北海道新聞2010.18.夕刊12面
ワシントン発オーストラリアの科学ニュースです。
オーストラリアに6億年前の海綿?
最古の動物化石の可能性
米研究グループ発表
【ワシントン共同】
オーストラリア南部の地層から見つかった化石が、約6億4千万~6憶5千万年前に生きていた海綿の仲間である可能性があるとする研究結果を、米プリンストン大の研究グループがまとめ、17日付の英科学誌ネイチャージオサイエンスに発表した。
グループの説が正しければ、これまでに発見された最古の動物化石になるという。グループは石灰岩の地層から、大きさが数ミリから最大で1センチほどの生物の化石群を発見。
化石を約50マイクロメートルが(1マイクロメートルは千分の1ミリ)ごとの厚さで薄く削り、形や色の情報を基にコンピューターで立体画像を合成した。
その結果、生物の中には1ミリ弱の複数の管が通っていることが判明。グループは海綿に似た生き物だと結論づけた。
この生物は、6億年前ごろまでの間に何度かあり、地球の表面がすべて氷で覆われたとされる「スノーボール仮説」の時代にも生き延びたと考えられるという。
最古の動物化石の可能性
ワシントン発オーストラリアの科学ニュースです。
オーストラリアに6億年前の海綿?
最古の動物化石の可能性
米研究グループ発表
【ワシントン共同】
オーストラリア南部の地層から見つかった化石が、約6億4千万~6憶5千万年前に生きていた海綿の仲間である可能性があるとする研究結果を、米プリンストン大の研究グループがまとめ、17日付の英科学誌ネイチャージオサイエンスに発表した。
グループの説が正しければ、これまでに発見された最古の動物化石になるという。グループは石灰岩の地層から、大きさが数ミリから最大で1センチほどの生物の化石群を発見。
化石を約50マイクロメートルが(1マイクロメートルは千分の1ミリ)ごとの厚さで薄く削り、形や色の情報を基にコンピューターで立体画像を合成した。
その結果、生物の中には1ミリ弱の複数の管が通っていることが判明。グループは海綿に似た生き物だと結論づけた。
この生物は、6億年前ごろまでの間に何度かあり、地球の表面がすべて氷で覆われたとされる「スノーボール仮説」の時代にも生き延びたと考えられるという。
最古の動物化石の可能性