Blogアトリエ陶夢 <夢宇窯>

アトリエ陶夢の作品や活動紹介、各種陶芸活動、陶の郷づくりを掲載します。

待望の初窯焼成! ー 夢宇窯誕生  <窯焚き編>

2015年11月13日 | 夢宇窯と焼成
 宿泊のある山手の村が明け、いよいよ二日目の朝を迎えました。

屋敷門の構えで当時の羽振りが覗えます。
 
この宿泊施設は、旧庄屋「治部邸」の屋敷を宿泊施設に改築したものです。

農村の屋敷生活が体感できるミステリアスな空間です。宿泊は素泊・自炊です。

 7時の火入れに合わせて夢宇窯に移動。早朝より大阪の仲間が一人合流
窯の神様に祈りを捧げ、いよいよ火入れです。
順調にバーナーへの点火!の心算が……。


 油漏れ発生! 危険回避のため急きょ薪焼成に変更というハプニング
先が思いやられます。
 しかしながらその後の昇温は順調に進み、一時間200℃の上昇で6時間後はほぼ1000℃に達成しました。



 
 夢宇窯の焼成もこれまでは、順調!!昼食は、ピザ焼きとしゃれこみました。
今回は、市販のピザ生地の上に更に好みの材料のトッピングという手抜き方法です。


それがまた、美味しいこと、ビールで乾杯!最高!


 その後の焼成6時間の行方はというと、1200度の壁を前に苦戦が続きます。
今回窯焚き中心で頑張ってくれたⅯさんの努力で、1200℃越を果たしたのが窯閉め一時間前でした。
 




 11時間が経過後、最高温度1254℃は記録したものの其の後は1200℃をやや超える程度の温度で、タイムリミットとなり、窯を閉めました。

 さて後は、翌日の窯の冷め具合を見ての窯出しとなります。 



待望の初窯焼成! ー 「夢宇窯の誕生」 <窯入れ編>

2015年11月13日 | 夢宇窯と焼成
 先日、11月5日から三日間、夢宇窯(イッテコイ窯)の初焼成を関西より駆けつけてくれた陶芸仲間4人と行いました。

 親友であるこの仲間の会を「河童の会」と名付けます。
夢宇窯のある私の里は川柳の町でなぜか河童がシンボルとなっているのです。

 5日は、窯入れです。今回は初めてでもあり焼成の様子を探るのが主な目的です。
と言っても予想の中で最大の成果を期待してしまいます。

 釉掛けと焼き締めの両方の焼成の具合を確認することが課題です。
加えて、備前土の緋襷や信楽土の焼きの具合を確かめようとしました。

 釉掛け作品も窯の雰囲気が掴めない状態での焼成ですから、予想の発色が得られるか全く不明です。

 今回は、12時間限定での焼成に踏み切りました。ですから、焼成計画に沿った昇温が可能か?また、目標の温度達成が可能か? それが大きな課題であり窯焚きのプレッシャーです。




 
 窯入れの準備ができたところで昼のカレーです。

 
 いよいよ、窯入れ!信楽作品の二度焼き物を灰被りの場所に入れました。
これが、思わぬ焼き具合で驚きの作となりました。


 緋襷き作品に藁巻きをしました。



 夕方窯詰めが終了!窓口を閉めました。