新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

東ティモール オーストラリア難民施設に反発

2010年07月16日 | 政治
2010.07.16.北海道新聞朝刊国際面
 私のセンサーが鈍いのか、しばらくオーストラリアと言う語を新聞で見つけられませんでしたが、久し振りにオーストラリアの記事を見つけました。
 オーストラリア政府もいろいろ身勝手なことを考え付きますね。



「難民施設設置」豪の計両に反発東ティモール
【シンガポール斎藤正明】
 オーストラリアが、難民と主張して渡航してくる外国人の増加対策として、海を隔てた東ティモールに収容施設を置く方針を示し、東ティモール側が反発している。これらの渡航者を施設に集め、難民資格を有するか審査する計画。難民対策で得点をかせぐもくろみだったオーストラリアのギラード首相は、就任から約3週間で早くもつまずいた格好だ。
 首相は今月上旬、施設の設置計画を表明。東ティモールの開発支援を通じた影響力を背景に、設置が可能と判断したとみられる。
 これに対し東ティモール側は強く反発し、国会は12日、設置計画を拒否する決議を採択。マリオ・カラスカラン副首相も14日、「わが国は他国の植民地ではない」と批判した。ラモス・ホルタ大統領は施設設置についてオ-ストラリアと協議する意向だが、反対の声が強まれば憤重な判断を迫られそうだ。オーストラリアは計画推進に向け、渡航者の中継地インドネシアの理解を求める作業に着手。外相が15日、ジャカルタを訪れインドネシア側と協議した。
 AFP通信によると、今年1月から5月中旬までに、難民と主張してオーストラリアに渡航してきたのは約3千人で、ここ10年で最多ぺース。アフガニスタンやスリランカなどからが多い。オーストラリアはインド洋の自国領クリスマス島の収容施設に送って審査しているが、対応は限界だという。
 同国はハワード自由党政権時代に南太平洋ナウルに同様の施設を設けたが、国際的な批判もあり労働党のラッド前政権が廃止した。その後、難民を主張する渡航者か増えたとの批判が噴出。ギラード首相は年内にも予定される総選挙を見すえ、施設設置計画を推進しているとみられる。


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