ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 それを愛とは呼ばず 」  桜木 紫野

2015-10-20 22:30:12 | 
   「 それを愛とは呼ばず 」  桜木 紫野

       

題名から、どの愛が愛とは呼べないのか考えながら読みました。
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伊澤亮介は、元ホテルマンで、ホテル火災のため職を失い再就職した先の「 いざわコーポレーション 」で、ホストクラブの店長として社員教育を任されていた。
「 いざわコーポレーション 」の女社長である章子は、10才年下の亮介に恋をして求婚、2人は結婚する。
2人で色々な事業を拡大して10年、彼女の64歳の誕生日に食事の約束をして待っている亮介に、彼女が交通事故にあったとの連絡が入る。
章子が昏睡状態に陥ったため、社内に人脈がない亮介は、先夫との息子( 慎吾 )から、会社からも新潟からも追われる。

新しい仕事に就いた亮介が、たまたま立ち寄った銀座のグランドキャバレー「 ダイアモンド 」で、アルバイト・ホステスの白川紗希と出会う。
紗希は高校の時に美少女コンテストで準優勝して、タレント事務所に所属。10年間下積みしていたが、事務所から契約を解除された。
2人が知り合ったのはそんな時で、彼女は亮介に興味を持ち度々連絡を取り、彼がマンション販売を任されている北海道を訪ねて近づいて行く。

章子の死で、遺書が明らかにされ、亮介も章子の遺志を継いで出直すかに見えたのに、話は思わない展開になり結末を迎える。
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章子の社長としての手腕と人柄に引かれ、好感を持っていたのに、なぜ事故にあったのか原因がわからないまま亡くなってしまいました。
章子が目を覚まし、亮介の窮地を救い2人が幸せになるのを願っていたのに残念でした。
紗希は、美人で生真面目な性格でしたが、なぜだか裏の顔があるようで、冷たくて怖い感じがして亮介には関わってほしくなかったです。
亮介も常識人で蜘蛛に例えて距離をおいていたのに、小木田と春奈の事件をなぜ手伝ったのか私には理解できませんでした。
彼女の生活や性格に伏線はありましたが、少しづつ、心が壊れてしまったんでしょうか?
彼女の間違った思い込みで、まさかこんな結末になろうとは



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