* naturally *

自称ライトオタ母さんの気まぐれつれづれ雑記。

夏のぬけがら。

2009-07-30 | 日記
 夏になると決まって目にする、セミのぬけがら。
 誰でも一度ぐらいは興味を持ったことがあるんじゃないでしょーか?


 見た目明らかに虫なんだけど、動かない。
 生きてない。
 でも、死骸でもない。
 …ってゆーか、中身空っぽのスカスカ。

 なんだこりゃ??


 なーんてね。
 ぬけがらコレクションしてた子とか、クラスに何人かはいたでしょ?(笑)
 今から考えたらなんでそんなもの集めてたのかサッパリ分かんないけど、その頃はとにかく沢山欲しかった。子供のコレクションって大体そんなもんですよね。うちの弟くんなんか、ビールやジュースの瓶の王冠を死ぬほど集めてましたよ。あと、遊び方も分かんないのにドラゴンボールのカードダスとかね
 …え、私?
 私は水晶やらアメジストやらのいわゆるパワーストーンとか、貝殻とかでしたね~。普段は男の子と一緒になって走り回ってたのに、そーゆーとこだけ何故か女の子っぽい子供でした(笑)


 私が子供の頃から、このおじいちゃん家の庭は何故かセミのぬけがらの宝庫でした。どこから湧いてくるのか分かんないんだけど、とにかく夏になるとそこら中にセミのぬけがらが出現するんです。そして、おそらくは彼らがまたこの庭で子孫を残し、その子孫たちがまた大量のぬけがらを残し……と、そーゆースパイラルが続いてるんでしょうね。

 そんなことをふと思い出したので、ちょっと庭に降りてぬけがらを探してみました。

 おー、いるいる。今年もいっぱいだ~



 木に引っかかってるの、縁側や柱にしがみついてるの、器用にも網戸に引っかかってるの、寂しく地面に転がってるの……相変わらずぬけがら天国(なんだそりゃ)です。なんでこんなに異常発生するようになったのかなぁ


 セミの成虫の寿命は短い。
 このぬけがらの持ち主たちのいくらかの命は、もう尽きてしまったかもしれない。
 精一杯、悔いなく、生きられただろうか…。


 さすがにもう嬉々として集めるような歳でもないけど、ゆらゆらとそよ風に揺れるセミのぬけがら達を見て、夏の到来を感じた私なのでした。
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