植物は人間を本来の姿にもどすお手伝いをしてくれます。
なぜ私がこのアロマセラピーを選んだのか?
最初は全くわかりませんでした。
昔は花や草や木が特別好きだったわけではありませんでした。
香りにも興味が全くありませんでした。
しかし・・ほんとに何かに導かれるように気がついたらアロマセラピーを自分の癒しのツールに
選んでいたのです。
私は幼い頃からとっても人付き合いが苦手だった。
人と関わることがとても怖かった。
人の顔を真正面からみてご挨拶することもできなかった。
一番強烈に傷ついたのは中学の頃・・あることがきっかけで小学校からの友人がすべて
自分の前から遠ざかっていったときのこと・・・。
そして大好きだった先生に裏切られてしまったこと・・・。
でも・・またしばらくして大好きな人ができた。
初めて・・・本当に初めて・・・純粋な心で人を好きになった・・・。
けれど1年後・・・やはりその人にも裏切られてしまった。
なかなか立ち直ることができなかった・・・。
ずっと毎日毎日泣いてばかりいた・・・。
『なんて自分は弱いのだろう。 もっと強くなりたい!! 強い心がほしい!!』
そして、その時私がしたことは「自分の心を閉ざすこと」だった。
もう誰も信じない!!
悲しみを感じると壊れてしまいそうで生きていけなかったから・・・。
傷が痛くて痛くてたまらなかったから・・・。
そして私は自分で大きな鎧を着たのだ。
誰にも傷つけられないように・・・。
それまで決して言えなかった汚い言葉もいっぱい言うようになった。
人の悪口もいっぱい言うようになった。
目つきもとても悪くなった。
ただただ心を閉ざして・・・あの人が悪いこの人が悪い・・世間が悪いのだと
地球にツバを吐くような生き方をずっとしていたのだ。
しかし・・時がきた。
自分ではしっかり閉ざしたはずの心だったのに・・・。
私の魂はあきらめていなかったのだ。
1994年・・・ちょうど阪神大震災が起こる数ヶ月前のこと・・・。
ある日、突然目の前が真っ暗になり呼吸をすることも困難になってしまった。
外に出るのが怖い!!
人が怖い!!
わけのわかならい恐怖が暗闇となって押し寄せてくる。
身体の震えがとまらない。
いったいその時自分になにが起こっているのか全くわからなかった。
ただただ・・怖くて怖くて・・おかしくなりそうだった。
今から思うと、あの時私の魂の力によりしっかりと長年閉ざしていた心の蓋をぱかっ!!と
開けられてしまったのだ。
毎日・・本当に辛かった。
けれど・・・このことが大きなきっかけとなり、私は「癒されたい」と真剣に思うようになったのだ。
もしあの時心療内科の病院へ行っていれば
「パニック症、うつ病、不安神経症、自律神経失調症」などという病名をつけられていたことだろう。
しかし、なぜかあの時私は病院へ行く・・という選択はしなかった。
深いところで「これは病院へ行っても治らない。自分の心に原因がある。」
「自分が変わらなければこの症状は治まることは決してない・・。」
そう思っていた。
そこから私の本格的な癒しの旅は始まった。
様々な○○セラピースクールという門をくぐった。
気功やレイキも学んだ。
心理学も学んだ。
自己啓発のセミナーにも参加した。
たくさんの精神世界系の本も読んだ。
それらは確かに心の助けにはなった。
でも・・どれも私の心が真に癒されることはなかった。
あの症状になってから6年もの間、様々な団体を渡り歩いた。
ここでもない・・あそこでもない・・私が探している場所はどこにあるのだろうと・・・。
そして2000年・・・このホリスティックアロマセラピーと出逢った。
JHASのHPを見た瞬間に得も言わぬ鼓動の高鳴りに胸が打ち震えた。
ただそれは「感覚・直感」としかいいようがなかった。
浜松の個人宅でされているそれまで聞いたことのなかったJHASというアロマセラピースクール・・・。
私が探していたのはココだ!!
そうすぐにわかった。
そして2001年にJHASの門をくぐり、ホリスティックアロマセラピーを学ぶことになった。
スクールで学び始めてからも自然界のエネルギーがしっかりそのまま保たれた
精油を使う毎日が始まり更に今まで蓋をしていた心の苦しみがいっぱいいっぱい出てきてしまった。
けれど・・・以前と違ったのは「私は一人ではない」ということだった。
そこには事情はそれぞれ違っていても私と同じ苦しみを抱えた仲間達がたくさんいた。
そしてどんなに苦しい時でもそっとそっと本当に優しく見守り包んでくださる先生という存在が
いてくださった。
精油・・・クリスタル・・・仲間・・・そして先生という大きな愛のサポートの中、
ひとつずつ・・ひとつずつ・・心を癒していくという作業をすすめていった。
先の見えない暗闇の中でもたった一筋の心の光を頼りに前へ・・前へ・・と進んだ。
途中「もうこれ以上歩けない!!立ち上がれない!!」そう思うことも何度もあった。
「本当に私は癒されるのだろうか?そんな日が本当にくるのだろうか?」
自分を信じられなくなったこともあった。
それでも先生の
「癒されない傷は決してないのです。
癒されたい・・その気持ちが強ければ必ずその時がくるのです。」
ほんとにただただこの言葉だけを頼りによろよろ~~よろよろ~~としながらも
歩き続けた。
そして数年が経ち・・様々なことが知識としてではなく、自分の体験を通して真に理解
することができるようになった。
私はずっとずっと悲劇のヒロインだったのだ。
自分だけが苦しいって思っていたのだ。
幼い頃から暴力や言葉の暴力で辛い目に合わしてくれた父・・・
私の前から遠ざかっていった友人達・・・
私のことをいじめた人達・・・
裏切った先生・・・
裏切った大好きだった人・・・
その人達にも私と同じ心の傷があるのだということにようやく気付くことができたのだった。
自分だけではなかった・・・。
みんな一緒だったんだ・・・。
人間である以上・・どんな人も例外なく・・深く、、深く、、傷ついているのだ。
そのことに初めて気付けたとき、私はその方達のことをずっと許せず
恨んできたことへの謝罪があとからあとから涙と共に溢れてきた。
ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・。と・・・。
純粋だった私が・・心を閉ざしていくまでの過程を自分で体験して、はじめて理解したことだった。
そして私はその人達の痛みに「寄り沿う」ということを教えていただき、少しずつできるように
なってきた。
そして・・・その人達がいてくださらなければ今の私は存在しなかった。
あの痛みがあったから・・・私は今、人の痛みを自分のこととして感じることができるようになった。
そんな深い愛を教えてくださったのがその方達だったのだ。
感じることは時に痛いし辛いけれど・・・でも感じるということはとても
素晴らしいことだとはっきりといえる。
今世の中にはかつての私のように傷があまりにも深くて・・心を閉ざしてしまっている方達が
たくさんいらっしゃいます。
けれどその現実を目の当たりにしても私は悲しみに明け暮れたり、絶望感を抱いたり、
憤りを感じたりはいたしません。
なぜなら・・・人は必ず・・・大切なことを思い出すときがくるからです。
歩みの速度はそれぞれです。
だけど・・人間は本当に素晴らしいのです。
いえ・・・人間の魂の意志は本当にスゴイのです。
必ず・・・必ず・・・その人の準備ができたときに自らの魂が深く閉ざしてしまった心の扉を
開き・・癒しへのプロセスを歩みはじめていくのだということを真に信じることができるから・・。
それはほんとにいつになるかはわかりません。
でも・・必ず・・必ず・・「時」がくるのです。
それまで・・わたしはただただそっと京都のかたすみで、みなさまの幸せを願わせていただく・・・
ただそれだけです。
そして私は平凡で普通な毎日を大切に・・・ひたむきに生きていこう・・・
そうおもうばかりです。
大自然の恵みであるアロマセラピーとふれあう毎日の中で、私はやっと大きな鎧をぬぎ
誰の前でも「素」のままの自分でいられるようになりました。
そう・・植物達のように・・・。
なんにも隠すことなんてありません。
何を知られても・・何を見られても・・大丈夫なんです~~
傷つくこと・・・それは私の魂が私に与えた大きな大きな「愛」だったのです。
全ての人達に魂からの謝罪と感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとう・・ありがとう・・本当に愛を教えてくださってありがとう。
先ほども書きましたが、私はJHASの出逢うまで様々な場所に癒しを求めて渡り歩いて
きました。
けれど・・・もうそれはこの先ないことでしょう。
なぜそれが断言できるのか・・・。
ゆりあ先生がずっと一貫して伝え続けてきてくださったこと。
「答えはすべて自分自身の中にある。」
「師は自分の魂であり、すべての存在が師であるということ。」
「最終的には自分でしか自分を癒すことができないということ。」
誰かに癒してほしくて、、、ずっと高いところばかりみつめて、、、外へ外へと答えを
求めてきた私でしたが・・・私には私の一番近くに・・そうです・・私の魂こそが
私の心の導き方を・・・私が幸せになっていくプロセスを全部知っているということが
わかったからです。
魂は本当に素晴らしい~~~!!もちろんそれはどの人の魂も全く同じです。
魂に敬礼!