勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

Joshは今もJoshのまま

2009-02-04 | 日常のお喋り
もう15年も経つ。
NHKで1年半に渡って放映されていたアメリカABCのドラマ「ヤングライダース」
以前にもこのブログでエントリーしたが、当時の私はそのドラマにはまりきっていた。
録画して、その回が終わると3回はリピートした。

Joshは実在のガンマン、ジェームズ・バトラー・ヒコック、通称「ワイルド・ビル・ヒコック」の役だった。
ABC全盛時代を支えた名監督ヴァージル・ヴォーゲルさんの最後の連続TVドラマでもあった。
(懐かしの外国TVドラマコーナーでレンタルされてるエアウルフ・ナイトライダーなど数々のヒットドラマの監督)

その後はマイナーな映画や、舞台などで活躍していたようだったが、殆ど日本では見ることが出来なかった。
一度単館上映の若手映画で見たことがある程度だ。

女優のダイアン・レインと再婚した時、最近の画像を見ることが出来たが、ひげを蓄えた顔は、同じ俳優であるお父さんにそっくりになっていた。
(お父さんの映画で知ってるのは、現在もレンタルできる「カプリコン1」の宇宙飛行士役くらい)

最近になって、Joshが出演している映画を3本見た。
ロバート・ロドリゲスの「プラネットテラー」(マッドな医者役)
リドリー・スコットの「アメリカンギャングスター」(悪徳警官役)
そしてコーエン兄弟の「ノーカントリー」(モス役)

今回は映画について語らないが、「ノーカントリー」は傑作だと思う。
邦題のせいで、残念なことになってしまっているが、内容はいい。
(原題は「 No Country for Old Men 」老保安官の心境を表す)
公式HPに出ていたが、犬に追われるシーン。
Joshは迫力あるシーンの為、本番直前まで光るボールを見せるととびかかるよう訓練されている犬をからかい続け、イライラさせ、本気で危ないことになったそうだ。
普段は犬や馬に囲まれて生活してるJoshだから出来ることなんだろう。

そして何より、モーテルで殺し屋がやってくるのを知ったモスが、ライフルを構えて待つ緊張したシーン。
このガンさばきこそJoshの真骨頂だ。
やっぱりカッコいい。

2世俳優だけど、決して演技はうまいと言えなかったけど、真面目に努力してきたんだなってわかる。
演技も昔よりずっとうまくなった。
有名どころの監督さんが軒並み起用してくれているのがその証拠だ。

言い方は変だけど、学校の同級生が大人になっても自分の夢を実現させようと頑張ってる。
Joshを見てるとそんな気持ちになってくるのだ。
主役だけがスターじゃない。
JoshはJoshのままで、年老いるまでスクリーンの中にいてほしい。

願わくば、もう一度だけ、あの見事な手綱さばきも見てみたい。
でも馬に眉毛を描くイタズラは、もうさすがにしないよね。
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