子ども時代から車酔いするたちで、今はかなりましになりましたが、それでも観光バスは大の苦手。
なので旅行会社のバスツアーや、往復は電車や新幹線でも、場所の移動がバスのツアーに参加したことがほぼありません。
PTAをやっていたときも、研修旅行に参加しなくてはならないときは、かなり憂鬱でした。
だいたい私は協調性というものが欠落しているので(今で言うと多分発達障害)、大勢で集団行動する、というのがダメなんですよねぇ…
若い頃は友人と泊りがけの旅行に出かけたことも何度かありましたが、今では家族でしか行けません。
気を遣うのも遣われるのも苦手なんです。
友人との日帰り旅もふたりで、ということがほとんどでした。
そんなわがままな私が、およそ半年ほど前、バイト仲間と計6人で日帰り旅に出かけたのだから、これはもう、私にとっては大珍事!(笑)
バイト仲間は総勢8人。そのうちの3~4人が月交代でランダムに仕事をしています。
仕事中、何の話からだったか忘れたけれど、鎌倉に行きたい!とひとりが言い出しました。いいんじゃない?と思っていたら
「みんなで行けないかなあ?」
へ?(一瞬言葉を失う)
8人がそれぞれ、年代も違えば家族構成も違って、私のように問題のある年寄りを抱えている人もいれば、まだ小学生の子どもがいる人も。
どれだけ参加できるのか、このお出かけ自体成立するのか半信半疑でしたが、前述のとおり6人が参加、ということでツアー成立となりました。
正直、話のはずみで参加することに「なってしまった」私にとって、これは結構悩ましい結論でした。
その頃は寒いこともあって、腰痛がかなりひどく、足手まといになるんじゃないか、とか
義母はデイサービスの日なので、日中はさておき、晩ご飯はどうしよう、とか
あーだこーだひとり考えていましたが、言い出しっぺの仲間が着々と旅程を考え、新幹線の切符の手配など何から何まで、全部やってくれました。
これまで家族旅行に出かけたり、若い頃友人と出かけたときなどの予定など、すべて私がやっていて、他人がおぜん立てしてくれた状態で出かける
ことはありませんでしたが、実際出かけてみたらすごく楽ちん!
別のメンバーが時間管理をしてくれて、スケジュールに添って指示を出すのでそれに従ってはいはいと動くのみ。
考えなくていい、って、こんなに楽なのね~♪
2月の初めの、極寒予報がどんぴしゃに大当たりの日。
横浜では到着時も夕方あたりも雪が舞う天気でしたが、鎌倉散策のときは雪もやみ思ったより穏やか。
乗り鉄(父親が元国鉄マン)の私は、憧れの江ノ電に乗ることが出来てもう大はしゃぎ。写真は私が撮ったものではなく、メンバーが撮ったもの。
江ノ島も入っていて、うまいこと撮ったと思います。
こんなふうに、今まで「自分にはちょっと無理」かと思っていたことも、やってみたら案外さくっとやれてしまうものだな、
とあらためて思いました。
食わず嫌いは何についても損、ということでしょうか。