今年、ブルーベリーも豊作でびっくりだったのですが、もうひとつ豊作なのが、かりん。
マルメロ=かりんだと思っていましたが、どうやらちょっと違うみたいですね。もちろん同族なんでしょうけど。
既に10個は採っているのに、まだ木に10個程度ぶら下がっています。
去年だったか、初めてかりんジャムを作りましたが、さすがにこんなにたくさんは無理だな・・・でも捨てるのもなんだかもったいない。
そう思っていたとき、ふと頭に浮かんだのがご近所のNさん。
以前、これまたたくさん採れたスモモを差し上げたら、「スモモ酒にした~」と嬉しそうに話していて、なんだ、生で食べないのか?と思ったことがあったんです。
ずいぶんと前の話だったのだけれど、スモモをお酒にするのなら、かりんももしかして?
会ったら訊いてみよう、なんて考えていたら、スーパーでばったり!
「かりん酒って、作る?」と訊くと、今年はどういうわけかほとんど生らなくて、もう作れないと諦めていた、とのこと。ご自分のところに木があるんですね。でも不作だったんだ。
なんてまあ、よいタイミング!と、うちのかりんをもらってもらえるか伺うと、「えっ!?いいの!!??」と大きな目をキラキラと輝かせました。交渉成立。
その日の夕方、野菜室に保管しておいたかりんのうち、傷のないものを選んで6個、ついでにサツマイモもおまけというか押し売りでもらっていただきました。
こういうのって、渡りに船というか、求めよさらば与えられんというか。願えば通じるものだな~と思いましたわ。
ところでこの、渡りに船、なんですが、私の中では「船」じゃなく「舟」のイメージなんですよね。小型の手漕ぎ舟。渡し舟の感じするじゃないですか。矢切の渡しなんかぴったり。
あちこちにまだわずかに残っている渡し舟ですが、私は乗ったことがありません。一度体験してみたいな。