風景画追試その２５

　写真右の模写、フランソワ＝ルイ・フランセの「池」は、今日で完成にしました。主に画面中央の樹木と画面下部に少し手を入れただけです。

　写真左の模写、シャルル＝フランソワ・ドービニーの「ヴァルモンドアの下草」も大体仕上がっているので、できれば来週に終わらせたいと思っています。最後に原画にある３人の人物を描き入れれば終了です。
　しかしながら、こうして写真で見るとおかしなところがある。画面下部の池の茶色の部分がえらく目立つ。これはここだけ池の他の部分よりも絵具層が厚くなっているためで、急いで描いたからこうなってしまったという。修正は可能ですが、やると時間がかかるので今回はやめにします。
　こうして自戒を込めてこのまま残しておくのも模写だからできることで、これがもし自作で公募美術団体展や個展、グループ展での発表ならこうはいかず、是が非でも直しているところです。
　後の参考のために、わざと気になるところや間違いをそのままにして仕上げてしまえるのも、模写ならではといったところでしょうか。
　それとは別に画面左下、池の左側が気になる（厳密には右側も気になる）。これはこのままでは駄目。来週で直したいが、もし無理ならこの模写の完成は年越しになりそう。それならそれで仕方ないか。
　この模写は一度２週間くらい間を空けてしっかり指触乾燥させたかったのだが、そうしなかった。だからプリマ描き気味になっている。なかなか普段私がしないことなので、とても勉強になっているが、さすがにここらでしっかり乾かした方がいいのかもしれない。どうするかは来週判断したい。

　付）というわけで、ひょっとしたら来週の土曜は描かないかもしれませんが、描かないなら描かないで記事は入れたいと思っています。

　注）本来はこんなに早く制作が進まないはずなんですが、暖冬のおかげで毎週描けています。良いんだか悪いんだか。また雨不足なんてのは困るので、やはり冬は寒い方がいいと思っていますが。

蛇足）この「風景画追試」は計６枚の風景画模写をすることになっています。今制作中の写真左の模写が終われば、あと残るは２枚です。
　この２枚を来年の春までには終わらせたいと考えています。というのも来年はスケッチに軸足を移したいのですが、その話は年明けにしたいと思っています。