無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

節電とは?

2011-05-26 09:40:36 | 換気、住宅
原発事故が継続中のため、今年の夏の節電対策が話題の中心になってきた。

このコラムでオール電化、エコ給湯、太陽光発電などの設備は、住宅の快適性には関係無いと言いつづけてきた。

それは、話題作りの工務店、ハウスメーカーに踊らされてきた、勉強不足の消費者が悪い。

最新の設備機器が、新しい住宅に快適なライフスタイルを運び込んでくれるという錯覚による。

そんな素晴らしい設備がある家で、冬場にヒートショックでお年寄りが1万4千人も亡くなる。

最新設備機器、太陽光発電を付けても、風呂場の事故を減らせない。

この矛盾を知らない、駄目な勉強不足の消費者が存在する限り、損するのはその方達だ!

テレビCMの好きなハウスメーカー、大手だから安心と思っているのは、寄らば大樹の陰と思っている、無難な安全思考の日本人にうってつけだ!

住宅の基本性能、断熱、気密、換気、冷暖房のバランスが取れてない家に高機能設備機器が付いても、宝の持ち腐れだ!

今回の原発事故で、何が問題か?放射能を家に入るのを止めたいから、換気を止めたい!

換気を止めたら家に放射能は入ってこない?

馬鹿げてるのは、換気を止めても、風が吹く、温度差が在る、窓を開ける、玄関から出入りする、木造住宅は潜水艦、スペースシャトルじゃないから、換気の小さな動力を止めても気休めだけ。

でも無知な消費者は、換気を止める事しか頭に浮かばないから大変だ!

それだったら、家から出るな、事故が治まるまで家の中に篭るしかない。

残念ながら木造住宅は隙間だらけだから、風が吹いても、温度差があっても知らずに入ってくるのに。

これを頭隠して尻隠さずと言う!

この夏に同じ事が起こりそうだ!

冷房効果を高めるために、換気を止めよう!!

多分現実に起こると思うので、今から頭の中を整理しといた方がいいよ!

断熱、気密の悪い住宅で換気を止めることで冷房効果が高まるか?

隙間が多い家で換気をとめても何の効果も無い、室内空気環境を劣化させるだけで、ホコリまみれ、ダニ、カビが生息しやすい環境造りに貢献できる。

それでは、断熱、気密住宅で全熱交換というオシャレな素晴らしい機械を設置してる方達は?

全熱交換は基本的には冷暖房を組み合わせた、ビル空調が主流だ。

木造住宅は、ビル空調のように24時間運転が基本ではない。

木造住宅では、電気代と計算して運転が基本だからどうしても間欠運転になる。

熱交換で省エネを木造住宅で計算しても、普通の家は、昼間はいないので間欠運転になる、熱を回収して再利用する時間が短いため、2台のモーターが廻っているコストの方が高くつくし、当然だが導入時のイニシャルコストが第3種換気に比べて3倍、4倍もするコストを回収できるほど寿命が長くない。

それであれば、第3種換気にエアコンに扇風機の方が冷房効率、ランニングコストが安く付く。

また、木造住宅で全熱交換を限りなく有効に使うには、住宅の気密性能を限りなく高くできないと、外的な影響(温度差、風)を受けて、熱回収の効果はさらに下がる。

システム的な優位性だけで考えても、付けられる住宅性能、ライフスタイルによってその効果は大いに差がでる。

全熱交換を付けても、風呂場に温度差があればヒートショック事故は無くならない、ユニットバスを付ければ老人の溺死事故も減らない。

住宅の換気は、単純明快で空気の流れが分かるのが良いし、下手に省エネだと思って高い機械を付けてもフィルター、メンテナンス、機械が壊れた時の費用が高くなることを思わないと、後で後悔するのは自分だ!!

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