今日は久しぶりに実家の母のところにヘッドトリートメントをさせてもらいに行ってきました。
母は初期のアルツハイマー型認知症と診断されております。
まだまだ普通に生活していますが
少しずつ・・少しずつ・・忘れることが多くなっており
どのように言ったらいいかなぁ?
以前のような会話はできなくなりました。
当たり障りのないお天気会話のような会話のみです。
時折、ぼーーーーっとしていることも多くなってきたようです。
ただ、毎日40分ほどのウォーキングは欠かしていないそうです。
それと昔からとてもキレイ好きな母なのですが
今日もいつもどおりお家の中のお掃除・整理整頓もしっかりとされてありました。
アルツハイマー型認知症では、海馬(記憶や空間学習能力に関わる脳の器官)が
萎縮することにより記憶障害が起きると言われていますが
海馬の萎縮より前に嗅神経の機能が低下するという特徴があります。
母にローズマリーCT1の精油を何度も嗅いでもらったのですが
やはり最初全く香りを感じない・・というのです。
まずは横になってもらってヘッドトリートメントをさせてもらい
最後にたっぶりと「脳の施術」そして「後頭部のヒーリング」をさせてもらいました
「脳の施術」では大脳辺縁系内にある海馬や扁桃体をしっかりとイメージし・・
その部分がたくさんの光で包まれているイメージでヒーリングさせてもらいました。
「お母ちゃん、、お母ちゃん、、お母ちゃ~~~ん、、、お母ちゃんの脳・・蘇れ!!」
心の中で母の脳に語りかけました・・。(*^。^*)
ぐんぐん・・ぐんぐん・・指先からエネルギーが入っていきます
『お母ちゃんの頭・・こんなちっちゃかったっけ?』
会う度に身長も様々な身体のパーツもちっちゃくなっていっているように感じます
施術中母は時折お約束の「ぷぅ~~ぷぅ~~」を言いながら、
気持ち良さそうに眠っていました。
そして施術終了後、、もう一度ローズマリーCT1を嗅いでもらうと・・
母:「匂いする・・」と・・言いました。
更に、、目の輝きがもどっていて・・表情も施術前よりすごくよくて
ヘッドトリートメント、、脳の施術、、脳のヒーリングの素晴らしさを改めて実感いたしました。
香りは嗅神経を通じて、記憶を司る海馬にダイレクトに刺激を与えることができます。
この間の講座でもお話しさせていただいたのですが
人間の五感のうち、嗅覚の刺激は海馬や扁桃体がある大脳辺縁系脳へと伝わる速度が一番早いのです。
これは人間の祖先がもともと野生の哺乳類であったこととも深い関わりがあります。
野生動物は常に身の危険から自分を守ることを一番に生きています
暗闇の中で危険を察知するのは視覚ではなく嗅覚なのです
私達が食品を腐っているか腐っていないか判断するのは視覚ではないのですものね・・
みなさん一番最初にすることは
「くんくん・・くんくん・・」と匂いを嗅ぎますでしょ?
それも人間の本能からの行動なのでしょうね。
嗅神経や海馬は刺激することで再生の可能性があり、
反対に使わないと退化していく神経細胞といわれています。
日頃から脳を刺激して活性させることで退化を防ぎ、予防が期待できることがわかってきました。
特に再生能力が高い嗅神経を刺激することで、嗅神経細胞が再生し、
その刺激は海馬にも伝わり、海馬や周囲の神経細胞の働きが活性化されるのです。
精油の香りを日常生活の中で取り入れることにより脳を刺激し
又、精油の香りを嗅ぐことと併せて脳のヒーリング、ヘッドトリートメントは認知症予防に
欠かすことのできないとても有用なセラピーであると思っています。
また第2の脳と言われている手のトリートメントも一緒にやるとすごくGOODだと思います。
私自身、自治会のお仕事もかなり落ち着いてきましたので
もっともっと母のところに行ってあげたいです。
ホリスティックアロマセラピーを学んでいて本当によかった・・・。
またまた感謝が溢れた1日となりました。