気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

オオキンケイギク

2015-06-01 18:33:17 | 野山で



近くの川にオオキンケイギク(大金鶏菊)が咲いています。侵略的外来種と呼ばれて久しい植物ですが、美しい景観を作ってくれています。誰かに見つかって、全部始末されたらどうしようと思いながら、毎日見ています。

この川で蛍が見られるのですが、今年は特にたくさんいます。下水道整備で自然環境が良くなったためか、趣味で養殖している方が上流に幼虫を放流したせいなのか。理屈はともかく、毎晩蛍を見られるのはありがたいことです。

 





川辺に、これも自然に生えたセンダン(栴檀)が花を咲かせています。古名はオウチ(楝)、獄門の木ともいいます。平家物語に、獄舎の門のところにあったオウチの大木に生首をさらしたという記述があるそうです。血なまぐさい話ついでに、この川を300メートルほど遡ると、血修理橋という小さい橋があるのです。由来は地元古老に聞いてもわかりません。その橋の側にも、センダンは薄紫の花を平和に咲かせています。

 





そして、センダンの大木。

 

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水カンナ

2014-07-08 20:00:00 | 野山で

 

ミズカンナ クズウコン科タリア属

 六月の中旬のことですが、横浜の三景園の池にたくさん茂っていた植物。葉はカンナに似ているけれど、花は全然違う不思議な感じです。背丈の割に小さい花ですが、白い粉を吹いたような苞の中から、紫の花が覗いている色合いはとてもおしゃれです。なんとなく観葉植物に近い匂いを感じます。戻ってから調べたら、クズウコン科のミズカンナ。やはり、葉がカンナに似ていて水の中に生えるという命名のようです。クズウコン科の仲間には、マランタやストロマンテもあり、雰囲気の共通点に納得です。原産は、北アメリカの南部と熱帯アフリカだそうですが、横浜(といってもかなり海沿いですが)で自生しているということは、寒さに強いのでしょう。

 そばには、中国風の朱色の屋根が反り返っている建物(上海なんとか記念館?)もあり、三景園らしい土の見える崖もありの、エキゾチックな場所でした。

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花のある暮らしの会 第75回    百合の国

2014-06-28 20:00:00 | 花の教室

 6月はジューンアレンジ。この季節が旬の、百合を中心にしたアレンジです。ブルーのデルフィニウム、ピンクのトルコキキョウ、白い千日紅がはいっています。足元の涼しげな葉はダバリア(西洋しのぶ)です。オリエンタル百合は、生産していたことがあるので、特別思い入れのある花です。大学を出て、種苗会社に就職した頃、初めてのオリエンタル百合である、スターガザールとカサブランカ、ル・レーブが、オランダで交配されて、日本にも出てきました。こんなに大きな百合はそれまで花屋にはなかったので、1本1万円?という話もあったような。バブリーな時代だったのです。

 ユリ科の花は、どれも凛とした気品がありますね。もともとの原種が日本に多く存在することはうれしく誇らしいことです。日本の花は?というと、桜や菊が一般的ですが、百合の国というイメージもまた素敵だと思いませんか。

 

 アシスタントのAさんの季節の花。つんつんした葉のスチールグラス以外は、ご自宅のお庭で咲くお花です。ピンクのカラーと額アジサイ(ダンスパーティー)が鮮やかです。かごは百均だと自慢(?)しておられましたが、とても素敵なアレンジに仕上がっています。かごの中には、ヨーグルトの瓶がふたつ。あじさいの葉に巻かれて可愛くはいっていました。

 

 

 いつも、お付き合い頂いている皆さん。花好き仲間です。

 

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花のある暮らしの会 第65回

2013-09-02 15:10:40 | 花の教室

 長い間、ブログをお休みしてしまいました。

 ただいま~!

 その間も、花のある暮らしの会は毎月一回続いていて、今回は65回です。8月はプリザーブドフラワーをしました。これは、百均のカップとポットですが、一客だけになってしまった思い出のコーヒーカップとか、使い勝手は悪いけどモノは良い急須とか、皆さん素敵な器の持ち寄りでした。ワイヤーかけの練習も兼ねて、すべての花材にワイヤーをかけましたが、皆さん器用にできていました。初めからいらっしゃっている方は6年目ですから、もう慣れていますよねえ。

 

 季節の花活けは、A先生が担当しています。今回はお庭の谷渡り、折鶴らん、ルリマツリ、ローズマリーを使用しています。どこにでもあるものを、ちょこっと活けて、暮らしを豊かに。会の方針そのものの花を毎回提案してくださっています。

 

 次回は9月22日。秋の花活けということで、どんな内容にするか、今考え中です。


アオバズク   青葉木菟

2012-07-31 21:10:57 | 気になる動物たち

 友人のブログに出ていたアオバズクがどうしても見たくて、仕事の道中、とある神社の楠の大木を、首が痛くなるまで見上げていたら、いたっ!!アオバズクが6羽もいました。6羽を一度に写そうとすると、左の2羽が見えにくいのですが、その2羽が親のようで胸の模様がはっきりしています。

 

 おかあさん(おとうさんかも?)のアップ。

 

 子供たちの胸は、まだ産毛でもしゃもしゃした感じです。まん丸の目で、じっとこちらを見ています。でも、普通の鳥のように逃げたりはしません。かなり高い枝だから、安心しているのかな。でも、昼間寝ているはずなのに、あんなに目を開いているのは、やはり私たちに警戒しているのでしょうか。それとも、眼を開いて寝ているのかも?

 

 寝ていませんでした。目線の先には夫がいます。ちょっと「ほーほー」とふざけてみたら、子供たちはすごく反応しました。ご両親は知らんぷりでした。さすがです。

 アオバズクご一家さま、お騒がせ致しました。お会いすることができて、とてもラッキーなひとときでした。