妹からメールがきて
母の認知が進んでいるように思うので一度実家にきてほしい
・・ということだった
先日母の姪が九州から京都に来る、、ということでどこかで待ち合わせしていたそうだ
けれど母はすっかりとその約束を忘れていて
約束したことすら覚えていなかったらしい
母は昔から毎日欠かさず日記と家計簿をつけていて
(私が物心ついた時には母は日記を書いていたので、おそらく母は結婚する前からつけていたように思う)
その日記にはちゃんと
「○○ちゃんから電話があった。○日に○○で会う約束をした」と記されていたのだった
昔のことは鮮明に覚えているみたいだけど、短期記憶がなかなかできないみたい
その他にも調理師免許を持っている母なのだが、最近料理がなんかおかしいらしい
例えばオムライスを作ったらただの白ご飯に卵をくるんだものがでてきたり
たけのこを茹でずに調理したり・・
最近そういうことがとても多くなってきたと妹が伝えてくれた
昨夜母に会いに行ってきたのだけど、自身の服装やら身の回りは相変わらずとてもこぎれいにしていた
ただ、、そういえば最近深い話っていうのかな?
以前だったら母に会いに行くと、母はとってもおしゃべり好きで友達もすごく多いので
「この前○○さんと会って、こんな話をして・・○○で・・・」と
一から十までいろんな話をしてくれたのだけど
そういう話を全くしなくなった
「こうじくん(夫)は元気でがんばってるか? まゆかは元気か? 福庄のお父さんとお母さんは元気か?」
・・というのを何度も何度も繰り返し聴いてくるぐらい・・
あとは私の話を「ふ~~ん、そうかぁ~~」と聴いている感じ・・
でももちろん私が話したことはすぐに忘れてしまう
「まゆっちが剣道部に入ったよ」というと「へ~~~!!!」って驚いて
また5分後ぐらいに「まゆっちが剣道部でがんばってる」という話しをすると
母:「まゆ、剣道部入ったん??へ~~~!!」と又驚いている
まゆっち曰く「何度も同じことで驚けるし新鮮でいいなぁ~」と・・・。
私はありがたいことに、先生やアロマ仲間のみなさんから実体験で認知症の親御さんとの関わりについて
これまで様々なお話を聴かせていただいてきたので、
確かに母がそのような感じになってしまって、切なくないわけではないけれど
とても事態を冷静に受け止められているように思う(今のところは・・だけど、、)
でも・・妹はかなりショックを受けているようで
話をしているとき少し涙ぐんでいた
妹の気持ちもすごくわかる
妹と相談して5月の半ば頃、一度母を病院に連れていこう・・ということになった
母にそれを伝えると
まるで子供のように顔をしかめて(こんな母をみたのははじめて・・)
「イヤヤ、、行きたくない・・私はどっこもおかしくない」
・・と言い張る
これも認知症の多くの方がそのように仰ることを知っていたので
「大丈夫・・健康診断みたいなもんやから・・これからも元気でいられるように一度いっておこう」
・・と伝えたけど、、まだ顔をしかめ首を何度もかしげる母だった
今、アロマ仲間や生徒さん達の中にもたくさんの方達が親御さんの介護に携わっておられる
妹や私はまだ「介護」というところまではいかないけれど・・
それでもみなさんの体験されたことから学ばれたことを教えていただけることは本当にありがたくて・・
又、「自分達だけじゃない・・みんなもがんばっておられるのだ・・」と思うと
すごく心強くいられる
そして、、、これは誰もが避けては通れない道・・であって、
老いは誰にでも必ずくるのであって、、順番だ
私もいつかは娘のまゆっちや、どなたかのお世話になる時がやってくる
そして妹も私も・・母には恩返ししてもしきれないぐらい本当にこれまで
愛を惜しみなくもらってきたし、、妹と私にとって母はずっとずっと心の強い強い支えだった
なので、今こそ母からもらってきた愛のお返しをする時なのかもしれない
優しく・・優しく・・接していけたらいいなぁ・・と思う(かなり鍛えられ、試されるだろうなぁ・・(^_^;) )
普段あまり妹と会うことはないけれど、こういう時姉妹がいるって本当にありがたい・・って思う
母は辛いことをたくさんたくさん経験してきた人なのに
そんなことを微塵も感じさせないぐらい明るい人で、よくゲラゲラ・・ゲラゲラ・・大笑いする人
そんな母の笑顔がずっとずっと続きますように・・
妹と協力しながら笑顔を忘れずに今後母と関わっていきたいって思う
幸いなことに妹の旦那さんのまっちゃんはかなりおもしろい人なので
まっちゃんにもお笑いにいっぱい協力してもらおう~
次なるステージとは・・「老いた親との関わり」なのかな?
容赦なくいろんなことがやってくるな・・(^_^;)
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