中国のニュースを翻訳してますが何か
中国という隣人
SAYURIを観てきました
ここの所、ヤマハが軍事用に転用できるラジコンを売った事が発覚したり、中国青年報系列の雑誌が停刊になってメディア統制に拍車がかかっていたり、重い展開に正直ついていけません。ついていけないのは、私の頭の処理能力が追いついてないからだという説が有力です。
一部国家で話題沸騰の作品、SAYURIの感想でも書いてお茶を濁しておきます。今さらとか言わないように。
公開が27日までというのは私の勘違いだったようで、何を慌てて観に行ったのかと。多少ストーリーに関する部分に言及しますので、ネタバレがお嫌いな方はこれから先は読まないことをお勧めします。
おバカさんご執着の「中国人女性が日本人男性に組み敷かれる」シーン、ありました。相手は渡辺謙ではなく、ケリー・ヒロユキ・タガワ(パンフレットだと何故かケイリー)だったりしますが、どっちみちおバカさんにとっては許しがたいシーンでしょうね。
もちろん過剰反応であることには違いなく、だったら登場した瞬間から売春婦モード全開のコン・リーは良いのかと。
デビュー直後アメリカに向かった章子怡が狙い撃ちされたのは言うまでもありませんが、そこは見捨てられたと感じてしまう自信の無さではないかと思います。実際彼女の大陸における評判は宜しくないようですし。気に入らない人間は何でも漢奸にすりゃ良いってもんじゃないんですが、無理でしょうね。一番ダメダメなのは、過剰反応してしまう当局ですが。
映画全体の雰囲気ですが、戦前が舞台なのに近未来的退廃感が漂っていたように感じました。混沌とした時代を表したかったのか、やけに狭っくるしく感じましたが、舞台は京都らしいのであんなものと言えばあんなものかも。京都という単語は出てこなかった(はず)ので、京都をベースに新しい都市を創ったというところでしょうか。
私の好きな野宮神社近くの竹やぶも出てきました。私は大学が京都にありましたが、学生時代にはそういうのには見向きもしませんでした。何ともったいない事をしたかと今でも悔やまれます。神社仏閣に足繁く通う10代もどうかと思いますが。
細かいことを言えばそりゃ粗はあるでしょうが、野っぱらで御前会議を開いていたパールハーバーよりはよっぽどマシでしたよ。うるさく言えば、馬がサラブレッドだとか、高下駄履いてたとか、そもそも中国人が日本人を演じてるとか。あと、字幕がなっちなのは別の意味で問題かも。
結論としては、大後寿々花かわいいってことで。
追記(01/28/13:51):
敏感?エロくないでしょ。じゃあ何が敏感なのよ
http://star.news.sohu.com/20060127/n241628779.shtml
映画関係者さんの好文。要約すると「おまいら映画観てないんだろ。オレは観たんだが、観てもいないのに内容にケチ付けるし、ニセのスクショにだまされて一緒になって煽るわ、おめでてーな。何でも戦争に結び付けてんじゃねーよ。てか、今度"Promise"って映画で、セシリア・チャンも日本人と絡んでんだけど何か」といったところ。反応は推して知るべし。
他の部分はともかく、「観てから文句言えカスども」と言ったのは初めてではないかと。李肇星に「教科書嫁」、孔泉にも「人権報告書嫁」と言ってあげてくださいな。
コメント ( 16 ) | Trackback ( 0 )
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アイコラじゃなかったんですねえ。
チャンチーも小燕子2世になりそうな予感がしますが〔笑〕
いるんですよ。宮内庁に拝観の申し込みをする桂離宮をはじめ、市内の神社仏閣はガイドブックの9割近くを拝観した自信があります。
でもあまり行きすぎて、メジャーな所以外、記憶のカケラもありません。
>過剰反応
要は見る側の受け止め方次第でしょうから、黙って上映させて世間の反応を見るくらいの余裕が、当局に欲しいですね。
「芸者」が外人サンに誤解を生まない描写になっているかとかが気になりますが、もう一人の健さんを見る予定にしています。
王毅大使もご推薦なので。
最初は「日本人役を中国人女優が奪った」と喜んでいたのでしょうから,そこで満足していればよいものを。くれぐれも怒りの矛先を日本に向けることなく,米中間で低次元の争いに終始して頂きたい。「人民の声が上映中止に追いやった」と溜飲を下げる向きもありましょうが,批評,非難,規制,検閲,弾圧の区別が限りなく曖昧な大国は悲しい。
遅ればせながら観てまいりました。12月日米同時上映なのに、この世間についていけてない感はなんでしょう。
日本人の批判は、奇妙な衣装やセットに向けられる。
アメリカ人の批判は、役者が話す微妙な英語に向けられる。
中国人の批判は、日本人を演じている中国人に向けられる。
国によって、見るところが違うみたいですね。
>xiaoxiongmaoさん
ツィイーはヴィッキーのように政治的な失点はありませんけど、いい感じに嫌われているみたいなので、その日も近いでしょう。新華社は何とか落ち着けようとしてましたが、無理だからこその上映延期なのでしょう。
オレ的芸能人ランキングで章子怡ワースト2位
ttp://ent.sz.net.cn/fashion/2006-01/26/content_187862.htm
中国の井筒「章子怡はハリウッドの安い労働力」
ttp://ent.people.com.cn/GB/4065171.html
>パンダさん
海外へ行くと足が向くんですけど、国内では何となく時間の無駄なような気がしてました。理解が足りなかった。今では反省している。今後は見直してまいりたい。
ここだけの話ですが、王毅大使は昨日無事に日本に戻ったそうですよ。産経の朝刊にベタ記事で載っていたので、内緒でもなんでもないですけど。明日から公開の『単騎、千里を走る』はもちろん、閣下の帰国後第一声にも注目です。
>閑話休題さん
日本軍のエキストラには留学生も含まれているそうで、聞いた話ではどこからともなくオファーが来るとか。金に困ってる訳でもないのに、お前ら100元程度でそんなの出るなよと。親兄弟が観たら泣くぞ。
メディアには映画に対する冷静な批評が多いようですが、これも世論を落ち着けようとする意図があるのでしょうか。
めんどくさいから中国人の中国人による映画、『文革』を作ってあげてはどうでしょうか。日本政府が全面的に資金面でバックアップ、上映時間は『戦争と平和』も真っ青の8時間、続編『Tiananmen』やエピソード0『Great Leap Forward』(大躍進)も制作決定。日本人は喜んでお手伝いします。
当局にしても,その他大勢のエキストラに日本人を使うメリットはないでしょうから,日本人青年を少しでも感化できればという陰謀ではないかと。映画出演の嬉しさも手伝い,「被害者の心情を知った」などと訳知り顔で自分のブログにでも書くんでしょうなあ。つまらん映画に出演してケガでもしたら高くつくだろうに。
> 王毅大使は昨日無事に日本に戻ったそうです
言われてみれば,駐日中国大使館で春節の祝賀会を催す以上,その前に大使が戻ってくるというのは予想されるべき選択肢のひとつだったのでしょうね。まあ,逆に言えばそれが帰国の口実になったということで。じゃあ,小正月明けにでもまた帰国して,次は中秋節の前日あたりに戻って来いよ,王さん。長すぎますかねえ。
PS 同時上映は「わが青春のシャングリラ,チベットの思い出」
おお、そういう遠謀があったとは!草の根運動怖い。留学生ではありませんが、この辺↓に少しいらっしゃいます。
ttp://blog.goo.ne.jp/aquarellisute/c/561503cb46dbe15ccf70940f9766d90f
大使、帰ってきましたねえ。帰国前日に「江八点」発表11周年記念式典があったので、春節を口実にして慌てて帰ってきたのかも。外交部内部でも江か胡かでもめてるんでしょうか。
ttp://www.china-embassy.or.jp/chn/xsgxx/t233087.htm
などと言いながら,私も春節を祝いつつ,中国製の清酒「大関」を飲みながら既にホロ酔い加減です。追記でご紹介の記事を読みつつ,「見てから文句言え」「でもぉ,前評判で騒いだら延期だしぃ」「海賊盤あるだろ」「それってぇ表向き違法だしぃ」と,どのみち救われない中国人民に合掌。ほとんど,ニワトリと卵の禅問答ですね。
中国マスコミとしては開明的な方なのでしょうが,「歴史を歪曲したり民族感情を煽る映画」は規制されても止む無しだの,「今の日中関係に鑑み人民の怒りも理解できる」だの予防線張りまくりなのが微笑ましい。著者ご本人の真意は別として,この辺が中国の限界なのでしょうね。いや,悪いのはその著者ではなくて共産党ですよ。
さて,中国時間8時を過ぎました。毎年恒例,マンネリズムは紅白以上の「春節晩会」を見る時間です。今年は台湾に押し付けるパンダの短編映画もあるとか,それだけが楽しみです。パンダ命名の最終選考もあるそうですが,トゥアントゥアンとユェンユェンに決まりでしょう。酔いにまかせての複数投稿を陳謝,では良いお年を。
PS 中国人には下手な民主主義より共産主義がぴったり,というのが持論です。
忙しいなかお疲れ様でした.
うーん,まあ時代考証は置いておいて,いつものハリウッドよりはまともそうですね.
しかし,わざわざ映画館に足を向けるほどの...
ということで,DVDにします.
それにしても,映画にも気を遣わなくていけない政府って,それはそれで情けないかも.
民度と官度,どちらが低いのやら?
ネットの弊害にはあまり感心しないな・・・
の書き込み。
なんか名前を入れてなくても、
大体文体で誰がかいたか予想がつくのですがw
中華街を一歩出ると、大紀元の人が「中共はなんたらー」、「虐殺をやめろー」と叫んでらっしゃいました。日本は平和です。
>閑話休題さん
おお、鳴ってますか。こちらは中華街ですが、しっかり鳴ってました。でも、大晦日はやはり静かなのがいいかなあ。爆竹の場合は死人が出ますし。
どこの正月もめでたい。祝える口実が増えるのも良い事です。という訳で新年明けましておめでとうございます。温家宝も楽しそうです。これ、何てやらせ番組ですか。
ttp://news.sohu.com/20060128/n241641063.shtml
>トゥアントゥアンとユェンユェンに決まりでしょう
団団、円円ですか。いっそのことトントン(統統)とイーイー(一一)にすればいいのに。それくらい露骨に願望を出してきても、もう誰も驚かないでしょう。トントンは同同でも可。オリンピックでも使える仕組みとなっております。
>toorisugariさん
>しかし,わざわざ映画館に足を向けるほどの...
そこなんですよねえ。酷くは無いけれど、手放しでお勧めするほどの出来でもないし。
自国民に言い訳をして、仕事をしなければならない役者というのも情けないというか、かわいそうというか。
>Knownさん
相手して欲しいならそう言えばいいのに、名乗れないんでしょうか。文体というのはそれぞれに特徴があって、自分では意外と気付かなかったりするんですが。まあ、名乗るのが恥ずかしい名前しか持っていないのなら仕方ありません。面白いHNでありがとうございます。
>王毅大使は昨日無事に日本に戻った
閑話休題に習って「王閣下おかえり~」.
すこし寂しさを感じ初めていた頃に帰ってくるという,
なかなかの役者でございます.
重病では無いらしいです.まずは一安心.
(でも,痩せたって.やはり引きこもった?)
そういえば,今月号のSAPIOに,対日政策の転換について論じられていましたね.
対日カードに天皇の戦争責任を...ごにょごにょ
これが本当なら,
閣下の大々的な発表を近々聞けそうです.
と,それを見越してか,麻生外相が早速”釣り”に励んでいます.
この二人の交換日記にも期待できそうです.
まあ、IPアドレスでお分かりでしょ?(笑)
KnownもUnKNOWNも誰かだなんて
あの文体はクセがあるのですぐにわかっちゃいますよね
何かあると必ず地方出張していた人なので、今回もその一環かと思っていたんですけど。痩せた、という情報は気になります。
>麻生外相が早速”釣り”に励んでいます
麻生発言は個人的なもの、とする談話を出しまくって沈静化を計っているようです。外交部は春節中も連絡を取れるよう孔泉が携帯の番号を教えてくれてるんですが、今のところ過剰に反応しないようにとのお達しか、お言葉話。お年玉が足りなかったかな。
>Knownさん
残念ながらgooブログは全てにおいてシンプルなんで、誰が誰なのかわからないんですよ。それとは別の理由で引っ越したいなあと常々思ってるんですけど、ここはエクスポートも出来ないし。
成りすましやナナシで他人を装うのは、ネット黎明期からずっとあったそうですよ。自分で思っているほど簡単ではないようです。
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