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太陽光発電1000万戸

2011-05-31 09:38:27 | 換気、住宅
凄いね!自然エネルギーへの転換へ舵を切る!

1000万戸の家庭の屋根に太陽光発電パネルが付く、壮大な光景だ!

前橋で住宅団地500世帯の屋根に太陽光発電を付けたら?

逆潮流で、全戸システムダウンだそうだ。

分かりますか?現在の太陽光発電システムでは、通常では蓄電池を使わない。電力会社の送電網に接続し、電力が余った時は売電し、足りない時は買うため、電力を溜める必要が無い。

これは、電力会社の送電線網を蓄電池的に仮に使っているだけ。この状態が現在の系統連係といい、この系統に送り出す電気のことを逆潮流というのだ。

1000万戸がいっせいに売電したら?送電線では受け入れられなくなるのだ。

現状の送電線網に売電がいっせいに起こると、発電された流れと、売電の流れがかみ合わなくなり、送電線網が機能しなくなる。

今ぐらいの小さなマーケットだから送電線網は機能してるだけ!

1000万戸に太陽光発電付けるのであれば、まず送電線網と中継地点の蓄電システムを整備しないと、送電、売電機能が働かない事態になる。

東北電力かな?どこかの電力会社は風力発電で発電した電気は買っていない、なぜなら中途半端に家庭用より発電規模が大きいから、中継蓄電池系統の投資をしたくないからだ。

せっかく1機1億もするヨーロッパ製の発電機が生かされない、またメンテナンスにコストが掛かるから、現状日本に存在する風力発電機が有効活用されてる話は聞かない。

市街地傍に作るとプロペラの廻る音が低周波騒音で、体に不調をきたす人もでてくるから気をつけねば。

こんな状況で、自然エネルギー転換だと言う、首相の情報網がいかに乏しいか?

外国で何でも言うのは勝手だが、一国の首相が約束するには、情けない!!

誰がどうしてこんな約束を、とっぴに発言させたのか?

東電も原発事故で金が無い!どうやって太陽光発電1000万戸に備えた送電線網の整備を何年掛かりで、いつまで整備して1000万戸に備えるのか?

それまでに、住宅用の1KWあたり50万する蓄電池が安くならないと、太陽光発電で発電された電気の行き場所が無くなる!

そんなことも知らずに、外国で約束するのかね?

変な理科系の首相だ!

自然エネルギーへの転換は、流れとして否定はしないが、節電しながら有効に活用するには、住宅の性能値を見直さないと、無駄なエネルギーの垂れ流しになるぞ!

最低限高気密、高断熱、換気、冷暖房のバランスが取れる住宅が基本だ!

スカスカの住宅に自然エネルギーでの冷暖房をおこなっても、じゃじゃ漏れ住宅ではかえって無駄になる!

太陽光発電で発電された電気は売電が主流だなんておかしい!

基本的には売電せずに、自宅の蓄電池に溜めて毎日循環エネルギーとして活用されるべき。

売電は自宅で使う量、蓄電池がオーバーフローした段階だ。

送電線網の逆潮流問題を無視して、こんな1000万戸に太陽光発電だ!なんて素晴らしいなんて思った消費者は勉強不足だ!

何事も物は順序が大事、言うのは簡単だが、日本の自然エネルギーへの受け入れ態勢は、長年の大電力会社が寡占してきた送電線網と協調しないとできない!

これは電話回線のNTTと同じ、安くしたくても電電公社時代に敷いたNTTが強い!

電気はどうですか?

電力会社が持っている送電線網が無いと、何処へも電気は送れないし、売れないし、溜められない。

皆さん、太陽光発電1000万戸、いつ実現できると思いますか?

自然エネルギーは素晴らしい、原発は厭だ!!と言っても現実にネットワークを持っているのは東電なんですよ!彼らの送電線網を使わないと何もできないのが、これもまた現実だ。

文句を言うのも簡単、自然エネルギーとうたってれば良い人、現実を直視できる人がいないな。

疲れる世の中だ!!!
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