選手も観客も運営も、所詮は支那人

いや、支那人でしょ。

 北京で観客大騒ぎ/五輪へ向けマナー懸念も
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050730000362

 【北京30日共同】29日夜に当地で開催されたバスケットボールの国際大会の中国-プエルトリコ戦で、観客がプエルトリコ選手に物などを投げつける騒ぎがあった。2008年北京五輪開催を控え、スポーツ観戦のマナーの低さが懸念されている。

 騒ぎは中国のリードで迎えた試合時間残り1分30秒を切ったころに起きた。プエルトリコ選手のファウルが原因で両チーム選手が乱闘。観客は中身の入ったペットボトルなどをプエルトリコ選手に投げつけた。同国選手は武装警察官らに守られて退場。試合は91-80で中国の勝ちとなった。

 中国バスケットボール協会の李金生・広報官は「五輪開催地の責任者として、今回の騒ぎは非常に悪質で由々しき問題。十分対策を行い、再発防止に努める」と話した。

 中国では昨年、サッカーのアジア・カップで日本選手に激しいブーイングが起きるなど、スポーツ観戦のマナーが問題になっている。

中国人の野生を世界中が認識したアジアカップからもうすぐ1年が経ちますが本能を理性で押さえ込む術はまだ学んでいません。北京市はオリンピックに向けて、ずーっと"文明化"に力を入れてきましたが、何の効果も上がっていませんね。

両チームの衝突は、試合が最終クォーターの残り1分28秒に差し掛かったところ、中国チームの易建聯が連続でシュートを外し、ボールを取りにゴール下へ向かって行ったところ、ボールを取り合っていたプエルトリコのセンターのファウルらしいです。その後易建聯が殴り、双方の選手が控えも飛び出して一気に衝突へ。

現場にいた係員が何とか双方を引き離したものの、野性に目覚めた観客がペットボトルをプエルトリコの選手に投げ始め、騒ぎは15分後ほど続きます。結局大会当局が呼んだ100人近い武装警察が事件を収束させました。

共同より、こっちの写真の方がいいかも。

http://post.baidu.com/f?kz=27664849
http://www.supstar.net/p.php?id=234

保安や公安では手に負えず、武装警察が出ないと収拾できなかったほど観客や場が荒れていたのかは、それらしい記事や掲示板の書き込みを見つけられなかったので何とも言えませんが、CCTV5が生中継をぶっちぎったらしく全国にお見せできない部分もあったのでしょう。プエルトリコの選手は椅子をかぶりながら退場したそうですし、無防備では怪我をするようなモノも飛んできたのかもしれません。

って、写真を見たら公安は積極的に止めに入ったとは言いがたいですね。おいおい。しかし、武警呼びますか。

私はアジアカップの初日しか観戦していないのですが、入り口は金属探知機と公安、荷物検査の厳重警戒でした。ペットボトルはもちろん没収です。国際大会ですし、オリンピックに向けて威信を見せ付けたかったのでしょうが、結果はご存知の通り。ペットボトルの持ち込みすら禁止していない大会当局の意識にも問題はあります。どっちにしろ投げられるものは全て投げる集団ですから。

しかし、一番の問題はファウルでキレた選手です。この試合は姚明が観戦していましたが、彼なら手を出しましたかね。11点差ですよ。

で、中国バスケット協会副主任のお話。

「2008年のオリンピックで、この様な悪質な事件が起きれば、中国の国際イメージに対し、非常に悪い影響がある。しかも、中国チームが先に手を出したのだ。ファウルにキレるなんて冷静じゃない」

そうなんだどね。これから厳しく教育するとか、絶対同じような事件は起こさないとか言っても、結局同じことの繰り返しですね。

相手が日本だったら、もっと燃えちゃうんだろうなあ。


追記(08/01/02:18):写真が見つかりました。観客は嘲笑しながらプエルトリコ人の退場を見送っていますね。

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「入常」は外交カードにはならない

町村外相:「分担金削減世論強まる」理事国入りで“脅迫”
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20050728k0000e010058000c.html

【ニューヨーク高橋弘司】「常任理事国になれなかったら、国連分担金を削減すべきだという世論が広まるだろう」。町村信孝外相は27日、国連本部での記者会見でこう発言し、分担金を盾にした“脅迫”との憶測も呼び、波紋を広げている。

 日本は04~06年分として、米国の22%に次ぎ加盟国中第2位の約19.5%を拠出。常任理事国入りを目指すキャンペーンでも「国連への財政的貢献」を強調してきた。このため、英紙フィナンシャル・タイムズ記者が「日本の試みが失敗した場合、財政的貢献を減らすべきだという国内圧力は起こるか」と質問した。

 町村外相は「日本政府の考えではない」と断りながらも、日本で約1週間前に行われたタウンミーティングで「常任理事国入りできないなら、国連への拠出を思い切って削減すべきだ」との意見が出たことを紹介。「このような世論が急速に広まるだろう」と答えた。

 別の外国人記者が「それはある種の脅しと考えていいのか」と突っ込むと、町村外相は「そのような国民の気持ちが強まるのは客観的事実だ」と重ねて強調した。

 これを受け、AFP通信が「日本外相が分担金削減を求める国内圧力に直面と警告」と報じたほか、ロイター通信も「日本が分担金削減の恐れ」などと伝えた。

 国連分担金は加盟国の支払い能力、国民所得、人口などに基づき規定し、定期的に改定されている。米国が80年代に巨額の国連分担金を滞納し問題となったことがある。

という訳です。GJ。終わり。

もとへ。町村外相は以前に「国連には財政的貢献をしているし、赤字国債を発行してまで途上国にODAを出しているなんたらかんたら」と発言していました。それに噛み付いてきたのが中国。ほーら、みんなの大好きな孔泉の写真付きだぞう。(ブラクラ)

http://gb1.chinabroadcast.cn/3821/2004/09/22/148@307388.htm
http://www.fmprc.gov.cn/chn/xwfw/fyrth/t160089.htm

「国連安保理は役員会ではない(安理会不是董事会)」、「払った会費の多寡で組織される訳ではない(不能按交納会費的多少决定其組成)」と毎度毎度念仏のように。というか調べてみると昨日今日言い始めたのではなく、少なくとも去年から孔泉やその不愉快な手下たちが何度も同じ事を言い続けていました。いわゆるG4の動きが活発になってからです。

つい先日には外交部長の李肇星が「国連の権力は第二次世界大戦の結果によるもの」で「ある国は今なお第二次大戦をはっきり認識していない」と日本を念頭に置いた発言をしています。

第二次大戦の戦勝国は中華民国で、国連の分担金を滞納気味の常任理事国が何を言っているのか、日本のODAをアフリカにばら撒く以外に能は無いのか、という向きもあるでしょうが、ここではそれには触れません。

3月の署名運動に始まり、四川のヨーカドーから北京、上海の日本公館襲撃も、発端は「日本の国連常任理事国入りという妄想を打ち砕くため」でした。暴動によるツケは大きく、商務部の心配は的中。(日本語)(中国語)その反動からか、台湾行きの予約が取れません。

何らかの手打ちを行うか、日本からODAとは異なった資金提供を受けるための外交カードとして使う気がなければ、中国の日本の常任理事入り阻止は自国の利益になりません。国是なら話は別ですけど、さすがに反対を明言した韓国ほどイカれてはいないでしょう。その辺はさすが大国です。

中国の思惑は計りかねますが、日本が常任理事国入りを熱望していると踏んでいるなら、1年の手間と日本国を挙げた壮大な釣りに中国はまんまと引っかかってしまったのではないでしょうか。ついに「外交カード」としては使えない事を宣言し、悠々分担金を大幅削減できるようになりました。

ちょっと牽強付会ではありますが、町村外相就任からの壮大な釣り説はいかがでしょう。欧米がカネづるに去られては困ると日本を引き止めるか、中国がどう言い訳をしてくるかは知りませんが、入るも入らないも日本にとっておいしい展開だと思いませんか。出来れば敵国条項削除も一緒にお願いします。
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怪病は「コントロール」できたのか

2002年の暮れごろに広州をフラフラし、2003年の春に北京にいた男はまだ生きています。大丈夫です。

死亡者が昨日から5人増えて24名(感染117名)、退院5名となりました。着々と増えていますが、どうしましょうか。死亡率は脅威の20%、特効薬もなしで、現状は抗生剤に頼るしかないと早くもお手上げ感ありです。

四川省は変種の可能性を示唆しています。感染速度と感染者の数が異常であることから毒性が強まっていると見ているようですが、患者には豚を生業にしている農民が多く、彼らの治療の遅れが死亡率を押し上げる一因になっていると言いたげです。

香港の専門家はそうではないと言いたいが、口止めされているのか奥歯に物が挟まったかのような曖昧な物言いながら、過去に見られた連鎖球菌とは違うことを匂わせています。

効果的な治療薬が無いのに、どうやって5人が退院できたのかがよく分かりませんし、豚連鎖球菌なら死体に黒い斑点が現れるのかも不明。当局が「既に豚に対してエサに混ぜた抗生剤による予防措置を取っており、問題ない」というのなら、どうして今週になって初めてこのニュースが出てきたんでしょうかね。
 四川「怪病」 有効な治療方法はある
http://news.sohu.com/20050727/n226458491.shtml

なんか素人さんが豚小屋洗浄してますけど。

1998年に長江下流域で豚連鎖球菌が人間、家畜の両方に爆発的に感染した際に、専門家として派遣されていた、上海市公共衛生中心副主任で復旦大学盧洪洲副教授は「既に治療方法はある。あそこの医者は連鎖球菌について知らないんだ」。豚連鎖球菌についての経験もあり、研究も国際水準にあると力強く語っています。そんな事件は初耳ですが、私が知らないだけですか?

「当初(当局発表で6月24日)は伝染病の症状とは分からず、治療の困難な病気として治療していたところ、7月15日になって人が亡くなり始め、資陽市疾病防控中心が関心を持ち、伝染病との疑いを持つようになった」

一応の説明は付いていますが、そうするとその間ずっと伝染病は野放しになっていた事になります。全然言い訳になってませんが。現場の医者のレベルが低いんだ!ということですか。

ところで、記者が普通に取材しているみたいなんですが、もうコントロールできているんでしょうか。さすが国際水準は違いますね。外交部もタイミングよく夏休みのようですし、中央の発表を待ちます。


追記(20:29):
香港文匯報からです。()感染し殺処分→埋葬されたブタを掘り返し、売っていた商人3人が拘束されました。また勝手なブタのを禁じる通達を出したようです。目下のところ、処理の途中で感染した例しか見られないため、これを禁じれば大丈夫だという安全宣言のつもりでしょうが、中国の出す「安全宣言」ほど不安なものはありません。

「大多数の中国人はそういった場に接することは無く、健康なブタは食べてよい」なんてお達しを出されて、はいそうですかと食べる人なんていますかね。
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ブタ連鎖球菌認定が余計怪しい

死亡者が19名まで増え、依然17名が危険な状態にある、四川資陽の「怪病」。当局は豚連鎖球菌と発表しましたが、これは全世界で200例程度しか感染例が報告されておらず、北欧と南アジアでしか報告されていない病気です。また、当局発表ですから、5倍から10倍は存在するものと見ておきましょう。

感染したのはほとんど豚を扱っていた農民とされていましたが、ここで挙げられている患者3人は、いずれも突然死した豚を食べていたとなっています。特に黄中言なるおじさんは、病死した豚の肉50キロを30元で買い家族で食べて、母親と一緒に体の不調を訴え始めたとか。貧乏+無学がそうさせるのでしょうか。いや、無学だろうと危ないことは農民としての経験で分かるはずですから、貧乏が勝ったという悲しい現実かもしれません。気軽に食っちゃったと信じたくないからなんですけど。

http://orientaldaily.com.hk/srch_result/491871_btm.html
http://orientaldaily.com.hk/srch_result/491863_btm.html

発病して9時間で死亡した感染者の家族談では、まずめまい、その後全身に痛み。亡くなる前から体が段々青くなり、死亡後は全身が青くなる病気とはなんでしょうか。

香港は豚肉の最大供給地である資陽産の購入を停止し、湖南、湖北から仕入れるようです。資陽市も昨日やっと出荷停止したとか。一昨日までは普通に出回っていたんですね。こわ。

=====

今のところ

エボラ(博訊網)
豚連鎖球菌(当局)
ペスト(QQQQさん説)
SARS/中国肺炎(ソース失念)
鳥インフルエンザ(米国マスコミ)

の5つの説が、病気の原因として挙がっています。当局の発表どおりでも突き止めているというわけではありませんし、変種の疑いもあります。現段階では人から人への感染はありませんが、とっとと人民の動きを封じてもらえませんか。いや、日本政府にですよ。
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四川でエボラ発生?

 原因不明の病気で農民ら17人死亡 中国・四川省、12人重体
http://www.sankei.co.jp/news/050724/kok071.htm

新華社電などによると、中国四川省資陽市で6月下旬以降、病気の豚や羊を処分した農民らの間で発熱などを伴う原因不明の病気が発生、24日までに58人が発病し、うち17人が死亡、12人が重体となった。

 同省衛生当局は、病気は現時点ではこれ以上広がる気配がないとしている。患者は発熱、嘔吐(おうと)などの症状を訴えた後、意識不明となり、皮膚の中に出血が見られるとしている。

 香港メディアによると、香港の衛生当局者は、敗血症などを引き起こす連鎖球菌に感染した可能性を指摘しているが完全には特定できていない。

 四川省当局は家畜の処分を禁じるなど対策を強め、香港衛生当局も中国本土を訪れる市民に注意を呼びかけている。香港のスーパーなどでは、四川省産の冷凍豚肉販売を中止する動きも出ている。(共同)

地元成都晩報によると、6月24日から四川資陽市で55人が原因不明の病気で担ぎ込まれ、高熱、吐き気、嘔吐、脱力、皮下うっ血、ショック症状といった病状が出ており、一日に7本の注射を打たれた患者もいたとか。また30代から70代の患者に接した人間からの発病は報告されておらず、空気感染はしないようです。

が、実は原因不明じゃなくてエボラ出血熱じゃないのかと疑いが持たれています。

 四川省資陽の病気 エボラの可能性が噂される
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/07/200507250107.shtml

みんなエボラだと思っているが、当局はエボラという単語を使わせないという記事です。症状を正直に伝えているので意味が無いと思いますが。正確には死体に現れるはずの症状が少し異なりますが、既に変異しているとも考えられます。死体が真っ黒になる病気って何でしょうね。

3月下旬に深圳の税関係員が感染したと報じられた際も中共は報道を規制してましたが、4人の患者の症状がエボラの特徴と見事に一致していました。(これを隠すためにあの4月暴動が起こったという噂も)

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 四川怪病で17人死亡 遺体の全身が真っ黒に
http://www.epochtimes.com/gb/5/7/25/n996689.htm

当局は既に患者を人民病院へ送るよう指示を出しています。これは民間病院からの情報漏えいを危惧してのことでしょう。

また、家の豚が突然死んだので、10人家族でこぞって食べたところ、おじいちゃんが発熱で入院した家庭もあるようです。当局の防疫部門は「食べずに埋葬するように」と指示。専門の施設で処理しないんでしょうか。

この情報に香港も危ないと察したのか、四川産冷凍豚肉の流入をストップさせています。四川を訪れていた香港の新行政長官曾蔭権は「既にコントロールしているものと信じている」と発言。根拠なしですかそうですか。

SARSの感染情報を隠蔽して、旅行者によって伝播させたのが2年前ですが、下手すると二の舞どころか空前の惨事に発展するかもしれません。

ところで、2年前に中国から日本に輸入されたアヒルの冷凍肉にH5N1ウイルスに感染していたとする日本人研究者の発表が、日本で報道されていませんが、大丈夫ですか。
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