ニコンがラオスに一眼レフ新工場、タイの分工場として10月稼働へ
ロイター 3月21日(木)14時10分配信
[東京 21日 ロイター] ニコン<7731.T>は21日、ラオスにデジタル一眼レフカメラの新工場を建設することを明らかにした。近く着工し、10月に稼働を開始する。同社の海外カメラ工場としてはタイ、中国に続いて3番目。一眼レフの9割以上を生産するタイ工場(アユタヤ県)の後工程拠点と位置付ける。
18日付で、タイの生産会社と販売会社の全額出資により、ラオス南部のサバナケット県経済特区に生産会社を設立した。資本金は600億キップ(約6億円)で、同経済特区内に設置するラオス工場の建設費用に充てる。タイ工場の従業員数8500人に対し、ラオス工場は800人程度になる見通し。
同社の一眼レフカメラ生産は、子会社の仙台ニコン(宮城県名取市)でプロ向けの最上位機種を手掛けているが、9割以上は主力拠点のタイ工場が担っている。タイ工場の一眼レフカメラの生産能力は月55万台(交換レンズは同60万本)。ラオス工場は、その最終工程にあたる製品組み立てをする計画。
中国・無錫市(江蘇省)の工場は、コンパクトデジタルカメラとミラーレスカメラの製造拠点。コンパクトカメラは販売数量の85%程度が外部委託生産だが、上位機種を無錫工場で手掛けている。ミラーレスの製造は、一部の外部委託を除き、ほとんどを無錫工場で展開している。
(ロイターニュース 村井令二)
サムスン、腕時計型端末を開発 早期投入に意欲
産経新聞 3月21日(木)7時55分配信
【ワシントン=柿内公輔】複数の米メディアは19日、韓国サムスン電子が腕時計型の携帯端末を開発していると報じた。
サムスンの幹部はブルームバーグの取材に対し、「腕時計型製品の発売に向けて懸命に取り組んでいる」と強調し、早期投入に意欲を示した。サムスンは新製品の詳細は明らかにしていないが、ロイター通信によると、スマートフォン(高機能携帯電話)の多くの機能を持つという。
一方、アップルもスマホ「iPhone(アイフォーン)」の基本ソフト(OS)を用いた腕時計型の電子機器を試作中と伝えられたばかりだ。
エア・インディア、787運航停止問題で現金で賠償請求へ=関係筋
ロイター 3月21日(木)1時55分配信
[ニューデリー 20日 ロイター] 米ボーイング<BA.N>の787型機が運航停止に追い込まれている問題で、インド国営航空会社エア・インディアが、将来の機体購入分の値引きではなく現金による補償を求める方針であることが20日、政府筋の話で明らかになった。
同筋は「明らかに現金を求める。運航が再開され次第、交渉に取り掛かる」と述べた。その上で「エア・インディアは必ず賠償を求める。これに疑いの余地はない」とした。
賠償請求を検討している全日本空輸(ANA)<9202.T>も現金での支払いを求める方針であることが関係筋の話から明らかになっており、ボーイングに対し現金での補償を求める圧力が高まっている。