Blogアトリエ陶夢 <夢宇窯>

アトリエ陶夢の作品や活動紹介、各種陶芸活動、陶の郷づくりを掲載します。

小さな展示室

2024年04月27日 | 夢宇窯郷たより

夢宇の郷の展示室

 母が他界して3年を迎えます。故郷は夢宇の郷と名付けました。

母の部屋は、「小さな展示室」に代わりました。増え続けるばかりの作品の置き場になりました。

開設から2年ぶりの展示紹介をします。

 久米南町の名も知れぬ「小さな陶芸展示室」です。

      

        

    夢宇の郷の桜  4月14日撮影 

 

 

 


夢宇窯の里 猪侵入防止の柵を作る!

2022年12月05日 | 夢宇窯郷たより

猪侵入防止対策‼ 22.11月作業日記

 夢宇窯の里は普段留守にすることもあって、イノシシの侵入は段々と常態化してきました。以前は敷地には警戒してあまり入ってこなかったものですが、今は遠慮なしの侵入で容赦なしにミミズなどを求めて荒らしまわっています。山極の1メートル以上の高さのメッシュの防ぎょ柵も乗り越えたり、押し倒したり、穴をあけたり、すさまじい力で搔い潜ってしまいます。

 家周辺は、正面入口以外は柵で囲んでいるためこれまでは侵入も少なかったのですが、最近は、堂々と正面から侵入し裏庭の果樹地を荒らして行きます。

 そこで急遽柵を制作することにしました。予定外の作業に三日間を費やしてしまいました。

 田舎仕事は、それだけではありません。今回は最終の草刈が待ってます。そして、玉ねぎの植え付け作業もしました。今年は、なぜか卵大の大きさの玉ねぎばかりで不作でした。

200本の苗を玉ねぎ用の黒マルチの穴に植え付けて終了です。

 

 


小さな展示室ー母を偲ぶ

2022年05月04日 | 夢宇窯郷たより

近く母の一周忌を迎えます。

月一で帰る夢宇窯の里は、普段、静かに眠っています。

母の生活部屋も主を失って静まり返っています。

先だって帰省した折、妻の提案もあり母の部屋を模様替えして、作品を並べ展示室に設えてみました。

普段は、電気もめったにつかない空間でありながら、作品を並べると一気に息づいてきました。

母の息吹も感じる程の暖かい空間に変身した感じです。

雑草・植栽管理や窯焼成での目的でしか里に帰る機会がないため、公開とはなりません。

それでも今後は不定期でも観てもらえる機会をつくりたいものです。

こんな田舎で人通りのない場所ですが、知って頂ければ立ち寄って頂けるかも・・・ですね。

 

 

 

今は、桜やつつじの花が満開できれいです。

  

 

 

 

 

 


干し柿づくり

2021年10月20日 | 夢宇窯郷たより

柿も色づき、干し柿づくりの時期となりました。

夢宇窯の里の生り物も、栗に始まりすだち、柿、ゆず、そしてキューイの収穫と続きます。

落栗拾いは、今年もイノシシ集団に先を越され、二番手となりました。

諦めていたものの、木に残っていたその後の落ち栗で、十分食べるだけの量が採れました。

 

今日は、夢宇窯の里から持ち帰った渋柿の皮むきです。

皮むきの後は、10個ずつ紐で縛り、熱湯に30秒ほどつけ消毒します。

吊るし柿の完成です。

後は、天気にお任せ、美味しい干し柿の完成を待ちます。

勿論、美味しくするひと手間は欠かせません。


時空間の旅(タイムスリップ)

2021年09月17日 | 夢宇窯郷たより

 55年前への記憶の旅

それは突然やって来た

同級生のA.Yさんからの一本のメール

県展工芸部門入選名簿に、私の名を見つけ懐かしさでメールした、

一度話ができれば嬉しいとのことであった

 

高校卒業から、同級生に一度もあっていない私に記憶を辿る術がない

ここから、私は記憶喪失のブラックボックスの世界へと迷い込んでいく

 

半世紀の長きに渡り、同窓会やアルバム等からの情報を失った為に記憶のみしか残されていない

何人かの男の友達であった同級生との記憶は残っているものの、女性とは皆無に近い

全く思い出せなく話をするのも不安である

 瞑想の時間が続く

 

高校時代?同級生?Aさん?… 同級に居たかなあ? 

 

記憶は一向に甦らない。

 其れでも名前は確かでないが、旧姓Aに関しては中学時代の同級生に確かな記憶がある。

 

もしかすると、K地区のAさんでは……?  との思いに駆られてくる

一日余りかかった記憶迷走の時間は、55年の時空の旅であった

 

確かな記憶として、私にはAさんの姿が残っていた 

1時間ほど話した電話もあっという間に過ぎさった 

中学時代のそれは、青春の淡い記憶である

 

およそ55年の過去に記憶の旅が出来た

その時間を提供してくれたYさんに感謝‼

これからも何度も記憶の旅に出かけたいものだ

            2021,9,17

            岡山県美術展工芸部門 入選作 

   昨日、作品鑑賞して来ましたとメールを頂きました。

Yさん有難う!

 

 

 


除草作業の闘いと農地問題

2020年09月08日 | 夢宇窯郷たより
 8月末から、夢宇窯の里の除草作業に帰省しました。
今年で、4~5回目の除草作業になります。
 田舎での作業以外は外に出ることも無い生活で、体が暑さに対応できません。
慣れるまで3日間は、早朝庭や窯場の傾斜地の草抜きをしました。
 9時ごろになると暑さで作業はできません。
 梅雨明けから晴天が続いた勢いでしょうか、大草です。

  

 運良く夕立が有り、作業は少し楽になりました。しかし、写真の場所を含むアトリエ周辺の草取りに4日間を要しました。

   
 

 その後、畑の耕うんや野菜の植え付け準備、空き地や田の岸の主だった草刈り作業で4日間ほどかかりました。

 
 田舎生活を求めて移住を希望する人がいます。
へき地の活性化の一助になることは間違いありません。
しかし、あまりにも現実の厳しさに対応できないで挫折する方もあるようです。

 夢宇窯の里は、へき地とまではいかない中山間地です。
農業、林業が主だった産業で大きな産業はありません。
ですから、農業者も兼業であったり若者は殆どが他地域へ働きに出かけます。
農業従事者のほとんどは高齢者です。
後継者の減少による農地放棄は、私だけの課題ではなく、周辺農家の目前の問題となりつつあります。
 
 農地の維持管理は大変厳しい状況です。草との闘いは続きます。
同時にイノシシとの闘いも悩ましい問題です。

 ともかく農業でのナリワイは、そう簡単なものではありません。
 

夢宇窯里山の春と生活 

2020年04月28日 | 夢宇窯郷たより
 筍騒動の巻

4月に入り、益々新型コロナ感染の広がりが深刻になり緊急事態。
そんな中、夢宇窯の里へ帰省しました。
誰もいない、誰に会うこともない環境だから心配は、ほぼありません。
当然、不用不急ではありません。
里は正に春の日差しに誘われ桜は満開、草は伸び放題、タケノコは、次から次に頭を突き出します。
翌朝から、筍堀を手始めに作業が山盛りとなりました。

   

初日に、15本。二~三日おきぐらいに同じほど収穫することになり、知り合いなどに送りました。
湯がき作業もその度にしました。冷蔵庫はその度にいっぱいです。
それでも、雨上がりの朝には20センチもある太い筍が何本も生えてきます。
もうこうなるとありがたくも何もありません。
筍を撃退するのみの駆除作業となります。
 
 そういえば、数年前。夢宇窯の竹やぶに招かれざる客がやってきました。
それは、イノシシ…。 嗅覚の鋭い彼らは、地中のタケノコを見つけては根元深くまで掘り起こし物色します。
地上に出た筍は殆ど食せず、地中の根元部分を食べていました。

 この数年は、侵入を免れていたので安心していたのです。
が何と…  先週末朝 あちこちに 大きな穴と筍の皮が散らかってます。
ああ!またしても イノシシの襲来! 一度味を知った獣はきっとまたやってきます。
 彼らも生きもの、生きるための必然の行為!
まあ、今年の筍は確保できているので、タケノコの間引きは彼らに任せることにしょう。

   

 窯焚きの巻

 しばらく振りの窯焚きをしました。
生作品の素焼きと本焼き、そして、大型作品の釉薬掛けと本焼きを連続で行いました。
今回の夢宇窯の里滞在の目的の二つ目です。
今回はのんびりな滞在の為、普段できないことができました。
アトリエの片づけは勿論、残り物の焼成は何よりの収穫です。

  

 16時間の還元焼成と冷まし1日後に作品出し。
900℃~1200℃までガス投入 少し弱めの還元焼成 焼成温度は1230℃3時間キープ。焼成温度16時間。

    

 草との闘いの巻

 草から解放された弱年間のが終わりました。
5月から本格的な戦いが始まります。その前哨戦を今回はしました。
夢生窯周辺、竹林を含む敷地や空き地は既に雑草で覆われています。

   

 除草剤で対応することもあるのですが、最近は、コツコツと腰の痛みを我慢しながら草抜きです。
70を超えるとやはり馬力が無くなってきたことを感じます。
それは、作業日数に表れます。
でも反面、それを楽しむ気持ちも生まれてきます。もうさほど急ぐこともないでしょう。
三日後には、

         
奇麗になりました。
でも、一月後には元通りでしょう。きっと。戦いは始まったばかり、体調を整えて夏場の作業に耐える体力づくりをしなければ。
 









 



筍の収穫

2019年05月01日 | 夢宇窯郷たより
 先週、備前作陶会の折に、夢宇窯の郷に帰省しました。
桜冷えから一転の暖かさで、筍が一気に頭を出しました。
掘っても掘っても次々と生えてくる筍にも手を焼いてしまいます。

でも、美味しい筍を竹にしてしまうのはもったいない話。
竹の管理もしなければ、竹の繁殖力に負けて大変なことになります。
今年も、その苦労代に美味しく頂きます。

そして今年は、旬を過ぎた筍を使ってメンマ作りに挑戦してみようと思います。

      

筍堀の後は、林の中を整地し掃除しました。少し、すっきりしました。



夢宇窯の里 整備活動あれこれの巻!

2019年04月02日 | 夢宇窯郷たより
 キューイ棚大修理!

 昨年の台風時期にキューイ棚が倒されたまま放置していました。
春になると、新芽が出始めるため早期の修理が必要でした。
 パイプ棚を組めば、再修理も必要ないのですが…
費用節約のため材木を山から切り出すことにしました。
適当な杉材をチェンソーで4本ほど伐採し担ぎ出しました。
皮をはぎ、寸法をとり6本の足材と3本の張材を用意しました。
夢宇窯の小屋づくりから大工作業は久しぶりです。
完成までに4日かかりました。



春と共に 雑草の襲撃!

 暖かくなると一気に雑草が伸びます。草取り、草刈りの闘いが始まります。
手に負えない場所は、草刈り機や薬剤処理をしますが、手作業で草取りをしなければならない場所も多くあります。
11月まで自然との闘いが始まります。

 
 草取り前             草取り後
5時間ほど掛かって、処理できたのは半分にもなりません。

 イノシシ避けの柵整備!

  休耕地の農地は、イノシシの遊び場となり荒れ放題です。その勢いは敷地内にも及ぶ始末です。
 その為、活動期に備えて柵の整備もしました。メッシュの鉄柵も増設する必要がありそうです。
 畑のジャガイモの作付けも実の成長と共に荒らされることの心配が出てきます。
 勿論これからは、たけのこ荒しにも侵入してきます。
 野生動物との共生は、簡単なことではありません。動物たちも生き抜くために必死です。

 
 
 

柚子の収穫・果汁絞り・マーマレードづくり

2018年12月11日 | 夢宇窯郷たより
 
今年夢宇窯の里は、ゆずが豊作です。窯場の側に2本の大きな柚子の木があります。
子供のころからこの柚子の木は変わりなく実をつけてきました。
剪定してもすぐに真っ直ぐに伸びる枝には困り果てます。
柚子の茎や枝には鋭く伸びる棘が作業を拒みます。
厄介な棘付き樹木でありながら、野鳥が狙うほどの甘い果物でもありません。
でも、柚子の香りや果汁、そしてジャムやマーマレードなどの加工品への利用価値は大きなものです。

 今年もゆず果汁しぼりとマーマレードづくりをしました。

    
 <果汁しぼり>
 柚子をきれいに洗った後、半分に切り手しぼりをします。
 器具は使いません。あまり強く絞らない方が表皮の香りもほどほどで雑味も少ないように感じます。

    

 種も一緒に絞り出しているので、穴あきお玉ですくい取ります。
 あとは、空きのペットボトルに流し入れます。約20個ほどで280mlの容器が満たされます。
我が家では、これらを冷蔵庫で保存し、しょうゆと1:1で合わせ昆布を小さく切って少し入れ、自家製ポン酢を作って利用します。
勿論、すだちの果汁や八朔の果汁もポン酢に使います。八朔は、少し甘味があり柔らかなポン酢になります。


 <マーマレードづくり>
 
 今回は、2kgほどの柚子を使いました。
 
  

 果汁しぼりと同様、半分に切り果汁を取ります。そして、皮から果肉を取り除きます。皮ついているワタもスプーンを使ってきれいに取り除きます。皮はまた半分に切りそれを細く切り分けていきます。水に浸しアクを抜きます。何度か水を変えながら濁りがなくなるまで繰り返します。今回は、4,5時間つけておきました。

   

 あく抜きをした皮をたっぷりの水から煮立てます。沸き立ったらざるに流しとり再度煮立てます。2,3回繰り返したらOK!
これまでは、用意できたかわと果汁に砂糖を加え、種やワタを袋に入れ共に煮込みをしたのですが今回は、ペクチンを別に煮出しして後で皮と加える方法をとりました。

   ペクチンの煮出し

 果汁を搾り取った種とワタを鍋に入れ、ひたひたになる程度の水を加えて煮込みます。30分ほど煮込んだら、ざるに空けてペクチンが自然に落ちるのを待ちます。強くしぼったりするとあくが出てよくないようです。

   
 2kgのゆずは皮の重さが650g 果汁が350g ペクチン 300g 全1300gでした。砂糖はこの40%が量のようですがあまり甘くしない方が好きなので、予定の量500gより少なく300gに控えて弱火で煮込みました。砂糖は、二度に分けて入れます。30ほど煮込んだら完成です。



 容器を煮沸し、容器に分け入れて完成です。
 


夢宇窯の里 春の収穫

2017年05月01日 | 夢宇窯郷たより
 筍の収穫と家庭菜園

 夢宇窯の窯場は、竹藪です。以前は真竹でしたが5年ほど前から孟宗竹が繁殖してきました。
春4月になると筍が収穫できます。
今年も益々増殖し処理に困るほどになりました。
先だっての窯焚きの折、掘り出した筍のあく抜きと湯がきをしました。



 畑は今、玉ねぎが少し膨れ始めました。ソラマメやグリンピースも花をつけ始めました。

   

 秋、冬野菜は春になると奇麗な菜の花を咲かせます。

     キャベツの花                     白菜の花
 

   大根の残りが花を咲かせました。           春菊の花    
 

   また、野にはふきのとうの後にはフキが育ち始めています。
 

春の準備(梅の剪定)

2017年02月19日 | 夢宇窯郷たより
 今年の冬は西日本に寒波が襲いました。
夢宇窯の里でもこの冬、20センチの積雪があり最近にない冬景色を見ることができました。
 そんな寒い中でも、春の準備は着実に始まっています。
 梅の花芽は次第に大きくなり、春を待ち焦がれています。
 梅の開花の便りも間近です。
其の前に、長く伸びた枝の剪定作業があります。
 この数年、梅の実はあまりとれません。
遅霜による被害やミツバチの減少また、害虫による実の落下が多くなったように感じます。
 収穫にかかわらず、梅の剪定管理は必要不可欠です。

 

夢宇窯の里 蕎麦屋誕生!

2017年01月22日 | 夢宇窯郷たより
 夢宇窯の里は川柳の町です。
2年ほど前、その川柳の町にあやかってか「小川柳」という蕎麦屋さんができました。
食べ物屋さんらしい店の無いわが町ですから、一度は寄ってみたいと思ってはいたのです。
でもなかなかその機会が訪れません。
それもそのはず、開店は金曜日から月曜日の四日間のみです。
 昨日、用事で出かけた折めずらしく開店に遭遇したものですから、思い切って入店することにしました。
構えはいい感じです。

  

 メニューは、六種類ほどです。
きつねそばを注文して待つこと20分。
客が来てからそば打ちをするらしく、やはり断り書きがあるように待ち時間は長い!
やっと来た!

 麺は細麺、出汁はほんのり甘めの関東風の濃口醤油味です。
関西風の薄口に慣れていると信州方面で食べる濃口出汁は見るからに黒々して濃いそうで抵抗があります。
味は悪くはありません。でも、深みがもう一つかな?

 そばそのものはどうでしょう? 
地元で栽培したそば粉です。
オヤマボクチという植物の繊維を取り出し、乾燥後つなぎとして一つまみ入れるだけの10割そばだそうです。
 そのためでしょうか、麺にすこし粘りがありもちっとした触感がありました。

 

 そば粉の香りがあまり感じられなかったのはなぜでしょうか?
 
 こだわりの蕎麦屋の誕生!
 

夢宇窯の里冬景色

2017年01月15日 | 夢宇窯郷たより
  全国的な大寒波!

 やはり今年も襲ってきた寒波!なぜ、この時なのか!
大学センター試験の日は、やっぱり雪が襲ってきます。
昨日から降り出した雪は、朝方10センチほどにもなっていました。
あまり雪の無いこの里にもこれほど積もるのも最近は珍しい。
 昨日、田舎行事のため夢宇窯の里(岡山県久米南町)アトリエ夢宇に帰省。
そのタイミングで雪景色が楽しめました。
今日は一日部屋の中でゴロゴロしながら、アトリエの片づけでもするか!
 
    

 

イノシシ被害!

2016年09月16日 | 夢宇窯郷たより
 ますます増大するイノシシ被害!

 最近は何処の田舎でもイノシシ対策がとられています。
夢宇窯の里の家周辺もイノシシの被害ますます増えています。
最近では、家に隣接した果樹を植えた土地に断りなく侵入しては、全面をくまなく掘り起こして行きます。
一昨日も同様な荒らされ方をしました。山からの侵入を防ぐメッシュの防柵も難なく隙間から侵入です。

  
   家横の果樹地を掘り起こした後
 

 イノシシの他地域からの侵入を防ぐため、新たなメッシュの防柵設置と防御器機の設置が行われました。
イノシシが危険を感じる高周波の音波発生器のようなものなんでしょう。
地域の農業対策費による購入のようですが、果たしてその効果は?
 既に防柵を超えたイノシシは、きっと我々の生活圏に住み着き、夜な夜な食べ物を求めて出没するのでしょう。
田畑の石垣も崩してしまうその猛威には手の打ちようがありません。
このまま荒れ地にしてしまうほかには対策が見つかりません。
休耕地をはじめ、管理維持のためだけに労力と費用をかける余裕はありません。
中山間地の実情は甘くはありません。
耕地としての管理維持と景観保持の義務を果たさなければならない実情の狭間で悩みは尽きません。