「 お勝手のあん あんとほうき星 」 柴田よしき
シリーズ第八弾 あらすじ
紅屋から平蔵が去り、おやすにとって忙しい日々が続く。御殿山の宴に出したおやすが考案した花見弁当が話題となる。
そんな中、かつて紅屋で小僧として働いていたが武家に養子入りして立派な若侍となった勘平との再会を果たす。
一方、疫病ころりが蔓延し始めて品川にも影を落とし、とめ吉がはしかにかかり倒れてしまう。
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平蔵さんが独立してから、おやすは平蔵さんがやっていた仕事を受け継ぎ、政一さんの片腕としておうめさんに手伝ってもらいながら、料理の腕を磨いています。
紅屋を逃げだした小僧の勘平が立派になって、改めて紅屋の人たちに挨拶に来ました。 紅屋の人たちは温かく迎えます。
時代の流れが大きく変わり、大老に就任した井伊直弼さまの藩の対応や政、世継ぎの問題など難しいことを、学のないおやすに番頭さんたちが説明してくれるのが、私にもわかりやすい。
とめ吉が、はしかにかかり寝込みますが、幸安先生に診察してもらい、おしげさんやおやす達が、親身になって看病し、田舎から兄大吉も出てきて見守ってくれ回復します。
番頭さんは弟妹をはしかで亡くしていて、おしげさんの長屋でも子供たちがはしかで数人亡くなっているそうです。命定めの病。当時は大病だったんですね。
私も小学生の時、はしかになった時、お医者にかかったかどうかは記憶にないけれど、発疹ができて風に当たらないように寝ていた記憶があります。
あの頃は、無医村でなんでも置き薬で済まし、父によると風邪なんかは寝ていたら治るでした。
お陰様で丈夫だったので歯医者以外はほとんど医者に掛からず、大きくなりました。 今は、ありがたいことに、すぐ病院ですが。
次回、薩摩藩の遠藤進之介さん、天文方の山路一郎さんの動向、そして紅屋の奥様の妹の桔梗さんが京都に。おやすの料理は? 第9巻発売はまだ未定ですが、お楽しみ。
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