相変わらず「囲碁熱」覚めやらない夫のこーくんは、時間がさえあれば「ネット対局」を
愉しんでいます。
「ネット対局」ということもあり、外国の人達ともよく打っているようなのですが、
対局が終わると一言、二言「チャット」で挨拶を交わしているようです。
先日のこと・・・
夫:「う~~ん、どうやって返事を返せばいいのかなぁ?」
てんてん:「なになに?」
夫:「相手の人が俺に「強いですね~」みたいなこと言ってくれてるんだけど・・・
「いえいえ・・それほどでも・・・」というのを英語で表すとどうなるんやろ?」
てんてん:「単純にサンキューでいいんとちゃう?
外国には「へりくだる」という概念はないからそんな英語はないよ。日本だけやもんな~。」
どうして?・・・いつから?日本人は「へりくだることへの美意識」みたいなものが
生まれたのだろうなぁ~。
以前、てんてんの知り合いの方にある贈り物をするとき、
「これ・・つまらないものですが・・・」と言って手渡すと
相手の方は日本人だったのですが、
「へ~~?つまらないものをくれるの?
はいはい!!もう一度言い直して~~」
と言われ、なんだか恥ずかしくなってしまって大慌てで言い直しました。
「これ~私がいつも気に入って食べてるものなのです。とってもおいしいんですよ~。
いつもありがとうございます~。」
・・・と言いなおすとその方は満面の笑みで
「ありがとう~」・・ととってもうれしそうに贈り物を受け取ってくださったのです。
あれ以来、てんてんは人に贈り物をする時は決して
「つまらないものですが・・・」ということはなくなりました。
人に誉めていただく時も
「いえいえ・・・そんなことありませ~ん。」・・・とは言わずに
「ありがとうございます!」と素直に受け取らせていただくようになりました。
こっちのほうがなんだかてんてんの性に合ってるみたい。
でも・・きっと日本も様々な歴史の流れの中で「へりくだる文化」が染み付いた
のだと思うので、なんでそうなったのか、おもしろいから知りたいなぁ~なんて・・・
思ったのでした。
夫の話しにもどります。
てんてん:「いつも英語のお返事で悩んでるやん?一度日本語で返してみたら?」
夫:「そうやなぁ~」
・・・そしてある対局が終了した後、夫は日本語で挨拶すると
相手の方も日本語で返してくださったので
夫が
「日本の方ですか?」
・・と質問すると
「いえ、私はアメリカ人です。」
と日本語で返ってきたのです。
これまで必死で慣れない英語で返してた夫だけに・・・なんだか笑えてしまいました。
てんてん:「この際、英語も勉強してみたら?一石二鳥やん!」
夫:「そやなぁ~」
・・・・ま・・きっと勉強しないと思いますが、なんだか囲碁を通していろいろ愉しんでいる
夫こーくんなのでした。