オータムリーフの部屋

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鷹取の南壁攻略法

2011-04-03 | クライミング

ステージ1 典型的ムーブで登攀
 まず、先輩に習って、手足のホールドを覚える。このとき、難しいところを引っ張りあげてくれるような力持ちのビレーヤにお願いすると良い。ロングルートなのでルートファイディングしながら上るのは初心者には無理。このとき、教えられてできないからと言って、浮気心を出して自分の登りをしようとあちこち掴むのは時間の無駄であることを心得るべし。先輩の指示にしたがって、教えられたとおり、できるまで反復練習をするべし。この段階では素直であることが上達の秘訣です。

ステージ2 ムーブの定着化
 一応ノーテンションで登れるようになっても、糠喜びしないこと!
1ヶ月経つと登れなくなることを自覚すべし。成功確率を上げるために反復練習を怠らないこと。正確に美しくを心がけて精進すべし。正確とは何度繰り返してもミスが少なく、再現性を高めること、美しさとは登攀全体の滑らかさ、ムーブのスムーズな継続が示現できること。

ステージ3 独自のムーブの確立
 自分には困難なムーブを「より楽に、より美しく」をモットーに模索、改善する。
人それぞれリーチや体重の違いがあります。この段階で自分には難しいバランスやムーブに気づいているはずです。
その辺を研究改善して自分独自の登攀ができるように日々努力していくことが肝要です。

鷹取は人口壁に似ています。ホールドもガバで垂壁です。指(第二関節)や腕っ節が強くなります。
しかし、先輩に教えられて登攀していたため、ルートファインディング能力はまったくつきません。
自然の岩場に行ってどこを触ってよいのかうろたえるばかりです。
鷹取はジムでのトレーニングと割り切って、ルートファインディング能力を上げるため、並行して自然の岩場での練習を欠かさないようにするのが大切です。
このとき、易しい確実に登攀できる岩場でのリードクライミングを日常的に実践していくことも忘れてはならないことです。

フリークライミングルート(南壁東側より)
1 クレーター 5.10
2 天の川   5.9
3 流れ星   5.10
4 ダイレクト 5.9 (実情に合わず。今は5・10b位?)
5 ネームレス 5.10c
6 彦星    5.10c         
7 左ルート  5.10c          
8 右ルート  5.10
9 S君    5.10
10 Nフェース(ハング) 5.10a


鷹取山ガイド

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