今や大人気の竹田城を撮ろうと、向かいの立雲峡の展望台へ行ってきました。
朝4時50分駐車場に到着すると、ギリギリ1台分車を突っ込めるところを見つけて駐車しました。
後からきた車はみな諦めて手前の道路脇に止めていってます。
カメラザックに三脚を取り付けて、5時に駐車場を出発。登山道は上に行くほど、ぬかるみがひどく、一歩一歩慎重に靴の接地を確認しながら登ります。また、登り始めは分かれ道が多く、慎重にルートファインディングする必要もあります。約5分ほどで第3展望台、約15分ほどで第二展望台、そして標高が一番高くなる第一展望台には5時25分頃到着しました。雲海に浮かぶお城を見たい(撮りたい)なら、お城より標高の低い第3、少し高いくらいの第2も雲海(霧)の中に沈んでしまうので、結局は第一まで登らなければなりません。
展望台では、すでに沢山の方が到着しており、場所取りが厳しいかなと覚悟しましたが、これも一番良いと思われるポジションで、先客の方たちの間に三脚をセットさせてもらいとりあえず一安心です。
お城はすでに雲海の中にあり、どのあたりは見当がつきませんが、夜空は大変きれいで何枚か写真を撮り収めながら夜明けを待ちます。
夜が明けるにつれて、周りがだんだんとわかるようになってきました。特に、地べたのぬかるみは酷く、地べたに下ろしたザックは暗闇の中、後からきた人たちの靴ハネや一部蹴りを入れられ、泥どろになっていることがわかりショック大です!ザックの中に被害が及んでいなかったのは幸いでしたが・・・
しかし、6時を回ると神秘的なブルーアワーに続き、朱色が混じってきて夜明けとなります。一日の中でこのときが一番感動的な時間。そして、背後から陽があがり始め、夜中から待ち続けた皆さんも、雲海の中に浮かぶ山々が日の出の光に照らされている情景に歓声があがります。
しかし、竹田城は雲海に呑み込まれたままなかなかその城跡の姿を見せてくれません。やがて東の山から太陽がだんだんと上がり、城跡付近に陽があたろうとしても、わずかに石垣の一部を見せるだけで、全容まではなかなか見れません。
わずかに霧が晴れる瞬間を狙ってシャッターを切っているうちに、時間も8時を回りました。
あと30分もすれば、霧もすっかり消えてしまうだろうと撮影を終了し、下山に取りかかり、再びゆっくりゆっくり足元を確かめながら山を下っていきました。
今度は家族連れで行きます。

NIKON D300s AFNIKKOR ED80-200mm f2.8D(N)
※再びインターネット不調です。無線親機が原因ではないかと疑っています。