オータムリーフの部屋

残された人生で一番若い今日を生きる。

2014日本新工芸展

2014-05-25 | 日記

今年も新工芸展の季節がやってきた。独断と偏見で気に入った作品のスナップ写真を撮ってきた。

去年と同じく小ぶりの作品が多かったが、なんと去年と同じものも出品されていた。自分が創作、到達した技法が世に認められ、そのテーマを数年繰り返す作家は沢山いるらしい。したがって、同じように見えても微妙に異なると言うことだ。しかし、下の作品の場合、去年が日本新工芸賞、今年が日本新工芸奨励賞、同じような作品で毎年賞をとれることに違和感を感じる。
私の好みの作品で去年のスナップ写真にもおさまっていたので微妙な違いがあるのは検証できた。

 まったく凡庸にしか見えない織物の作品が内閣総理大臣賞をとっていた。
「えっ、これが総理大臣賞?信じられないねえ。総理大臣、芸術的センスまるでないんじゃないの。」
「いや、きっと、お友達なんですよ。」

染色に個性的な作品が少なかった。唯一、気に入ったのは「灯」。遥か上方から灯が漏れ、階段を照らしている。なんとも幻想的で作者の心象風景の表現とも思える。


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