夢宇の郷の展示室
母が他界して3年を迎えます。故郷は夢宇の郷と名付けました。
母の部屋は、「小さな展示室」に代わりました。増え続けるばかりの作品の置き場になりました。
開設から2年ぶりの展示紹介をします。
久米南町の名も知れぬ「小さな陶芸展示室」です。
夢宇の郷の桜 4月14日撮影
夢宇の郷の展示室
母が他界して3年を迎えます。故郷は夢宇の郷と名付けました。
母の部屋は、「小さな展示室」に代わりました。増え続けるばかりの作品の置き場になりました。
開設から2年ぶりの展示紹介をします。
久米南町の名も知れぬ「小さな陶芸展示室」です。
夢宇の郷の桜 4月14日撮影
<トレインキルン窯完成からその後>
1月末 窯完成‼ アングルもガッチリです。
その後2月に入り御祈祷をお願いし、火入れをしました。
とりあえず準備はできたように思うのですが、焼成に向けてはまだまだ不安な点が残っています。そこで、まずは焼成に向けての準備をしました。本格始動までには、何回かの試し焼成が必要です。
窯にはそれぞれ癖があります。この窯の構造からくる焼成の状態を早く掴まなければなりません。その為には何度かの焼成でその性格を知ることが課題です。
昇温の状態や空気の取り入れ方、排煙量の調整など分からないことが多々あります。それらのデータを得ることからの出発です。
3月21日~24日、2月の作品づくり会を経て河童の会焼成をしました。
結果は最悪❕
これまでのイッテコイ窯での経験で、最低40時間焼成が必要として計画をしたのですが、いくつかの問題発生で変更を余儀なくされました。
問題➀ イッテコイ窯と違って、縦長の構造の為、前後の温度を確認しながら焼成を進める必要があり当然熱電対は二か所必要となるのだが、一本しか用意ができていなかった。その為、変化を常時確認焼成対応ができなかったこと。特に、後部の昇温の為の横差しの量やタイミングが取れなくて効果的な温度上昇が図れなかった。
問題② スライドドアの不具合の出現、二か所。高温に伴いアングルの鉄及びタイルが膨張しスライドができなくなったこと。
問題③ 焼成室の蓋部分の耐熱断熱不足。
これらの問題発生と共に、横差し用の薪の量をもっと増やす必要もあった。残念ながら、今回の焼成からは得られたものが少ないが、焼成室前部の温度上昇は予想を超えて速く、15時間で1350度と上がりすぎる温度となった。3時間後には後部においても1250度に達していることから昇温のみにおいては課題はクリアーできそうだが前後の温度の関係に不安がありそうだ。
課題➀ 酸化傾向の強い雰囲気をどう還元雰囲気の傾向に向けられるか、その焼成方法を見つけることだと思われる。
課題② 前後の温度差をどの時点から解消する動作に移るのか、燃焼室と横差しの薪の投入量やタイミングをどのようにするのが一番効果的かを見極めること。
まずは、通常の中性炎傾向の焼成を試みる操作を見つけることに集中したい。