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Under construction

有限会社 あさだ建築のブログ。
日常や住にまつわる様々なできごとの感想を綴っています。

名張杉谷神社

2008-06-09 11:36:38 | 社長のログ:職場
名張市に杉谷神社という神社があるのですが、これはそこの建築現場写真です。




施主様が寄進をお考えで(そういう奇特な方が多いのには驚かされます)、御倉をひとつ
建築中です。
総桧造り、手刻みの建築方法で、屋根は銅板葺きになる予定。


杉谷神社は、すぐそばに梅が丘という大きな新興住宅があるのですが、1歩足を
踏み入れると緑深く、静かな佇まいです。
神社仏閣というのには、なにがしか心洗われるオーラをまとっていますよね。


  

冒頭リンク先の解説を読んでみると、
「合祀」という言葉がひっかかりました。
明治時代に結構大規模に神社合祀という政策がとられ、神社が統廃合され
周辺の神社で祀られていた神様をあわせ、合計12柱の神様を祀るようになったとのこと。
いや~、資本の合併じゃあるまいし、きっと今このような法令が『強要』されたとすれば
非難轟々やろなぁ


明治時代には他に、廃仏毀釈というようなものも行われたと、私の乏しい日本史の
知識で覚えています。
その排斥の動きさえなければ、貴重な建築物・仏像などがもっと現存していた、と聞き及びます。
有名な奈良興福寺は廃仏毀釈のせいで、廃寺寸前にまで追い込まれ、五重塔もわずかな
お金で売りに出され、薪にされようとした話はあまりにも有名です。
いつの世も常識では測れない、ミスリードは存在するのですね


いや、話は逸れましたが、杉谷神社本殿の桃山風?建築は三重県・名張市の有形文化財
に指定されているそうです。また所蔵する北野天神縁起三巻も県の有形文化財だそうです。(見てみたい)