Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

京の「春」の旅:河合寛次郎記念館

2008-03-19 06:40:38 | 旅行・お出かけ
曇り空です。昼前後には降りだす、という予報が出ています。出かけるときは傘を忘れずにね。という私も出かけますけど・・・
今日、名古屋市内の小学校は卒業式。式が済むまでは降らないでいてほしいですね

京都旅行の続きですが、知恩院は三門だけ観て引き下がりました。
他にどうしても行きたい場所があったからです。
それは「河合寛次郎記念館」。
町家を改造したお店が増えて、比較的簡単に京都に住む雰囲気を味わえるようになりましたが、そこで暮らしていた雰囲気を味わうにはちょっと・・・と思っていたところに、「京の冬の旅」を特集した雑誌でここが紹介されていて、是非行ってみたい!と思ったからです。

そこは、純然とした京町家とは少し違いましたが、寺社とは違った京都らしさがありました。
少し違う、というのは、寛次郎自身が日本各地の民家を参考にして設計したものだったからです。
その「日本らしさ」が、私には「京都らしさ」と感じられたのかもしれません。
黒光りする柱や梁、階段箪笥、置かれた机や椅子などの調度のなかに寛次郎の作品が置かれています。
登り窯というものを今回初めて見ましたが、この中であの作品群が焼かれたのか・・・と思うと、作者の魂がそこに残っているような感じがしましたね。

作品自体は、実を言えば好みではなかったのですが、暮らしぶりは実に羨ましい!と思いました。
こんな風に、純和風の暮らし方がしてみたい・・・でもそれは、現代では一番難しい、そして贅沢なことなのかもしれません。