ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」  村上 春樹

2014-10-04 19:33:27 | 
   「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」  村上 春樹

       

昨年話題になった作品、やっと読みました。
「大学2年の7月から、翌年の1月にかけて、多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えて生きてきた。」から始まる文章に
『重い作品だな』と読みかけたが、数十ページで引き込まれました。

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大学を卒業して鉄道会社に就職し、36歳になったつくるは、2歳年上の木元沙羅と知り合い交際するようになる。
彼女から、「今のままでは付き合いを深められない、貴方の心のわだかまりを当時の友人に会って打開するように」と勧められる。
彼は高校時代に仲のよかった友人4人、赤松(アカ)青海(アオ)白根(シロ)黒埜(クロ)から、大学2年生の時、突然に理由も分からず絶縁されていた。
それを引きずり今まで生きてきたのだが、彼らに会ってその時の事情を聞くために旅に出る。
アカとアオは名古屋、クロはフィンランドまで会いに行く。シロは他界していた。
彼らと会って話すうちに、だんだんとその当時の事情が明らかになる。

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読み終わっても謎だらけですっきりしません。

大学時代に唯一友達になれた灰田文紹とのこと、彼はなぜ突然彼の前から消えてしまったのか?
シロをレイプして、後に殺したのは誰か?
沙羅が一緒にいた中年の男性は誰なのか?
沙羅とはこれからどうなるのか?
そこで、「色彩を持たない、、、」の謎解きで検索してみました。
ありました。私の疑問をすべて解消してくれる回答が箇条書きで書いていました。
作者が答えを書いていないので、ブログ製作者の推測ですが、『なるほど、そう言うことか』と納得しました。
作品を読みながら、気になるところが所々に出てきて、なぜ?と思っていたところがやっぱりヒントになっていました。
読む人によって、また違った見方もあると思いますが、それぞれでいいと思います。



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  ありがとうございます。



コメント
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