サンクトペテルブルグの現在の聖イサアク大聖堂はアレクサンドル1世の時代に建造されたもので、フランス人宮廷建築家オーギュスト・ド・モンフェランの設計による。1858年まで、40年の長きに工事が行われた。ソ連崩壊後、大聖堂としての活動を再開し、祭日における奉神礼が行われている。従来のロシア・ビザンチン建築様式(ギリシャ十字の平面プラン、中央部に巨大ドーム、四方に小ドームを配置する)を基本に新古典主義様式によるファザードで建設された。壁柱や床、彫像は様々な色彩の花崗岩や大理石による。
夜の大聖堂
大聖堂と右が隣接するホテル・アストリア。第二次世界大戦のレニングラード攻防戦では、アドルフ・ヒトラーが、レニングラード陥落後の祝勝会をこのホテルで行おうと考えたと言われる。
大聖堂内部
(有料)螺旋階段を上り、上部へ行くことが出来る。
一部改修中。木製の足場。