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ノーベル物理学賞 オーストラリア国立大シュミット博士らに

2011年10月05日 | 科学

北海道新聞2011.10.05.朝刊第2面
 おめでとうシュミット教授
http://msowww.anu.edu.au/~brian/

ノーベル賞物理学 米豪3教授
宇宙の加速的膨張発見



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【ストックホルム共同】
 スウェーデンの王立科学アカデミーは4日、2011年のノーベル物理学賞を、宇宙の膨張スピードが加速的に増していることを、遠方の超新星の観測で見つけた米カリフォルニア大バークリー校のソール・パールマッター教授(52)ら3人に授与すると発表した。
 
 ほかはオーストラリア国立大のブライアン・シュミット特別教授(44)と、米ジョンズ・ホプキンス大のアダム・リース教授(41)で、この2人は同一チーム。
 膨張の加速は宇宙を押し広げる「暗黒エネルギー」によって起きると考えられ、その正体は新たな謎となり、現代物理学の最大のテーマの一つとなっている。
 パールマッター氏のチームと、シュミット氏らのチームはそれぞれ1998年、星が寿命の最後に大爆発を起こす超新星のうち、特定のタイプの明るさを観測。遠方の宇宙にある超新星ほど速く遠ざかっており、その速度が増していることを発見した。
 宇宙は約137億年前に大爆発ビッグバンで誕生し、膨張を続けていると考えられているが、星や銀河の重力に引っ張られ、膨張スピードは減速するとの考えが主流だった。
 その後の観測も合わせ、現在では暗黒エネルギーと正体不明の「暗黒物質」が宇宙のほとんどを占め、星や銀河をつくっている物質は5%にすぎないと考えられている。
 同アカデミーは授賞理由の解説資料に、佐藤藤勝彦・自然科学研究機構長の初期宇宙に関する「インフレーション理論」を引用した。
 授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金1千万クローナ(約1億1千万円)の半分がパールマッター氏に、4分の1ずつが残りの2氏に与えられる。



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