみた。
2時間ほど待機して待ってみたけれど今日は現れず。
目標を変えて鳥を見てみようと川幅が広いところへ移動したところ
ミサゴ3羽、オオタカ幼鳥1羽が現れた。

 

川の風景
水量は多く、滔々と流れている。

ミサゴ
3羽が、飛来したが漁の場面は見られず。

オオタカ幼鳥
カラ類の混群が警戒して鳴いたので周囲を見たら枯れ枝先にとまっていた。
ナガサキアゲハ♂

川辺の水溜まりで吸水中。
今年は、自宅周辺で見る機会が多い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寺家道端観察会 虫達色々

2023-09-25 19:25:14 | 昆虫

ようやく秋らしくなって
久しぶりにエアコンを入れずに就寝できる夜が来た。
昨日のこと、寺家ふるさと村での道端自然観察会に参加した。
花と虫達を探しながら、ゆっくりと歩いていく。

虫達色々


ウラギンシジミ♂

ムラサキシジミ

コミスジ
モンキアゲハ
数多くのピンチをかいくぐって来たらしく翅はボロボロ。

クヌギの樹液にいたチャイロスズメバチ
キイロスズメバチの初期巣を乗っ取る社会寄生蜂。

オニドコロにいたセスジナガカメムシの成虫、幼虫

アカスジキンカメムシ幼虫
ヒマラヤヤマボウシの実から吸汁している。
ちなみにこの実をちょっと齧ってみたらえぐみがあった。
ヤマボウシの実は食用になるけれど本種は不適のようです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菜園の狩人

2023-09-19 13:48:02 | 昆虫

まだ終わったような感じはしないけれど
今年の夏は、猛暑の連続で菜園の野菜も出来が悪い物が多かった。

そんな中でも、原産地がアフリカのオクラはこの暑さに負けることなく
生育が良好なのだ。
朝の収穫をしていると、葉陰にカマキリ2種が隠れているのを見つけた。
花を訪れて授粉する虫を狙い、天敵(鳥)からも身を隠せるので
棲むのに丁度良い場所になっているようだ。

オオカマキリ♂
ちょっかいを出してみたが、ファイティングポーズはとらず。

ハラビロカマキリ♀
産卵間近でお腹が大きい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥山きのこ便り

2023-09-16 12:12:31 | きのこ

やたらと暑い日が続いている。
気温は標高100mアップすると0.6度低下するというが
昨日行った奥山(標高1.500m)で平地より10度近く下がっている
はずなのに、歩いていると涼しいという感じはあまり無く
汗をかきながらの散策となった。
こんなに気温が高いと、秋の訪れはまだ先かなと思っていたけれど
マイタケ、シイタケ等の初秋のきのこは例年通りに傘を広げ始めていた。

ミズナラの大木の根元にマイタケ

ミズナラの枯れた倒木からもマイタケが。

枯れ枝からはスーパーでお馴染みのシイタケ

ミズナラの大木からは、マスタケも出ていた。
鱒の切り身の色から和名がつけられたという。

苔むした倒木からは里山でも見られるベニヒダタケ

山道脇にあった角をつけたままの雄鹿の頭部
寿命が尽きた生き物は、長い時間を経て土壌に吸収されていく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする