優緋のブログ

HN変えましたので、ブログ名も変えました。

リフォーム

2008-11-23 21:21:18 | 日々の歌
取説も 読まずいきなり 貼り付けて
       しわしわだらけ 誰かのように

入念に 手順を踏んで 仕上げ見よ
       壁紙貼るも 父の威厳を

「短歌をよむ」

2008-11-20 00:03:44 | 読書
俵万智著 岩波新書


冬ソナかるたを詠んでいる時に、偶然五七五で収まらず、五七五七七になってしまったところから始まった私の短歌。

どうせ素人なのだから下手で結構、とばかりに、ぜんぜん勉強をしないできた。

ただ湧き上がる言葉を、思いつくままにつなぎ合わせて詠めたころもすぐに過ぎ、美しいものを見ても、日々起こるさまざまな出来事のことも、何も思い浮かばない情けなさと寂しさを感じるこのごろ。

なんとかならないか。
料理だって、素材のおいしさそのものを味わうことも良いけれども、きり方ひとつとっても、調味料の入れるタイミングを変えるだけでも味わいが変わってくる。

"言葉"という素材と"短歌"という料理法を、もう少し勉強することで、自分の気持ちや出来事を的確に表現できるようになるのなら、やってみようか、そんな気持ちで手にとってみた。


まだ『Ⅰ短歌を読む』を読んでいる途中だが、・枕詞の謎 ・序詞はおもしろい などまさに楽しい古典の授業という感じの内容。

私は学生時代、古典はもとより現代国語も漢文も苦手だったので、「あぁ俵さんみたいな先生だったら、私ももっと違う人生だったかもしれないのに」とほんの少し(笑)思った。

なんとなく・・・

2008-11-16 22:05:22 | おぼえがき
そのせいでしょうか、私も吹っ切れたのか、気分が落ち込みがちだったのが少し上向きになってきました。

いや、まだ上向きとまではいかないかもしれませんが、少なくとも平常心になってきたような気がします。

受験生もいますし、毎日毎日いろんなことが起こりますが、振り回されずに自分を保っていけるようになりたいものです。

「愛する源氏物語」

2008-11-13 09:01:52 | 読書
俵万智著 文芸春秋


原文はもとより、現代語訳でも読みこなすのは私にとってなかなかの難敵。

田辺聖子氏の「新源氏物語」やマンガの「あさきゆめみし」で大体の内容は知ってはいるのだが、それでもいつも短歌の部分だけは読み飛ばしていた。

私はもともとがさつな性格だから、じっくりと言葉を読み込まなければいけない詩や短歌を読むのが苦手なのだ。
小説だったら、読みにくい場所はちょっと飛ばしてしまったり、斜め読みしても大体の流れはわかるからいいのだが、助詞の使い方ひとつで意味が変わってきたりする詩や短歌はそうはいかないから困るのだ。
これは、自分が短歌を詠むようになった今でも変わらない。

だから、この本を読むのは少々きつかった。
俵万智さんが物語の流れを解説してくれる部分や、万智訳の短歌はとてもわかりやすく面白いのだが、原文の短歌のところに行くと途端に???
何度読み飛ばしたい衝動に駆られたことか・・・。

しかし、短歌から源氏物語を読み解くという俵さんの試みはとても面白かった。
夫婦喧嘩も、危うい恋の誘惑も、三十一文字に託せば雅やかに、穏やかにかわすことができる。

また、登場人物すべてになりきって、その性格を的確に詠み分けた紫式部の歌人、物語作家としてのすごさもよくわかった。

また、時間をかけてじっくり取り組んでみたい一冊だ。