イギリス生活 写真でつづる英国

イギリスでの生活を写真を交えながら
2年間お付き合いありがとうございました。一旦ブログを閉じさせていただきます。

⑪ブレナボン産業用地 その5 ビリーのお父さんの気分で

2006-10-30 20:05:47 | 世界遺産プロジェクト
炭鉱博物館のBig Pit。ここはアトラクションだけでなくスタッフもすばらしい。


地下90mの炭鉱はまさに、


Billyのお父さんのようにエレベーターに乗って炭鉱に働きに来た感じだ。


そして、ここのガイドは、皆、すごく元気でいい。すばらしいサービスだ。


「元気か! どこから来た?」



「●●から。」



「今日は驚くほどに、みんな●●からきてるぞ!」(もちろん冗談だろうけど)



P1090128


挨拶って、本当に大事。ここは無料なのだけれど、どうしてこんなにすばらしいサービスができるのだろう?この場所に誇りをもって働いているからだろうか?

そして、す~んごい、強い労働者訛りで説明してくれる。その口調はお世辞にもきれいとは言いがたいが、すごく温かみがあって親しみのあるはなし方だ。(おかげでさっぱり何をいっているのかわからないけど)

また、解説は質疑応答形式で行われて「何年に、何々があって・・・」と説明するのではなく、「ここは、こんな風になっている、なぜだかわかるか?」と参加者に質問が飛んでくる。

間違っていてもよいが、「わからない」と答えると怒られる。

これは大切なことだと思う。

正しい答えが何かわからなくてもよいが、参加者にも考えさせる。疑問を持たせる。

それが聞いているほうにもある程度の緊張感を与えるし、話しているほうも質問を受けるので楽しいはずだ。

残念ながら安全上の理由からバッテリー類は一切持ち込み禁止。
時計、携帯、カメラ全て没収され、残念ながら写真は撮れず。

このBigPit本当にお奨めです。★★★★★

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5 コメント

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まさに (Lady E)
2006-10-31 18:49:29
サッチャー以前、ワーキングクラスが保ち続けていた誇りが、まだここには生きているのですね。収入の高低じゃなく、自分の仕事に誇りをもっているという・・・。

最初はええ?これが世界遺産なのぉ?などと思いながら読ませていただいていましたが、今日のこの見学記読んだら、ぜひとも行きたくなってきました。
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◆Lady Eさん (ASIS2005)
2006-11-03 05:43:59
そんな感じです。
自分も、この世界遺産ははずれと思っていたのですがこのBigPitで面目躍如です。
是非どうぞ。
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暗闇でこそ (tamayam)
2006-11-05 19:45:58
ユーモアが大事。1年前にドイツの世界遺産の鉱山の奥深くに潜ったことがあります。トンでもないところ(真っ暗、びしょびしょ、階段の連続)でしたが、ヘルメットかぶって潜ってまいりました。Goslerの Rammelsbergerという銀山です。
http://tamayam.exblog.jp/m2005-10-01/#1940243
こういう環境でこそ笑いが必要なんでしょうね。

質問を投げかける方法・・・これはいいですね。
私も使ってみようっと。

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◆Tamayamさん (ASIS2005)
2006-11-06 05:46:48
改めて記事拝見して1000年とはすごいなと驚きました。

暗い、気味悪い場所での仕事・・・確かに笑わないとやっていけないですね。 納得。
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私も、絶対乗りたい!! (Tohohon)
2006-11-07 09:01:10
「ビリー・エリオット」ファンとしては、ぜひ90メートルのエレベーターに乗りに行かねば!

南ウェールズの意気のいいお兄ちゃん(おじちゃん?)といえば、最近やりとりをしているお客様。いつも電話をするたび強烈なウェルシュ弁でごっつんごっつんしゃべってくれるのですが、"Thank you, love!"と、初めて言われた時には面食らいました。後から、いつもloveと呼んでくれると分かったのですが。
ガイドさん、このお客様にそっくりだろうな、と思ってしまいました。行った暁には、あてずっぽでも勢いよく質問に答えたいものです。
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