高知-如水館 五回表途中で試合中断。約30分後、2日連続でノーゲームとなった
第91回全国高校野球選手権大会・2日目(10日、甲子園)第1試合は夏6回目の出場となる広島・如水館と3年連続13回目の高知が対戦。昨日、三回終了時点で降雨ノーゲームとなった2日の第1試合は10日、予定通り試合が始まったが、五回途中で降雨のため中断し、結局そのまま2日連続のノーゲームとなった。
如水館・迫田監督
「2日連続というのは経験がない。序盤、0-3で負けてたときは嫌だったが、何とか勝ち越したので(試合が成立する)七回までやりたかった」
高知・島田監督
「勝ってもいないのに3試合をやらせてもらえると思うしかない。雨、照明といろいろな甲子園を経験させてもらっていると選手には話したい」
高知は二回表、先頭の4番木下が右中間へソロ本塁打。この回はさらに2点を追加し3点のリードを奪った。前日は如水館が2-0と先手を取ったが、まったく逆の形となった。
3点を追う展開となった如水館は三回裏、絹川が左前打で出塁。その後、バント失敗などで二死となったが、四球、暴投などで二死二、三塁のチャンスを作ると、3番有山が三塁打を放ち2人の走者が生還。2点を返し1点差とした。
如水館は続く四回裏、二死走者なしから7番金尾、8番絹川が連打。9番森兼が左翼線に二塁打を放ち同点。さらに、山田が四球で二死満塁とし、2番白岩が右中間を破る走者一掃の3点三塁打。この回、二死から集中打をみせ、一挙4点を奪い試合をひっくり返した。
逆転された高知は五回表、四球の池知を一塁に置いて3番西岡がレフトスタンドへ飛び込む大会第3号となる2点本塁打。1点差としたが、雨がひどくなり、五回表一死一塁の場面で中断となった。
試合は約30分後、結局そのまま2日連続のノーゲームとなり、11日に順延となった。11日は第1試合が常葉橘(静岡)-旭川大高(北北海道)、第2試合が長野日大(長野)-作新学院(栃木)、第3試合が天理(奈良)-南砺総合高福野(富山)となり、如水館-高知は第4試合に組まれることとなった。(サンスポ)