最近,女性修習生と話していて,よくある悩みといえば,やはり,弁護士の仕事と家事・育児が両立できるかどうかという点です。
裁判官や検察官は公務員なので,産休・育休が整備されていますが,弁護士の場合,一事業者なので,そういうわけにはいきません。大きい事務所で給料制で働いている場合,可能かもしれませんが,競争が激しいので,育休をとった場合,事実上復帰は困難となるのかもしれません。
僕が,裁判所で修習していたときも,女性裁判官が1年間(所得補償はないが3年まで休めるらしいです。)の産休・育休を取得していた一方で,弁護人としてきた女性弁護士は,予定日の2週間くらいまで裁判を入れていました(その女性弁護士は前のお子さんのときも産後三ヶ月くらいで業務に復帰したそうです)。
昔の女性弁護士は,男と対等にやってやる,という気概を持っている人がほとんどでした。
したがって,結婚・出産をしないか,しても,自分の親に家事・育児を頼んだり,家政婦を雇ったりして,仕事に支障がないようにする人が多かったようです。
しかし,最近の女性修習生は,「どういう弁護士になりたいの?」ときいても,「結婚して,家のことをしたり,育児をしたりすることが中心の生活をしたい。弁護士業はパートでいい。」と答える人は少なくありません。
もちろん,修習生は,まだ弁護士業務の実情を知らないので,こういうことが言えるわけですが,いろんな人が弁護士になるようになると,弁護士としての生き方よりも,伝統的な,妻・母といった女性としての生き方を重視する人が増えてきても,おかしくありません。
男が『主夫』になる,という生き方がなかなか理解されずらく,男はとりあえず外で働くしかなく,そういう男からすると,昔よりは男女差別が少なくなくなった今,女性はいろいろ選択肢があってうらやましい限りです。
ただ,選択肢があるならあるなりに,悩みは多いようで,結局は,弁護士という枠を超えた,本人の生き方次第ということになるのかもしれません
裁判官や検察官は公務員なので,産休・育休が整備されていますが,弁護士の場合,一事業者なので,そういうわけにはいきません。大きい事務所で給料制で働いている場合,可能かもしれませんが,競争が激しいので,育休をとった場合,事実上復帰は困難となるのかもしれません。
僕が,裁判所で修習していたときも,女性裁判官が1年間(所得補償はないが3年まで休めるらしいです。)の産休・育休を取得していた一方で,弁護人としてきた女性弁護士は,予定日の2週間くらいまで裁判を入れていました(その女性弁護士は前のお子さんのときも産後三ヶ月くらいで業務に復帰したそうです)。
昔の女性弁護士は,男と対等にやってやる,という気概を持っている人がほとんどでした。
したがって,結婚・出産をしないか,しても,自分の親に家事・育児を頼んだり,家政婦を雇ったりして,仕事に支障がないようにする人が多かったようです。
しかし,最近の女性修習生は,「どういう弁護士になりたいの?」ときいても,「結婚して,家のことをしたり,育児をしたりすることが中心の生活をしたい。弁護士業はパートでいい。」と答える人は少なくありません。
もちろん,修習生は,まだ弁護士業務の実情を知らないので,こういうことが言えるわけですが,いろんな人が弁護士になるようになると,弁護士としての生き方よりも,伝統的な,妻・母といった女性としての生き方を重視する人が増えてきても,おかしくありません。
男が『主夫』になる,という生き方がなかなか理解されずらく,男はとりあえず外で働くしかなく,そういう男からすると,昔よりは男女差別が少なくなくなった今,女性はいろいろ選択肢があってうらやましい限りです。
ただ,選択肢があるならあるなりに,悩みは多いようで,結局は,弁護士という枠を超えた,本人の生き方次第ということになるのかもしれません