近くの川にオオキンケイギク(大金鶏菊)が咲いています。侵略的外来種と呼ばれて久しい植物ですが、美しい景観を作ってくれています。誰かに見つかって、全部始末されたらどうしようと思いながら、毎日見ています。
この川で蛍が見られるのですが、今年は特にたくさんいます。下水道整備で自然環境が良くなったためか、趣味で養殖している方が上流に幼虫を放流したせいなのか。理屈はともかく、毎晩蛍を見られるのはありがたいことです。
川辺に、これも自然に生えたセンダン(栴檀)が花を咲かせています。古名はオウチ(楝)、獄門の木ともいいます。平家物語に、獄舎の門のところにあったオウチの大木に生首をさらしたという記述があるそうです。血なまぐさい話ついでに、この川を300メートルほど遡ると、血修理橋という小さい橋があるのです。由来は地元古老に聞いてもわかりません。その橋の側にも、センダンは薄紫の花を平和に咲かせています。
そして、センダンの大木。